口から白濁の液体を溢れされながら、再びその場に倒れ伏してしまった蘭と、
全てをひしぎ折られてがっくりとうつむいてうなだれるコナン。

「いやあ・・・・ すごかったすね」

鴨志田が感極まったように言うと、全員が頷いた。
男達は目前で繰り広げられた淫蕩妖麗なフェラチオショーを堪能しつくしたが、
コナンが本当に、それもかなりの量のザーメンを射精したことにも驚いていた。

「こんなガキでもマジに射精できるんすね」

鵜飼が半ば感心し半ば呆れたようにつぶやくと、烏丸がすかさず応じた。

「ああ、まれにこのくらいの歳で精通があるやつもいるとは聞いたことはあったけど、
まさかここまで射精(だ)すとはな。ホント、とんでもないませガキだ」

そこでいったん言葉を切ると、ニヤリと笑って続けた。

「よっぽどこの女に惚れてたんだな。そんな女に口内発射できたんだ。
ガキはガキなりに満足だろうぜ」

鷲尾が太股をパンとひとつ叩いて立ち上がった。

「さすが連耶、なかなか面白い趣向だったぜ。でも余興は終わりだ。
そんじゃあ第2ラウンドの開始といこうか」

鷲尾は力尽きうつ伏せに倒れたままの蘭の長い髪を引っ掴んで顔を上げさせた。

「よくやったぞ。なかなか見応えのあるフェラチオショーだった。約束どおり、
あのガキにはもう手を出さねえよ」

蘭が虚ろな瞳を向けてかすかに反応した。

「本当・・・・ でしょうね」
「ああ、本当さ。それにアンタにもご褒美をくれてやる」
「ほ・・・・ 褒美ですって・・・・」
「ああ、これだよ」

鷲尾は完全に復活して天に向かって雄雄しく嘶き、臨戦態勢を整えた肉棒を右手で
掴んで蘭の眼前に突き出し、そのあまりに禍々しい姿に蘭が悲鳴を上げる。

「ひっ!」
「あんなガキの鉛筆みたいなモンじゃあフェラのしがいがなかったろ。
今度は俺のこのバズーカを咥えて、あのガキにしたのと同じことをしてもらおうか」

目の前でひくひくと蠢く傑物はコナンのそれと比べて長さ、太さともに3倍近くは
あるだろう。赤黒く傘が張り切って不気味に蠢く亀頭冠はグロテスクの一言で、
それはまさしく女の淫肉を抉り貫くためだけにできているようであり、こんなものを
口の中に入れられるわけがない。
反射的に逃げようとした蘭を、またもや背後から鷹村と鴨志田のコンビがしっかと
押さえつけ、顔を無理矢理上げさせられた蘭の口元に鷲尾が凶悪な肉の刃を突きつけた。

「ほら、あのガキにやったように、俺のもをしゃぶるんだ」

答えの代わりに歯を食いしばってぎゅっと口元を引き締め、ぶんぶんと首を振って
拒絶の態度を示す蘭。

「そうか、そんなに嫌なのか。ふうん、じゃあしょうがないな。
まっ、俺にはそっちの方がかえって都合がいいがな」
「(えっ?)」

蘭がその言葉の真意を訝しんだその時、鷲尾は左手をぐっと突き出して彼女の両頬を
挟みつけるようにして蘭の口をこじ開けさせるや、そのままその巨大で醜塊な肉刀を
蘭に無理矢理咥え込ませた。

「むぐっ!」

強靭な肉の凶器が喉奥まで突き刺さったが、まだ幹の3分の2程度しか入っていない。

「分からない女だな。俺はお願いしてるんじゃねえっ! 命令してるんだっ!
何度もおんなじことを言わせんなっ! 俺がしゃぶれと言ったらオマエは
しゃぶるしかねえんだよっ!」
「うううっ・・・・」

口中を占領する傑物の圧倒的存在感に息苦しくなって呻く蘭に鷲尾は命じた。

「いいか、噛んだりするんじゃねえぞ、分かってるな。さっきあのガキにしたみたいに
ぺろぺろ舐めるんだ。出来ないってなら・・・・」

鷲尾がコナンに目をやれば、心得たとばかりに烏丸がコナンの首に手を掛けて
じわじわと締め上げ、コナンが顔を真っ赤にしてもがき苦しむ。

「(コナン君っ!)」

思わ声を上げそうになって口内の肉棒に歯を立てると、途端に痛烈な張り手が
蘭の両頬を往復した。

「噛むなって言ったろうが!」

烏丸はコナンの頸部を締め上げる手を緩め、残酷な笑みを浮かべて言った。

「アンタの時と違って加減を忘れちまうかもしれないぜ」

その一言で蘭は一切の抵抗の気力を失い、完全に男達の性奴隷と化した。
もはやひたすら願うのは、一刻も早くこの悪夢の時間が過ぎ去ることだけだ。
そのためには全てこの男達の言う通りにして、彼らの獣欲を満足させるしかない。
蘭は覚悟を決めたように、肉棒を改めて咥え直し、おずおずとではあるが
幹に沿って舐め上げ、亀頭を含んで舐め回し始めた。

「おおっ、いいぞ、いいぞ。だけどそんなお上品な舐め方じゃあ出るもんも
出やしねえぞ。もっと舌を使え、もっと下品にべろんべろんと舐め上げるんだっ!
俺はオマエの口の中にどばっとぶちまけて、そいつをオマエに全部ゴクゴクと
呑ませてぇんだよ!」

その残虐な宣告に蘭の大きな瞳がさらに見開かれ、慄然とした。

「(あんなものを飲むなんて・・・・ いやっ、絶対にもういやっ!)」

一度は決めた覚悟が揺らぎ、蘭は涙まじりの上目遣いで哀願するようにかすかに首を
横に振ったが、許されるわけもない。

「だから言ったろっ! そんなお上品な舌使いじゃだめだ! もっと下品に、
もっとエロチックに舐めるんだ。全部を口に入れて舌を絡ませて吸い上げろ。
頭を振って出し入れしながら、唇を突き出してチンポを舐めまくるんだよっ!」

鷲尾の指示通り忠実に行うフェラチオは蘭の愛らしい顔立ちを淫らに変貌させていく。
頬はぺっこりとへこみ、突き出された唇が肉棒を食い絞め、頭を振ってそれを
抽送するたびにジュッポジュッぽと唾液が肉棒でシェイクされる淫らな音が混じる。

「うおっ・・・・ いいぞ、いいぞ、2回目にしちゃあ、まあまあってとこだな。
オマエ案外淫乱の気(け)があるんじゃねえか」

そんな嘲りの言葉も今の蘭には聞こえていない。
そうしておよそ10分近くも淫らな口内奉仕を続けたが、いっこうに鷲尾は射精(だ)す
気配はなく、逆に蘭の口の感覚の方がなくなってきた。鷲尾の股間に埋まった蘭の顔に
突き刺ささる剛毛がちくちくと痛い。

「(ああ・・・・ もう・・・・ だめ・・・・ いつまでこんなことをやらなければ
いけないの・・・・)」

しかしほんの一瞬でも舌を動かすのをやめると、たちまち上から罵声と嘲り、
そして脅迫の言葉が降ってくる。
蘭は萎えそうになる気力を振り絞って懸命に肉棒への奉仕を続けていた。
体力ももはや限界に近いかった。おそらく後ろの2人が支えていなければとっくに
蘭は前のめりに倒れていただろう。
だがそれも許されぬまま、いつ果てるとも分からないフェラチオ行為を続けなければ
ならないのだ。しかし・・・・ その時は突然にやってきた。

「うぉっ、うおっ、うおっ!」

鷲尾は突然短い咆哮を繰り返すと、自ら蘭の頭を抱えて引き寄せ、フェラチオから
強制イラマチオへと移行した。

「うぐっ!」

喉の最奥部へ埋め込まれる肉棒と、粘膜に突き立てられる亀頭。
それがぐぐっと膨れ上がった。

「うおっ・・・・ そら、出るぞっ! 全部呑めっ!」

風船に針を刺したかのように一瞬にしてそれは破裂し、その先端から熱い迸りが走った。

ドピュッ、ドピュッ、ドピュッ、ピュルルルルッ!

コナンの3倍の量はあろうかという大量の熱く苦い毒液が噴出して撒き散らされ、
蘭の口内を白く染めていく。
その異様な苦さと鼻腔を通じて広がる耐え切れない異臭に思わず吐き出しそうになるが、
鷲尾は突き込んだまま蘭の頭を押さえてそれを許さず、口内を占拠する肉棒と溢れ返る
ザーメンで窒息しそうだ。

「(あああ!)」

もはやその苦しさから逃れるためには全てを飲み干すしかない。
蘭は苦しげにコクコクと喉を鳴らしながら全てのザーメンを嚥下し、
それは喉を灼きながら胃の腑へと滴り落ちていく。
それを満足げに眺め、蘭が全てを飲み干したのを確認して鷲尾はようやく引き抜いた。

「クックックッ・・・・ よかったぜえ。チャンピオン様はお○○こだけじゃなくて
こっちの口もチャンピオン級かも知れねえな」

そんな嘲りの言葉を聞きながら、蘭はまるで内臓が腐り朽ちていくような錯覚に
囚われていた。
 

鷲尾に続いて鷹村、鵜飼、鷺沼、鴨志田が相次いで蘭の口内を犯し、
第2ラウンドは後輩達に順番を譲って最後に回った烏丸を残すのみとなった。

「ほら連耶、早く犯っちまえよ」

急かす鷲尾に、烏丸は落ち着いて言った。

「拓馬、俺はちょっと違うとこを犯らせてもらうぞ?」

「違うとこ? 何だ、オマエも鵜飼みたいにケツの穴でも犯る気かよ」
「いや、俺はそんな悪趣味じゃねえよ。それにまだ犯ってないとこがあるだろ」

鷲尾に耳打ちすると、鷲尾が意表を突かれた表情になった。

「ああ、そういうやあまだそこが残ってたよなあ・・・・ それにしても真っ先に
お○○こを輪姦(まわ)して、そんでアナル、フェラ、そしてそこか・・・・
鵜飼の悪趣味以外は順番が逆だよなあ。そんじゃ連耶が済ませたら、第3ラウンドは
チャンピオン様に手扱きで抜いてもらうとするか、クックックッ」

烏丸が背後から鷹村と鵜飼に支えられ、膝立ちの格好のままがっくりとうなだれ、
荒い息を吐いている蘭の前に立った。
「そんじゃあチャンピオン様、よろしく頼むぜ」
蘭はゆっくりと顔を上げ、目前に突きつけられた怒張した一物に手を伸ばすが、
それを烏丸の言葉が遮った。

「違う違う。今度は違うところでこれを慰めてくれよ」
「えっ・・・・」

訝しむ蘭に烏丸はいきなり乳房を鷲掴んで握りつぶした。

「いっ、痛いっ!」
「こんないいものがあるんだ。これを使わない手はないだろ。ふっふっふっ」

その意を察した鷹村と鵜飼が同時に声を上げた。

「おお! 今度はパイ擦りっすか!」
「ああ。お前達、ちょっと手伝ってやれ」
「オーケー、オーケー、分かってますって」

嬉々として背後から鷹村と鵜飼が寄せた乳房の谷間に烏丸の怒張が挟み込まれる。
灼けついた肉棒が白く柔らかい乳肉を焦がした。猛々しく張り切った亀頭がそそりたち、
まるで喉元に突きつけられた魔剣のようだ。

「あとはこれだ」

烏丸は周到にもあらかじめ用意してきていたオレンジ色のローションを取り出すと、
それをたっぷりと蘭の胸の谷間に落とした。白い乳房に挟まれた赤黒い禍々しい怒張が、
鮮やかなオレンジに染められていく。

「あああ・・・・ どうしてこんなことに・・・・ なんで私が・・・・
どうして・・・・」

答えなどあるはずのないつぶやきを鷲尾が嘲り笑った。

「そんなの決まってるだろ。オマエがそそるいい女だったからだよ。
そんでたまたま俺達が犯りたい時にあんな場所に居たのが不運だったな」

絶望と諦観の入り混じった表情を浮かべる蘭を烏丸が急かした。

「ほら、早くやるんだ。おい、こいつの手を自由にしてやれ」

鷹村と鵜飼が蘭の両手を自由にしてやると、烏丸が念を押すように言った。

「分かってるとは思うが。妙なまねはするなよ。さもなきゃ・・・・」
「ああ・・・・ 分かってます」

烏丸確認されるまでもなく、すでに蘭は抵抗する気力も体力もなく、ただひたすら
このケダモノ達へ淫らな奉仕で身を捧げる完全な性奴隷と成り果てている。
蘭は泣く泣く自ら乳房を両手で捧げ持ち、視線を落とした。
自らの膨らみに挟まれた怒張は、青筋を立てて弓なりに反り返って猛り狂い、
亀頭は血膨れしてむっくりと鎌首をもたげ、ひくひくと不気味に蠢いている。
その禍々しい姿に気後れし、蘭が躊躇していると烏丸がわざとらしく言った。

「どうした、やりたくないのか。それならそれで俺はかまわないんだぜ」

その次の言葉は分かっている。
蘭は慌てて、だが力なく言った。

「いえ・・・・・ します。だからもう・・・・」

とうとう蘭は両手で左右の乳房を揉み回しはじめた。

「ダメダメ、そんなんじゃダメだ。もっと激しく上下に振って丁寧に揉み込むんだ」

蘭は苦しげに眉間にしわを寄せているが、そんな表情すら美しい。
懸命に身体を揺すり、ややもすれば躊躇いながらも烏丸の命じるままに長い黒髪を
振り乱して乳房を上下させ、挟まれた肉棒を揉み込んでいた。
コナンの身を守るために、疲労困憊の身体に鞭打って淫らな性技に打ち込む健気な
美しき女子高生の姿は烏丸の獣性を滾らせた。そしてそのテクニックの稚拙さが
逆により烏丸の加虐心を昂ぶらせる。

「ほら、もっと強く寄せろ! もっとスナップを利かせて亀頭を包み込んで撫で回すんだ」

もはや傀儡(くぐつ)同然の蘭がその言葉通りに烏丸の怒張の尖端を包み込んだその時、

「うおっ!」

烏丸は思わず声をあげ、背筋を反り返させた。
二つの乳房にすっぽりと包まれた怒張の尖端が柔らかな乳肉で撫で回された瞬間、
痛みとも疼きとも区別のつかない刺激とともに、強烈な快感が背筋を走りぬけ、
脳髄を直撃したのだ。
ローションと蘭自身の汗で適度にぬるついた乳房の間に挟まれた烏丸の怒張は、
その上から綿のようなしっとりと絶妙の柔らかさの乳肉にすっぽりと包まれて
撫で回されている。
そこは先ほど味わいつくして歓喜した淫蜜溢れる膣道にインサートしているのと
さほど変わらない極上の感触。
にわかに怒張が漲りを増し、放出への欲求がぐぐっと己自身を突き上げだした。

「ようし、上下に振って包み込め。もっともっとピッチを上げろ」

だが、蘭はもはや限界に近かった、いやとうに限界など超えている。
烏丸の言うとおりにピッチを上げようとするが、切なげな吐息をもらすばかりで
それは容易に上がらず、ついには乳房を支えていた両腕が力なく下がり、支えを
失った乳房もだらりと垂れた。

「も・・・・ もうだめ・・・・ お願いっ・・・・ 許してぇ・・・・」

しかし涙交じりの美少女の懇願は男の獣性を滾らせる触媒にしかならない。

「やめたけりゃ、やめてもいい。だけどそうなると・・・・ またあのガキに
登場してもらうことになるんだぞ」

蘭を意のままに動かす魔法の呪文。

「ああ・・・・」

蘭の首ががっくりと垂れた。だがすぐに伏目がちに頭を上げると、まるで鉛でも
持ち上げているかのごとく大儀そうに乳房を持ち上げ、再び烏丸の肉棒を挟みくるんで
愛撫し始めた。
ここまでくればもう烏丸のやることはない。あとはただじっと蘭の悲哀と絶望と恥辱に
まみれた凄絶な美貌と、乳房が淫らにうねり狂う様を見つめ、稚拙だがそれゆえに
このうえなく淫らな性技に身をゆだねて内なる高まりを待つだけでいい。

「ほら、ちゃんと教えた通りにやるんだ。強く寄せてスナップを利かせろ!
もっとピッチを上げるんだ!」

蘭は捩れた双球に怒張の尖端をくるみ、最後の力を振り絞って懸命に愛撫した。

「おおっ、おおっ、おおっ!」

連続した快美のうねりが背筋を駆け抜け、肉刀の先端が灼けつくようにうずいて、
放出が間近いことを知らせる。
下腹部を気張らせて懸命にこらえ、乳肉の感触を堪能しようとするが、
だが一度訪れた臨界は怒涛のごとく烏丸を突き上げ続け、その暇を与えない。
そして鈴口を乳肌がひと撫でした瞬間、暴発気味にそれは一気に噴き出した。

ぴゅるるるるるるるっ!

「きゃああああああっ!」

ペニスが爆ぜると同時に凄まじい勢いの熱水が中空に波を描いて噴出し、一部が乳房に
遮られてその谷間をべっとりと汚し、残りは蘭の喉元と顔面を直撃して白く染めた。

「おおっ、顔面シャワーかっ!」

男達が大きな姦声を上げ、烏丸が全てを放出しきった時、蘭はまるで糸が切


「これで第2ラウンド終了だな。さてと・・・・ 次はどうする。まじに今度は
手扱きで抜いてもらうか」

鷲尾がゆっくりと立ち上がり、蘭を見下ろしながらニヤリと笑った。

「もうこの女は完全に俺達の言いなりだ。何だってしてくれるだろうぜ」
「そうっすね。まあそれにいざとなりゃあまたあのガキを使って脅せばいいわけだし、
ホント烏丸さんが言ったあのガキを人質に取るって作戦はばっちりでしたね」

おもねるような鵜飼の言葉に、烏丸はやや不満げな顔を浮かべた。

「確かにそうなんだけどな・・・・」
「何だよ、不満なのか、連耶?」
「いや、あそこまで従順になっちまうと返って面白くないと思わないか?
やっぱりもっと泣き叫んで激しく抵抗してくれないと、レイプって感じがいまいち
なんだよな。拓馬、オマエだってそう思うだろ?」
「そりゃそうだが、これだけ犯られまくればどんな女だっておとなしくなっちまうだろ。
このチャンピオン様はこれでも相当もったほうだろ。まあしかたねえさ」

そこで烏丸は急に何かを思いついたようにニヤリと笑った。

「それじゃあこんなのはどうだ?」

烏丸が酷薄な笑みを浮かべてある提案をすると、男達は目をらんらんと輝かせ、
倒れ伏している蘭の方に視線を送って卑猥に笑った。

「連耶、オマエ・・・・ 今日はやけに冴えてるじゃねえか」
「まあ、相手があれだけの上玉だといたぶりがいもあるからな」
「でも、マジそれいいっすよ。いかにも『輪姦』って感じでそそるっす」

烏丸は大きく頷くと、鴨志田に命じた。

「ようし、じゃあ、オマエはバケツに水を汲んで来い」
「へっ? そんなもんどうするんすか?」
「あんなザーメンだらけの身体じゃちょっと萎えるだろ。水をぶっ掛けてきれいに
してやるのさ。それに気付けにもなるだろうしな」
「らじゃ」

すぐに鴨志田は製材所の奥にある水道から水を汲んで戻ってきたが、何事かしきりに
首を捻っている。

「うん? どうした?」
「いや、水を汲んでいた時、誰かに見られていたような気がしたんすよね」
「本当か、それ?」

一瞬、烏丸の顔に不安の翳がさしたが、鷲尾は鴨志田の懸念を一蹴した。

「気のせいだろ。こんな時間にこんなとこに来るやつなんかいやしねえよ」
「そりゃそうっすね」
「ようしじゃあ、第3ラウンドの開始だ」

男達はゆっくりと蘭の元へと歩み寄りぐるっと周りを囲むようにして立った。

鷹村と鴨志田が蘭の身体を起こし、すかさず鵜飼がバケツの水をぶっ掛けた。

「ううっ!」

その冷たい刺激で蘭が意識を取り戻す。

「お目覚めかい。チャンピオン様よお」

その声の方向に蘭が虚ろな瞳を向けると、鷲尾が一糸纏わぬ姿で仁王立ちし、
その下腹部にそそり立つシンボルに手を添え蘭を見下ろしていた。

「ひっ!」

思わず後ずさった蘭だったが、さらにその背後からも声が掛かる。

「こっちもだぜ」

気づいてみれば、烏丸以外の5人の男達が鷲尾同様の格好で蘭の周囲をぐるりと
取り囲んでいた。

「なっ・・・・!」

その異様な光景に声すら出せない蘭に鷲尾が宣告した。

「第3ラウンドの開始だぜ」

鷲尾が言い終わるやいなや、蘭の右手首を鷲尾が、左手首を鴨志田が掴んで
地面に押さえつけ、鵜飼が右足首を、鷺沼が左足首を掴んで左右に大きく
開くと同時に膝裏を刈って大股開きにし、そのぽっかりと空いた空間に
鷲尾がすっくと立ち、残虐な笑みを浮かべて蘭を見下ろした。

「第3ラウンドは連続ファック記録に挑戦だ。今から俺達が順番に打ち止めに
なるまでノンストップでオマエを犯して犯して犯しまくってやる!」

鷲尾の背後では烏丸がハンディカメラを肩に背負って酷薄な笑みを浮かべ、
冷たいレンズ越しに蘭の恥部を凝視しながら左手を軽く上げ、おどけたように言った。

「それじゃあスタート」

いきなり鷲尾がのしかかってくる。もはや余計な前戯など必要ない。
ただ思うがままに己の怒張で蘭の花園を蹂躙するだけだ。

「いやぁぁぁぁぁ! やめてぇぇぇぇっ! 新一、新一、新一、助けてっ、新一ぃぃぃぃ!」

夜のしじまを引き裂き、闇にこだまする蘭の絶叫。
唯一動かせる首をぶんぶんと振り、愛しい人の名を繰り返し絶叫するが、
逆にそれがこのケダモノ達の狙いであり、その悲痛な叫びこそが彼らの獣性を
より一層昂ぶらせ、陵辱をさらに激しく過酷なものにしていくことに気づかない。
鷲尾は凶悪な肉棒を蘭の中に突入させるや、激しいピストン運動を開始した。
凄まじいほどの量感が貫いて蘭の深奥部を突き破らんばかりの衝撃が襲う。

「ふんっ、ふんっ、ふんっ!」

鷲尾は身動きできない女体に遮二無二下腹部をぶつけて抉り貫いていた。
それはただ射精することだけが目的の力任せのグラインドだ。
情け容赦ない過酷な蹂躙に翻弄される蘭。まもなく鷲尾が感極まったように咆哮した。

「うおぉぉぉぉぉぉ!」

蘭の中で一段と硬度を増した鉄柱がより熱くなって踊り、脈打たせた。

「いやっ!」

無駄だと知りつつも蘭は泣き叫ばずにはいられなかった。
だが、直後に下腹部に広がった生温かく気味の悪い感触が蘭を絶望のどん底へと
突き落とす。
鷲尾は全てを放出するかしないかで蘭の中から引き抜き、叫んだ。

「よしっ! 次はバックからだっ! 犯るのは鷺沼、お前だっ!」

男達は指示通りに今度は蘭をうつ伏せにして押さえつけ、指名された鷺沼が背後から
蘭の腰を掴んで引っ張り上げて、変則的な後背位の体位を取る。
そして一秒でも惜しいとばかりにもどかしげに蘭の亀裂を探るや、すぐにがちがちに
硬くなった亀頭をそこにあてがう。

「いくぞっ」

鷺沼がぐっと腰を押し進めて、3分の1ほどを埋めるや、そこからは一気に
押し込んできた。

「いやぁぁぁぁ!」

蘭の白い頤がのけぞり、絶叫が轟く。
男の熱い肉柱が、まるで地面を突き刺すような角度で侵入し、瞬く間に蘭の深奥部へと
突き刺さっていた。

「うぉ! うぉ! うぉ!」

間、髪を入れずに、鷺沼が蘭を抉り貫き、順番を待ちきれない男達の野次が飛び交う。

「早く、早く出しちまえよっ! 次は俺、俺だからな!」
「違う違う、俺だよ、俺。短小は黙ってな!」
「何だと、この野郎! てめえこそ早漏野郎は黙ってるんだな!」
「せ、先輩っ! たまには俺にも先に犯らせてくださいよっ!」

姦声と怒声が飛び交うなか、鷺沼はリズミカルに淫肉を抉っていく。

「あぐっ・・・・ だ・・・・ だめ・・・・ ううっ・・・・ あああ・・・・」
絶望と苦痛に苛まされる蘭の苦しげな呻きと切ない喘ぎが交じり合い、この陵辱劇を
より淫惨に彩る卑猥なBGMとなっていた。
そして・・・・

「おおおおおっ!」

鷺沼の身体がひくひくと痙攣し、蘭の身体に覆いかぶさるようにして押し付けながら
歓喜の絶叫とともに蘭の中で爆発させていた。

「あぐっ!」

蘭の身体がひくひくと痙攣している。鷺沼は下腹部に力をこめて念入りに腰を振り、
全てを絞り出しつくして動きを止め、放出後の余韻を楽しもうとした。
しかし、いつの間にか背後に立っていた鷹村が鷺沼の肩を引っつかんで後ろに
引き倒すようにして無理矢理蘭から引き離す。

「ほら、代われよ。次は俺だ!」

すかさず鷲尾が叫ぶ。

「よし、オマエは駅弁だっ! 駅弁で犯っちまえっ!」
鷺沼ががよろめいて蘭から離れた数秒後には、左右から鵜飼と鴨志田に支えられた蘭の
臀部を抱えるようにして持ち上げた鷹村が、己の怒張を蘭の淫裂にあてがっていた。

「いくぜ、天使様よおっ!」

鷹村は己の腰を蘭のそれをぶつけるようにして、己の分身を突入させていく。

「あああっ! だめぇぇぇっ!」

果てしなき蘭の絶叫と男達の姦声が夜のしじまにこだまする。
真夏の夜の悪夢・・・・ この果てしない陵辱劇の終わりは未だ見えなかった。


コナンはがっくりとうなだれうつむいていた。目前で繰り広げられている淫惨非道な
光景をもはや直視できなかったのだ。
誰よりも大切で最も愛しい女(ひと)が獣欲に狂った男達に全裸に剥かれ、その身体を
散々弄ばれ、そして延々と犯され続けている。
その陵辱の嵐に身を嬲られながらも必死に自分(新一)の名を叫び、助けを求め続ける
彼女を救うことができないばかりか、その蹂躙・凌辱の一部始終をこうして目前で
見せつけられているのだ。
暴力による自身への肉体的苦痛なら耐えられるかもしれない。
しかし、こうして最愛の女を目前で輪姦されるという精神的苦痛はとても耐え切れるものではなかった。
狂ったケダモノ達が蘭の身体に群がってその身を貪り、凶悪強靭な肉刀を容赦なく
突き立ててその身を刺し貫くたびに、彼女の悲鳴、絶叫が彼の耳に突き刺さって胸を抉り、
そして次第にその中に増えていく喘ぎの響きが、より一層彼を追い詰め苦しめ、痛烈な
自責の念がコナンを責め立てる。

「(オレの・・・・ オレのせいだ・・・・)」

蘭に2人きりでお祭りに行こうといったのはまぎれもない自分だ。
もしあの時、小五郎を無理にでも連れ出していれば、よもや蘭がこんな目に遭うことは
なかったはずだ。
そして何より、蘭は人質にとられた自分を助けるためにこのケダモノ達に身をゆだね、
餌食にされることを選んだのだ。
自分が人質にさえなっていなければ、こんなやつらなど蘭は一蹴できたはずだ。

「(蘭・・・・ すまない、オレのせいだ・・・・ すまない・・・・ 蘭・・・・)」

抵抗する体力も気力もとうに失い、精神(こころ)までひしぎ折られた蘭は
自らの上で腰を振り続けるケダモノ達のなすがままにされていた。
叫び続けた声も、流した涙もとうに枯れ果て、今の蘭にできる唯一の抵抗は
ぎゅっと目を閉じ、口を真一文字に結んで声を上げずに、この陵辱の嵐が
一刻も早く過ぎ去るのをただひたすら待つことだけだった。
あの時、男についていかずに周囲に助けを求めていればコナンだって救い出せた
かもしれない。
コナンの身の安全を優先したとはいえ、自身の力で何とかなると思っていた。
しかし、甘かった。
このケダモノ達の卑劣な罠に嵌り、救い出すはずだったコナンの目前で弄ばれ、蹂躙され、
そして・・・・ 犯された。

「(新一ぃ・・・・ ごめん・・・・ 私・・・・)」

自分の両親がそうだったように、いずれは愛しい幼馴染と身も心も結ばれて愛し合い、
彼の子を産み、明るく幸せな家庭を築きたい。そんな蘭ぐらいの年頃の娘なら誰もが
思い描くようなそんな平凡な、それでいて本当に大切な夢は、このケダモノ達にいとも
無惨に踏みにじられ、汚され、そして砕け散った。
もはや自分には新一とともに歩む未来はない。
そう思った時、枯れ果てたはずの涙が熱く大きな粒となって蘭の閉じた瞳から一筋流れ落ちた。

「(新・・・・一ぃ・・・・)」

いつ果てるとも思われなかったケダモノ達の鬼畜の性宴が終わりを告げたのは、
そろそろ日付が
変わろうかという時刻だった。
結局全員が最低4度、鷲尾にいたっては5度にわたり蘭の身体を弄び、蹂躙し、
そして犯し抜いたのだ。
鷲尾が剥きだしだった下半身にようやくジーンズを履いて立ち上がった。

「クックックッ、たまんねえな、あのチャンピオン様はよお・・・・
いい身体してたし、あっちの締まりも感度も抜群だ。ホントこんな犯し甲斐のある
いい女はめったにいねえよ」
「そうっすよね。それに、すげぇいい反応してくれましたよね。あの泣き叫ぶ声なんか、
いかにもレイプって感じでもう最高っすよ。それで鷲尾さん、映像(え)の方は
ちゃんと撮れたんすか」

鷹村が訊くと、鷲尾はハンディカメラの映像をコマ送りで確認しながら満面の笑みを
浮かべた。

「ああ、ばっちり完璧だぜ。ホントいい画像(え)が撮れたな。こりゃあマジに
今までの中で最高のコレクションになるぜ。そうだ、タイトルは何にすっかな」
「『空手チャンピオン輪姦事件』とかでいいんじゃないんすか?」
「バカ、まんまじゃねえか。オマエ、センスなさすぎだな」

烏丸が鷲尾の肩を軽くポンとたたいた。

「拓馬、こういうのはどうだ。『真夏の夜の悪夢 ザ・輪姦 引き裂かれた格闘天使』」
「おっ、いいね、いいね。それもらい」
「で、どうするんすか。この女?」

鵜飼が地面に倒れ伏している蘭を顎でしゃくった。

「ほっとけ、ほっとけ、死んじゃあいねえんだし、大丈夫さ。おっと、そうそう」

鷲尾がピクリとも動かない蘭を覗き込んで嘲るように言った。

「警察(さつ)にタレ込もうなんて思うなよ。妙なまねしたら、オマエがレイプ
されながらあんあん喘いでよがってるシーンをネットで全国公開してやるぜ。
それに今度はオマエだけじゃなくて、あのガキも同じ目に遭わせてやるからな。
最初に言ったよな、そういう趣味のやつもダチにはいるって」

だが蘭は何も反応しない。うつろな瞳で視線をただ宙空に彷徨わせているだけだ。

「ふん! 聞こえてねえか。まあ、これだけ犯られまくりゃ無理もねえな」

一方烏丸はコナンに近づき、うなだれているコナンの顔をくいっと上げさせた。

「クックックッ、あの女にはホント楽しませてもらったぜ。それにオマエもいい思いが
できただろ? 惚れた女の迫真のレイプシーンを目の前で拝めたうえに、フェラまで
してもらってたっぷりと抜いてもらったんだからな」

烏丸がコナンの口からショーツを抜き取るや、コナンが絶叫した。

「き、キサマら絶対許さねえ! ぶっ殺してやる! キサマら全員、絶対に・・・・
絶対にぶっ殺してやるっ!」

憤怒で身体をブルブルと震わせ、殺意のこもった目で烏丸を睨みつけるコナン。

「おうおう、怖いねえ。だがな、そういうことはもっと大人になってから言うんだな」

烏丸が目配せすると鷹村が寄ってきて、しゃがみこむ。

「もう一度おねんねしてな」

鷹村の拳がコナンの鳩尾に深く食い込み、再びコナンは意識を失った。

「ようし、それじゃあ引き上げるとするか」

そうして男達はライトを消して哄笑とともに立ち去り、再び暗闇に包まれた製材所には
蘭とコナン、そして殷々とした静寂だけが残された。



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