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ソープ嬢2-4


 年齢は気にしないようにしよう。

 27歳でも19歳でも、強化された風俗嬢であることに変わりはない。それぞれに特徴はあるだろうけれども、そこにいちいち対応していたら、時間ばかりかかってしまう。

 リスクはあるが、一気呵成で、3人まとめて倒すくらいの作戦の方がいい。

 当然、まとめて相手にするのは、どの選択肢でも実質同じではあるが、こちらの攻撃が分散する一方、敵からは集中攻撃を受け続けることになるので、短期決戦に失敗すれば、あえなく3人がかりで泡の藻屑と消えてしまうことになる。

 ランダムで近くの敵を愛撫攻撃で倒していく。失敗すれば一気に追い詰められるが、成功すれば、ごく短時間で圧勝できるかも知れない。

 僕は空気マットの上で、膝を立てる体勢で彼女たちの中央に陣取った。

 すると3人は、僕の周囲を取り囲んで、柔らかな手であらゆる方向から撫でさすり始めた。

 女性特有のスベスベの手だ。

 女体は触り心地もよいが、触られ心地もよいものだ。

 6本の女手は、僕の首筋から方、乳首、胸板、脇の下と降りていく。手のひらや甲、指先を上手に駆使して、敏感な部位には指先でくすぐりを入れ、その周囲はもっちりと手のひらで包み込むように撫でさすってくれる。

 それ以外の場所は、ツルツルした手の甲を滑らせ、ゾクゾクとした快楽を送り込んでくる。

 上に行ったり下に行ったりしながら、風俗嬢たちは、なかなか僕の下腹部まで手を伸ばしてこない。これも作戦のうちなのだろう。

 女手たちは分担しながら、背中、お腹、お尻へと滑り、石鹸の滑らかさも手伝って、次第にダイナミックになっていく。

 内股やお尻の穴周辺、そして膝の裏にまで手が伸びたかと思うと、相変わらず僕の胸板はスリスリと手のひらで撫でさすられ、脇の下もくすぐられる。

 上も下も同時に攻撃され、3人がかりの集中攻撃を受ける。両方が同時というのが、快楽をいや増すのである。

 そうして、そのゾワッとくる快楽の信号は、決まって股間へと通じ、ペニスの性感をどんどん敏感にしていく。

 3人は交代で、優しくタッチするようにペニスに触れ始める。指も甲も手のひらも上手に駆使しながら、3人3様のタッチでペニスに触れていった。

 全身がかわいがられると、その心地よさがペニスへと集中してくるが、その受け皿になる女手たちもあって、一気に大ダメージに繋がっていく寸法である。

 徐々に彼女たちの手つきがいやらしさを増し、同時に、下腹部から股間へと、6本の手が集中していくことになる。

 風俗プレイであるなら、これも極上のサービスであり、射精して満足、ということもあり得るだろう。

 だが、これは遊びではない。生死をかけた真剣勝負だ。

 いかに気持ちよくても、射精し、敗北すれば、僕は二度と、この世界から抜け出せなくなるのだ。自分が自分でなくなり、精神に異常を来す、というよりは、精神そのものが消滅していって、ただ精を提供するエサに堕ちてしまうのである。

 そのことを絶対に忘れてはいけない。

 こちらも反撃だ。両手を上手に駆使して、ゆいとようこのオンナを指先でこねくり回し、敏感な場所を探り当てると、そこばかりを重点的に責めた。

 さすがに風俗嬢としてこの世界に召喚されているだけあって、防御は相当に鍛えられている。簡単には大ダメージに繋がらない。

 それも想定の範囲内だ。

 僕はわざとポイントをずらすようにして、オンナ表面や内股を愛撫する。そして次の瞬間には、ズバッと性感帯をダイレクトに刺激してやる二段構えだ。

 ふらんそわーずも忘れない。ようこを責めていた手をふらんそわーずに変え、またもや彼女の下腹部を丹念に責め抜いてやる。

 こちらのダメージも少なからずであるが、僕の方も相手に対し、3人まとめてジワジワ精力を削り取っていっているので、お互い様の様相を呈している。

 こちらの手は2本しかないが、矢継ぎ早の愛撫&弱体化を突き進めれば、結局彼女たち全員をまとめてイかせにかかっているのと同じだ。

 ソープ嬢たちの手が僕の下腹部に移動するために、彼女たちもだんだん姿勢をかがめていくことになる。

 僕は彼女たちに囲まれ、密着され、胸やお腹周りがぎゅうぎゅうと押しつけられて、柔肌の弾力を刻みつけられている。が、それをものともせずに、性器から周辺、上半身に至るまで、相手が予想できないところを責めてやる。

 すると、彼女たちのガードも崩れ、3人とも同じくらいに、性感を高められていく。

 順調な滑り出しとも言えるだろう。

 いかんせん、にわか仕込みのテクニックだ。

 確かに、肉体や肌の質は徹底的に強化されている。防御力も精力も高められているし、様々なテクニックも叩き込まれた状態で、この世界に召喚されている。

 だが、結局のところ、彼女たちは普通の女性、大学生、ヒロインなのであり、性的に強化されているといっても、やはり経験値自体が決定的に低い。その経験不足が、「勘」だとか予測能力だとかにおいて、僕の経験に比べて見劣りしてしまう。

 なんとなく、という感覚は、実はとても大事なのだ。車の運転もそうである。過去のヒヤリハットの経験が自然と蓄積され、はっきりしない形であっても、漠然とでも、なんとなくこの先危ない気がする、という勘のようなものが働けば、未然に事故を防ぐことができる。

 ただ性能の良い機械仕掛けの自動車を与えられ、運転技術だけが叩き込まれている、というだけであれば、その車は調子に乗って暴走する可能性だってあるわけだ。

 もし外国のように、横断歩道がほとんどなく、人々が道路を横断するのが日常となっていれば、そうした勘のようなものがなければ自滅する。なぜなら、そういう人たちは、まったく周りを見ることなく前だけを見て横断するのであり、なおかつ、彼らは車が近づいてきて危ないと思ったら、身を引くのではなく、逆に小走りになって「自分から車にぶつかる」のである。我が強い西洋人の悪癖が見事に凝縮されているのだ。おそロ●ア

 とにかく、こうした経験の差を見せつけてやることで、このあまりにも不利な勝負にも、勝機が見えてくる。

 3人がかりの女手は、たしかに泡でぶくぶく、心地よさと弱体化が相まって、僕の精力をターンごとに加速度的に奪っていく。補助的に滑る太ももの感触も3人3様で心地よい。

 ゆいちゃんの太めで短い足、ようこちゃんのすらりと長い若い脚、ふらんそわーずの真っ白い蠱惑的な太もも。どれもこれも魅力的で、性的攻撃力も高い。

 だが、彼女たちの気づかないようなジャブを併用しながらの愛撫反撃は、確実に3人を追い詰めているのだった。

 ソープ嬢たちは、自分がイク直前まで高められていることにさえ気づいていない。

 そして、気づいた頃にはもう遅い、というわけだ。

 やはり、しおり戦で培った「なんとなく」の教訓は、敵が3人になってもひるむことなく、しっかり生かされているのを実感する。

「ねえ……はあっはあっ……来て……」

 彼女たちの興奮もピークに達する。自分の女体に何が起こっているのか、彼女たちは理解できないようだった。気づいた頃には、僕が石鹸で弱体化する以上に、彼女たちが無防備になっている。

 風俗嬢としての強化の化けの皮が剥がれ、ごく普通の女に戻されていることに、彼女たちはまだ気づけないでいるのだ。

 ゆいは僕の前に仰向けに寝そべる。脚を大きく開き、オンナをあらわにした。

 だが、石鹸まみれであるために、挿入戦には持ち込めない。もとより、敵の誘いに乗って挿入戦に切り替える気もない。逆転されてしまうリスクは払拭できない。

 僕はあくまで、ペニスをオンナ表面にあてがい、ピラピラした内部のピンク色の部分に食い込ませて、上から押しつけるようにしてぐりぐりと表面をこすりあげる攻撃に徹した。

「うああ……いいきもちですぅ!」
ゆいが歓喜の声を上げる。

 それに釣られたのがようこだ。彼女は強化される前の状態に戻されている。防御力は普通の女の子。精力も尽きかけている。それなら、百戦錬磨の僕の敵ではない。

 ようこは感極まり、ゆいの上にのしかかって脚を開く。

 するとペニスは、上側にようこのオンナ表面が、下側のゆいのオンナ表面が包み込み、ギュッと圧迫されてしまう。

「うはあ、はうあん、うかお、ぱ……どうですか? に、27歳の私のおま●こと、ようこちゃんの19歳の若いココの感触を、同時に味わってますぅ!」
「うっく……」

 この攻撃は、確かに少々キツかった。

 ようこは体重をかけて、ぎゅうぅっと強くペニスを圧迫する。それでいて、上下ともツルツルのオンナ表面が包み込んでおり、マン肉ズリ戦に持ち込まれたのだ。

 上からは若いオンナが、下からは熟練のオンナが、それぞれの特長を生かしてペニスを包み込んでいるのであり、そうして上下とも、どこまでもやわらかでで心地よい感触を、ペニスに押しつけているのである。

 僕が腰を振ってペニスを前後させると、ゆいもようこも可愛らしく鳴く。もう少しで倒せそうでもあるが、こちらもピンチに近づいている。

 若さと熟練の両方を一度に味わうことによって、ペニスは女体のいいところばかりを刻みつけられ、僕が前後する度に、ダブルの心地よい感触がペニスにダイレクトに襲いかかってくる。

 オンナ表面サンドイッチ攻撃によって、さらに精力が激減していく。

 若くみずみずしい感触と、ペニスの敏感なところばかりを丁寧にくすぐっていく熟練のオンナ表面が、同時に味わえることに興奮を隠せない。

 勝つか負けるかの瀬戸際という、ギリギリの戦いになった。僕は上へ下へと腰を突き上げ突き下げ、上下のオンナをペニスで攻撃し続けた。

 ふらんそわーずは僕の背中にはりついて、しっとりした乳房をこれでもかと滑らせている。

「ああっ、イクぅ! いきますう!!」

 若さゆえに経験不足。ソープ嬢としての肉体強化を解除されたようこは、感極まって絶頂を迎えた。

 今だ!

 僕は石鹸で滑らないように体勢を変え、這ったまま浴槽まで進み、彼女たちに捕まる前に湯船に飛び込んだ!

 あれだけしつこくまとわりつく特殊石鹸も、いつ別のプレイに移行しても良いようにか、湯船に浸かったとたんに、一瞬にして流れ落ちてしまう。

 ざばっと立ち上がり、すぐさま、ゆいを捕まえる。

 そして彼女のオンナを、石鹸のついていない手でぐちょぐちょかき回し、指を何本も入れて内部を翻弄する。

「ひゃあ! だめえ!」

 イク寸前に追い詰められていたゆいを倒すのは簡単だった。

 あのまま湯船に浸からずに戦闘を継続させても勝っていただろう。

 しかし、精力温存のため、あえて戦線を一時離脱、体勢を変えて仕切り直しさせてもらった。

 若ま●こと熟ま●このダブル攻撃からは逃れられなかったはずだ。すかさずフランソワーズがゆいの上に乗り、同じダブルパンチを受けていたに違いない。

 そうなれば、そのままゆいを倒すことができても、もう1人残してしまい、大ピンチに陥る可能性があったのだ。

 この仕切り直しは、功を奏したようである。

 僕はふらんそわーずの背後からの手コキに耐えつつ、ゆいばかりをいじめて追い詰めてやる。ゆいはもはや、反撃に転じる余裕もなくなってしまっていた。

 彼女が絶頂を迎えるまで、それほど時間はかからなかった。

 最後の敵はふらんそわーずだ。挿入戦に持ち込むこともできないわけでもないが、やはり危険な相手だ、止めておこう。

 ふらんそわーすは僕を誘って、仰向けに寝転んだ。すでに泡まみれになっている彼女の上にのしかかると、僕の体もぶくぶく泡立っていく。

 僕はペニスをオンナ表面にこすりつけるようにして、ワレメのスジに当たるようにグイグイ前後しながら、全身で彼女の全身をかわいがった。

 僕の体がフランス若娘の上を前後に滑っていく。

 僕の胸板は彼女の乳房を、お腹周りは彼女の上半身を、ペニスはオンナ表面を、そして両脚は、彼女のぬるぬるやわらかな生足を、それぞれ攻撃していく。

 ふらんそわーずも相当弱体化していた。だから、この全身こすり合わせ攻防、石鹸全身愛撫合戦で、勝利をつかめるはずだと踏んだ。

 予想どおり、ふらんそわーずは胸を強調するように上体を反らして僕に押しつけ、より強い快楽を味わって、自分を止められなくなっている。女体のあちこちを滑っていく僕の全身は、彼女にとって、この上もない心地よさのはずだ。

 かてて加えて、ピンポイントで、ペニスが女性器にこすれ、感じやすいところを硬い隆起がぐりぐりと滑っていく。

 彼女は僕にしがみつき、全身を押しつけこすりつけながら、快感に酔いしれて声を上げ続けた。

 僕の方にももちろん、少なからずダメージは行く。

 首筋に巻かれた白い腕、美しい金髪、ティーン特有の幼い魅力、膨らんだ乳房が僕の胸板を滑り、スベスベの石鹸太ももが僕の両脚をなまめかしく滑っていく。動くたびに、もっちもちの肌がにゅるちゅぱっと名残惜しそうに吸い付いてくるのも分かる。

 何より、オンナ表面のやわらかで心地よい弾力が、ペニスをしっかりこすりあげ、極上の快楽に包み込んでいるのが深刻だ。

 気を抜けば、前後している僕の方が先に果ててしまうかも知れない。

 絶対負けられない戦い。僕は一心不乱に、大きく全身を前後に滑らせ続け、ふらんそわーずを快感に晒し続けた。

「ああん! いれてください! いれてくださいよぉ!」
「その手には乗るか!」

 僕はさらに全身ズリズリ合戦を強める。ふらんそわーずの息がひどく荒い。もう少しだ!

「んあ!」

 先に音を上げたのは、サイボうぐぅの方だった。

 ペニスがしっかりとオンナの敏感なところを強く突っついた瞬間、耐えきれなくなったのだ。

 ふらんそわーずも消えていく。僕はやっと、この風俗嬢の階を制覇したんだ!

 残りの精力を考えると、危ない戦いだった。

 もしふらんそわーずの弱体化が不十分で、たっぷり精力を残していた状態で、全身こすり合わせ合戦になっていたらと思うと、ゾッとする数値だった。

 それほどまでに、古き良き時代の大ヒロインは魅力的すぎる敵であった。

 自分で抜くことはできない仕組みになっている。仕方ない。

 僕はザバッと湯船に浸かって、石鹸を洗い落とすと、奥の扉に手をかけた。

 階段がある小部屋には、タオルやドライヤー、回復剤が設置されていた。

 次の階は、もはや風俗やお風呂の世界ではない。したがって、しっかり体を拭き、頭を乾かして、万全の体勢で上の階の敵に対峙しなければならない。

 とはいえ、回復薬の効果は、あまり期待できるものでもなかった。精力は半分にも満たない。

 次はなかなか苦戦させられそうでもある。一抹の不安を残しながらも、モタモタしてはいけないとされている。せっかちというか、休んでこちらに少しでも有利になる隙を、姉さんはまったく与えてくれないのだ。

 もともとこの五重塔は、そういう仕組みになっているステージだ。最後まで、勝ち抜き戦を貫き通すしかないのである。

 僕は階段を上っていった。



###ソープ嬢2 クリア###


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