ラブドロイド





足を開かされてあられもない格好。
とんでもないところにとんでもないものを入れられて。
それなのに唇から漏れるのは、耳を塞ぎたくなるような甘い嬌声と吐息。

「・・・んんッ、くッ・・・はッ、あッ・・・。」

腕を伸ばして汗で滑る背中へと回す。
抱き寄せてヒュンケルの耳元で囁く。

「・・・イイ、か・・・?」

ヒュンケルは動きを止めて、ニヤリと意地の悪い笑みを浮かべた。
そして同じように耳元で囁く。

「ああ・・・、駄目になりそうなほど、イイ」

囁きながら耳朶を甘噛みされて、息を吹きかけられる。
ヌルイのに、下肢へとさざ波のように広がる快楽。
止まってしまった動きに、物欲しげに腰が揺れる。

「は、あッ・・・、う、動け、よ・・・ッ!ん、う・・・。」

揺れる腰に気がついて、意地の悪い笑みを更に深くするとヒュンケルは口付けてきた。
舌を差し入れられて、口腔をくすぐられる。
その舌の動きに似せて、ゆっくりと動き始める。

「ん・・・は、あ・・・、んん・・・ッ」

「お前の瞳が好きだ。総てを見透かすような、気の強い瞳が。」

緩慢な動きに飢えは一層酷くなり、もっと、と強請るように腰が揺れる。
その腰を捕まれて。

「ひッ!あぁッ・・・!や、だっ・・・!!」

「でも、その瞳が快楽に崩れ落ちる瞬間は、もっと好きだ。」

いきなり体制を変えたヒュンケルの上に座らされた。
下から突き上げるような激しい動きに、身体は従順に反応する。
快楽を追う術なんてとうの昔に身に付けた。

「あッ!あッ!!や、ん・・・ッ!!!」

奥の奥まで暴かれて。
火傷しそうな熱に、自身からも蜜が溢れる。

「あ、あぁッ!あッ!・・・ヒュン、ケ・・・ル、もお・・・ッ!」

「・・・ポップ・・・ッ!」





おれは、おれを欲しがるお前の声が好き。











END













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H×P祭りに投稿したSSです。
テーマは『強気受』でした。
こんなの投稿すんなー!とか思ったでしょ!
大丈夫、重々承知しております。





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