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11.しまりのない仲間のカヨとサヨ

 

 やっとの思いだった。

 地下1階のステージでは、年上のお姉さんの魅力が存分に発揮され、愛撫攻撃がほとんど通用しない大人のレディに、大苦戦を強いられていたのであった。

 精力ばかりでなく、体力まで温存させなければ、力尽きて射精の憂き目に遭う。

 体力が尽きると、体位攻撃ができず、愛撫でダメージを与えられないので、逃げ続けなければ、絶体絶命となるのである。そして、逃走確率を上げるためにも体力が必要となるため、結局逃げ切れずコンティニューをくり返してしまうのだ。

 こうして、何人もの俺が、夢の世界で新しい年上のお姉さんを彼女にして、一生、毎晩交わり続け、快楽の藻屑と消えていったのである。

 だが、途中から、なんとか軌道に乗り始める。

 体力を温存させながら敵を倒し、館の内部を巡っていくうちに、そこそこレベルも上がり、体力値自体も増え、色気たっぷりの年下キラーたちを相手に、十分に渡り合える強さを手に入れていった。

 結果、どうにかこうにかではあるが、この地下1階ステージを攻略することができた。

 そして、地下二階に降りる。

 そこで出てくる敵は、地下1階よりは強力ではあるが、それはおおむね、長い長い経験と、それによって培ったあまりに高い精力によるものであり、愛撫も体位も通用する相手に戻ったので、実は上の階よりも戦いやすいのだった。

 ここで出てくる敵たちは、40~80歳くらいの超熟女である。自分の母親や祖母くらいの人を相手にする。

 マザコン男子であれば、こうした敵たちにも一定の魅力を感じて、精を吐き出してしまうのだろう。

 だが、あいにく俺にはそんな趣味はない。

 肉体は確実に衰えてしまった相手。ただ、毎晩のようにダンナと交わり続けてきた相手だけに、なかなかイッてくれず、各戦闘はどうしても長期戦になる。しかしそれでも、回復さえしっかりできれば、なんなくスルーできる敵たちである。

 言ってしまえば、俺にとって地下2階の敵たちは魅力的に映らず、陽子をあきらめておばあちゃんに毎晩抱かれることは、悪夢でしかないのである。そのため、気持ちが緩むことなく、なんなくこのフロアの敵たちを平らげることができそうなのだった。





 えっ……

 俺は一瞬、目を疑った。

 おばちゃん、おばあちゃんばかりが出てくる中で、今、俺の前に立ち裸った相手は異色であった。

 若いのである。

 いや……よくよく見れば、若い女性というより、熟練した女体といった印象が強い。

 大半は40代以降の女性が敵となるが、この「締まりのない仲間のカヨ」と「締まりのない仲間のサヨ」だけは、異色を放つ妖艶さを兼ね備えていた。

 彼女たちは、このフロアではめずらしい、30代の熟女なのだった。

 ああ……

 もし、このフロアのオババ率がもっと低く、三十路率がもっと高かったなら、俺はこのステージの攻略に大苦戦を強いられていただろう。

 厚化粧で顔の毛穴を隠し、たるみ始めた大きな乳房、出っ張ったお腹、肉付きの良い全身は、2人とも共通している。

 この年代になったとたん、女性は、基礎代謝が急激に落ちる。男性は40を境に、そうなる。

 基礎代謝が落ちるということは、食べれば食べた分だけキッチリ太るということである。運動をしっかりやって体に筋肉をつけない限り、ただ生きているだけで消費するカロリーは激減、食べるものが以前と変わらなければ、どんどん脂肪として蓄積されていく。

 カヨもサヨも、このフロアの中では年少の部類に入る。経験は、さらに10年20年と夫との性交を重ねてきたおかーちゃんたちには、まだ及ばない。

 しかし、それでも30代女性は、まだまだ若々しく、肌の感触も心地よさを残している。その「比較的若い」魅力と、熟練した経験の丁度よいバランスは、俺の心をくすぐり始める。中年女性ばかりを相手にしてきたために、ことさらに新鮮に思えるのだ。

 しかも、カヨとサヨの2人がかりでの戦闘となった。





「んっ……」

 俺はカヨに唇を奪われ、脳天がジンジンするような心地よさを覚える。

 その隙にサヨは、変則松葉崩しの体勢に入り、自分からぐりゅんぐりゅんと腰をグラインドさせて、ペニスを快楽に晒し始める!

 サヨは腰だけを上下左右前後に巧みに動かし、熟練のテクニックで一気に俺を追い詰めにかかる。

 カヨは俺の背後から抱きつき、舌を絡めてのキス攻撃だ。

 こちらはカヨの頭を、サヨの太ももを愛撫して応戦する。

 だが、妖艶すぎるサヨの腰つきは、もはや20代の熟練テクニックを、遙かに上回る「こなれきった」動きなのだった。





 カヨによるフレンチディープキスは、俺の脳天をとろけさせ、体の力を奪い続けた。

 同時に彼女は、俺の両胸を優しく撫でさすり、揉みしだき、乳首の敏感なところを素早い指先でコチョコチョとこねくり回してくる!

 カヨもサヨも既婚者のはずだ。しかし、結婚する前には、数え切れない男性を相手にし、キスのテクニックも体位のテクニックも、若いねーちゃんたちとは完全に一線を画するレベルにまで達していたのだった。

 それに加えて、夫との性交を毎晩行い、それでも欲求不満がたまって、手当たり次第に誘い誘われ、夜は夫と、昼はあまたの男性と、セックスの享楽に我を忘れ、ついには熟練すぎる性豪となってしまった次第である。

 結果、完全に締まりのなくなった三十路女性たちは、俺の夢の中にいざなわれ、年上過ぎる魅力と、こなれすぎた経験値を武器に、2人がかりで迫ってくるようになってしまったのである。

 何らかの理由で、彼女たちに子供がいないことも、締まりがなくなった理由なのかも知れない。

 人妻の魅力は、このフロアの敵たちを強めているけれども、40代や70代の相手は、すでにそのオンナから何人かの新生児を通しているので、その分攻撃力は、肉体の衰えとともに低くなり、俺としても戦いやすかったわけだ。

 だが今は違う。

 カヨとサヨという性豪2人を相手に、俺は完全になすがままになってしまっている。反撃の愛撫攻撃も、高すぎる2人の精力にはまったく追いついていない。





 カヨの口は、すでに数え切れない男の口を吸ってきた熟練であり、また、数え切れない男根から精液を吸い上げてきた経験も多数。

 性に不慣れな若すぎる高校生男子を手玉に取ることくらい、いともたやすいことなのであった。その執拗なキス攻撃は、踏ん張ろうとする俺をとろけさせ、ガードを甘くしてしまうのであった。

 そこに容赦なく、サヨの変則体位が襲いかかる!

 サヨはなまめかしい腰使いでグリングリンと腰を駆使し、内股で俺の脚を撫でさすりながら、執拗にペニスをオンナでしごき立ててくる!

「あはは~、若いわー……いい気持ちー……若い子って興奮しちゃう~」

 サヨの腰がどんどん速くなっていった。

 カヨの軽いタッチでの乳首攻撃は、ピンポイントで俺の性感を高める。その刺激は全て、ペニスへと凝集されてしまうのだが、そこに待っているのは、どんな男でも昇天させる熟練のオンナと、これを駆使した凄艶な腰使いなのであった。





「ねえほら……精子出してもいいのよ~?」
「クスクス……10代20代とエッチばっかり毎日していた私たちに、ちょっと経験が他の男子よりも深いだけの男の子が敵うわけないじゃない。さあ、私たちと一緒に、気持ちよくなって?」

 オンナの締まりがさらに強くなる。

 カヨと交代で挿入しなければ俺を射精させることはできない、というのなら、矢継ぎ早に交代していただろう。

 だが、俺の精力はサヨの腰使いだけで激減し、さらに、カヨのキス&胸板責めによって弱体化しているので、このまま一気に射精させてしまおうと2人は考えていた。

 結婚前にセックス慣れを十分に果たし、夫ができてからも、夫とそれ以外の男性たちと交わり続けてきた彼女たちにとって、俺のレベルなど物の数ではないのだろう。

 それを言えば、40代以上のおかあちゃんたちも事情は同じなのだが、いかんせん年齢による衰えは隠せず、俺は難なく彼女たちに勝利してきた。

 しかし、三十路の凄艶な魅力をたっぷり保持した若い人妻たちでは、事情が違うのだった。

 俺のガードを瞬時にして外し、全身愛撫でくすぐられ、その快楽が股間を疼かせ、そこにサヨの止まらない腰使いがいやらしく蠢いて、精液を吸い取ろうと、ぐにぐに大きく動いている。

 これでは、こちらの精力が限界まで一気に削り取られても仕方ない。





「ほらほら~。オッパイ大きくて、やわらかいでしょう?」
「ううっ!」

 サヨは乳房をしっかり俺の背中に張りつけ、肉をつぶしながらなまめかしく背中を這い回った。

 多少垂れ始めていても、まだまだ現役の乳房。そのやわらかい弾力は健在だった。

 前後から挟み込まれ、逃げることも、体勢を変えることも難しい。腰を引いてサヨから逃れようとしても、カヨは太ももで俺の腰を押し返し、挿入地獄から脱出させてくれない。

 こちらも愛撫や体位攻撃で、カヨをかわいがり、サヨにピストンをしかけるが、この程度の刺激は飽きるほど身に受けている2人なので、たいしたダメージにもならない。

「イキなさいよ~。私のおま●こで気持ちよくなってるんでしょお~?」
「あははっ、男の子ってかわいいわぁ~どんどん感じてるのが分かるんだもん。」

 この2人を相手にし、勝てると思ってしまう当たりが、俺の未熟さなのだろう。そして、カヨもサヨもそんなことはとっくに見抜き、一気に精力を奪い取ろうと、動きを速めていく。





「あはーん、ほら~ん……精子ちょうだいよお!」
「うっくそ……負けな……むぶっ!」

 抵抗する俺の口を、カヨがしつこく塞いでくる。首筋に吸い付き、ゾクゾクした快楽を与えたかと思うと、すぐさま俺の口腔にやわらかな舌をねじ込んでくる。

 こうやって抵抗を奪い、サヨのオンナの快楽をダイレクトに受け続けることになった俺は、三十路2人にいいように手玉に取られていく。

 サヨはぐっちょぐっちょとペニスをしごき立て、右に左に、上に下にと、腰をひねってはペニスを新鮮な快楽に晒し続ける。

 俺の精力は底を尽きかけていた。





「もうすぐイッちゃいそうだね。」
そういってカヨは、じっと俺を見つめていた。

 気持ちよさそうに打ち震える高校男子に対して、すでに勝利を確信している、不敵な目線だった。

「あは~ん……出してえ♥ おまん●にいっぱいちょうだいよぉ!」
サヨの腰つきがさらに激しくなる。

 そこそこに若さを保っていながら、かわいげのある30代人妻。

 それに20代では、未婚では、決して醸し出せない妖艶な色気と、慣れきったセックステクニックを存分に駆使して、その魅力を叩き込んでくる。

 もう、射精してしまいそうだ。

 きゅ~~んとくすぐったい疼きがこみ上げてきて、もうすぐ敗北してしまう。

 いや……だめだ! 陽子のために、ここで負けるわけには行かない。

 陽子が好きなんだ。

 確かに女としては、若さを保ちつつ女子高生では絶対醸し出せないテクニックを有している、カヨサヨの方が上なのかも知れない。

 それでも……この三十路の魅力と気持ちよさに負けて、イッてしまってはいけないんだ。

 俺は渾身の力で踏ん張り、射精をガマンしようとした。

「かーわいい。でも、ダメだよ?」
「うわあああ!」

 踏ん張ろうとしてくるところに、カヨの乳首くすぐり攻撃が苛烈さを増す!

 そして、リズミカルにオンナでペニスをしごくサヨの動きが、ますますくねくねと妖しさを増していった。

 数え切れない男根を昇天させ、毎晩のようにダンナを参らせるサヨの膣は、収縮自在で、レベルも高く、最高度にヨくなっている。

 まだ不慣れな俺のレベルでは、到底太刀打ちできるものではない。

「あぐっ!」

 びゅくう! びゅくびゅくっ!

 大量の精液が、締まりのない仲間のサヨの膣内にほとばしる。

「あーはは……出ちゃってるね。」
「気持ちよさそうな顔してるね。いいよ、最後まで出し切っちゃいなよ。」

 瞬間の天国。

 それで俺は、いっさいを失うことになる。

 眠る度に、この妙齢の女性たちに、かわいがられながら精液を抜き取られ続けるのだろう。

 その代償として、俺は毎日夢精し、陽子と別れ、性欲も枯れ果て、次の彼女も嫁もいただけないことになった。

 だが、これ以上年を取らず、熟練の技を保ち続ける、かわいい三十路のおねえさまたちに、毎晩天国を味わうことができる。

 彼女たちも、ずっと年下の俺を本気でかわいがってくれることだろう。

 夢の中で、もはや「新しい彼女」とは言えないで、「新しいセフレ」となるカヨとサヨの魅力に、毎晩負け続けることになるのである。

 年を取っても、眠る度に17歳に戻り、延々と精を絞られ続ける一生を送る。

 傍から見れば、ただの精神異常だろう。

 だが、それでいい。

 これからの生活は、楽しみに満ちている。

 そう思えるほど、この2人とのこれからのセックスライフに、ワクワクを禁じ得ないのだった。



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