ベットの端に腰かけたヒュンケルに跪いて、その下肢に顔を埋めている自分。
湧き上がる羞恥心を押さえ込んで、愛しい凶器に舌を這わす。
舐めあげて唾液で濡らして吸い上げて。
明らかに体積を増すのに、決して達しはしないそれにムキになる。
しかしそれはヒュンケルの大きな手によって止められた。
そして抱き上げられてヒュンケルの膝を膝立ちで跨ぐように乗せられて、口付けられた。
「・・・どうした?」
放した唇が拗ねた形を取るのをいぶかしんだヒュンケルが夜の声で囁いてくる。
散々愛撫を受けた身体はそれだけで蕩けだしてしまうけれど、今夜は流されまいと意識を押しとどめる。
「だ、って・・・、いつも途中でやめっ、から・・・。」
ヒュンケルの顔は見れなくて、視線を外して問いかける。
「・・・おれ、そんなに下手、か・・・?」
言った瞬間、猛烈な羞恥に襲われる。
言うんじゃなかったと後悔していると、目の前のヒュンケルが喉の奥でくつくつと笑うのが分かった。
「わ、笑うな!」
腕を振り上げて殴りかかろうとすると、その腕を取られヒュンケルの長い腕のなかに捕らわれる。
すまん、と囁きながら頬に口付けられた。
誤魔化されているのかと思ったら、吐息すらかかるほどの距離で秘密を打ち明ける声で囁かれた。
「あまりにイイんでな、勿体無かった。」
イクのが、と片側の口角を上げた意地の悪い顔に心臓が跳ね上がる。
からかうなと言えば本当のことだと返されて。
長い節ばった指を、蕩けきった後ろに突き入れられた。
「んあ・・・ッ、や、や・・・だッ!」
「それに・・・」
ゆっくり、ゆっくりと進入してくる節ばった指。
施された愛撫とヒュンケルへの愛撫とで高まりきった身体はそれを易々と飲み込んでいく。
奥へと誘うように蠢く内部を感じて。
あまりの快楽に、ヒュンケルの首へと縋りつく。
身体が密着したせいで、自分自身が痛いほどに張り詰め濡れているのを、ヒュンケルの腹筋に当たって知った。
「ん、んんッ!や、そこ・・・ッ!」
「一緒のほうがいいだろう・・・?」
そう囁くくせに指は優しく卑猥にうごめいて、弱いところを教えるように奥へと侵入していく。
ビクつく、もう達してしまいそうな身体。
なんとか押しとどめているのに、ヒュンケルは身を屈めたかと思うと胸に吸い付いてきた。
ビクッと身体が大きく揺れ、達してしまわなかったのが不思議なくらい感じてしまう。
「あ・・・ッ、や、やめ・・・、ヒュン・・・ッ!」
立てていた膝から力が抜けて、ヒュンケルの膝にぺたりと座る格好になる。
それでも後ろと胸への愛撫は続けられ、限界がそこまで来ているのを知る。
指なんかじゃなくて、欲しい物を知っているくせに。
「ココでオレを・・・」
「あっ、あっ!や、も・・・ッ、やあ・・・ッ!!!」
胸を口に含まれたまま喋られ、歯が固く尖りきった乳首を掠めて刺激する。
ビクビクと跳ね上がる身体が逃げないように残った腕で腰を掴まれた。
逃げ場のない快楽に、ヒュンケルの指を形が分かるほどに締め付けて。
「搾り取ってくれ・・・」
「あ、んっ、あぁ・・・・ッ!!!」
銀髪に縋りつきながら、一人果てた。
「は・・・、ん、んん・・・。」
ぐったりとヒュンケルの胸に預けた顔を取られ、口付けられる。
散々吸われて放されて、蕩けた瞳を開けば汚れたヒュンケルの顎。
先ほど自分が放った、それ。
「あ、ご、ごめ・・・!」
「ん・・・?」
気づいてないのか、ヒュンケルは顔中に唇を落としてくる。
いくらヒュンケルが屈んでいたとはいえ、顎を汚すほどの勢いだったかと思えば恥ずかしくて。
慌てて拭おうと身体を動かすと、まだ指が含まされたままな事を知る。
「んぅ・・・ッ、や・・・、も、抜け・・・!」
その存在を意識すればするほど、物足りなさに飢餓感が増す。
ヒュンケルはそれを知っているとでもいう風に、ことさらゆっくりと、その存在を刻み付けるかのように指を引き抜いていった。
まるで追いかけていくように閉じていく内壁。
その感触に思わず目を閉じる。
震える身体をあやすように撫でられて、それにすら感じてしまう。
「ん・・・、ん・・・ッ!はあ・・・ん!」
指か完全に引き抜かれた。
そしてはっきりとした飢えに全身を襲われる。
どうにかして欲しくてヒュンケルを見れば、自分を見つめる瞳は情欲に満ちていて。
その瞳に見つめられるだけで総毛だった。
そんな瞳で見ないで欲しい。
逆らえなくなってしまうから。
「ポップ・・・。そのまま、上に・・・」
「ん・・・」
そんな甘い声で強請るように囁かないで欲しい。
どんな願いだって、叶えたくなってしまうから。
震える足を叱咤して、先ほどよりも張り詰めたヒュンケル自身へ腰を落としていく。
先端がほんの少し入っただけで、ゾクゾクとした電流のようなものが全身へ走る。
そのまま崩れ落ちてしまいそうな身体を、ヒュンケルへ縋りついて必死になって押しとどめた。
「ヒュ・・・ン、ケル・・・」
「ん・・・、なんだ・・・?」
優しく甘い、でも熱っぽい声で耳すらも侵される。
ゆっくりと暴かれていくとうに焦れた身体は、早くよこせと蠢いて。
先ほど達したばかりなのに、入れられただけで達してしまいそうな身体に怯えて、とんでもない事を口走る。
「お・・・おれの、にぎ・・・って、て・・・」
「ん・・・?どうした・・・?」
「だ、て・・・、また・・・先に、ひとっ、り・・・」
もう一人だけいかされるのは嫌だ、と呂律の回らない舌で懸命に伝える。
するとヒュンケルはその情欲に濡れた瞳を和ませた。
なんとか伝わったのだ、と思ったらその瞬間。
自身に大きな手で優しく触れられたかと思うと、根元をきゅうっと戒められる。
「あん・・・ッ!」
その感触に思わず感じてしまい、まだ全部納めきらないヒュンケル自身を締め付けてしまった。
そのせいでさらに体積を増したヒュンケル自身にビクついて、膝の力が抜けてしまう。
身体がずり落ちて、一気にヒュンケルが入り込んできた。
「んあーーーッ!!」
ビクンと身体が跳ねた。
ヒュンケルの戒めがなければ、きっと達していたほどの、快楽。
奥のほうまでヒュンケルを感じてしまうのに、もっと奥へと誘うように絡みつくのがわかる。
「ひ、ひあ・・・ッ!や、こんな・・・ッ!違・・・ッ」
「・・・何が違うんだ・・・?」
冷たいヒュンケルの声。
浅ましすぎる身体の反応に、呆れているのではないかとヒュンケルを見れば。
まるで、飢えた獣のようにギラついた瞳。
その視線にまで感じてしまう、駄目な身体。
冷たい声は、欲情しすぎたときのヒュンケルの癖だったことを思い出せば。
もう後は堕ちるしか、無かった。
腿を伝う、吐き出されたヒュンケルの体液と、自分自身が吐き出した体液でシーツはグチャグチャで。
気がつけば獣のような格好をさせられて、後ろから突き上げられる。
顔が見れなくて寂しいと思いながらも、深いつながりを得た身体はそれを素直に悦んでいた。
ヒュンケルが動く度にそこから溢れ出す体液が、粘着質な音を立て耳を侵して追い詰められる。
「あッ、ああッ!んん・・・ッ!」
ガクガクと揺さぶられながら、耳朶を甘く噛まれた。
そして流れ込んでくる、甘い毒みたいな声。
腕は力をなくして、腰だけをかかげる酷く淫らな格好になった。
それを追うように、覆いかぶさってくるヒュンケル。
「・・・熱い、な・・・。」
「んう・・・ッ!」
欲情に掠れた声で、どんな様子かを饒舌に語るヒュンケル。
普段の寡黙さはどこにも見当たらない。
背中を駆け抜ける、電流みたいな快感。
蠢く、内壁。
神経が、焼き切れてしまいそう。
途端、膨れ上がった熱にヒュンケルの限界を知る。
ここで果てろと、きゅうっと収縮する、奥。
「んっ!あっ、ああっ!ヒュン・・・、」
「・・・ポップ・・・っ」
「や、も・・・あぁ・・・ッ!」
遠のく意識の最後に感じたのは、奥に叩きつけられた熱と。
ゆっくりと引き抜かれる凶器と。
背中にひとつ落ちた、唇の感触だった。
END
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チャットのお陰でエロ神様が降臨あそばれました。
ご奉仕で終わるはずだったんだけど、エロ神様降臨中に!と欲張って最後まで書いたのですが・・・。
後半、萎えてる自分が。
だってエロスというよりプロレス・・・。しくしく。
神様が途中で去ってしまった模様(泣)
前半でやめておけば良かったと思いつつ、折角書いたのでうp。
貧乏性。
しかし、絶賛マイブーム中の意地悪兄も言葉責め兄も中途半端だったし。
また神様の降臨を待つ日々です。
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