昨日聞いたアルバムのせいかうちの羊がウテナ様でした。 (この際誰が薔薇の花嫁かとか突っ込まない方向で。) 後から見るとかなりうろがあるんだけど伊達に全39話+映画一本を観てないよってとこで。 第一話を観たときから、『これは毒だ』と直感し、 誰と分かち合うことなく観通して (はじめのうちは一緒に話せる人もいたけど徐々に話さなくなった) 世界は悪意に満ちていて、どんなにがんばってみてもかなわないことがある。けれど想いの強さは必ずどこかへ通じるし、少なくとも、一番強かった『幾千幾万の悪意にさらされるたった一人の少女を救いたい』という其のひとつが叶っただけでも良かったのだと私は思いました。 例え、本人にはそれが届かず、打ちひしがれたままどこかへ去っていったとしても。 今度はアンシーが彼女を救い出す、そうしてそれはまた別の物語であらねばならない。 そういう意味でまっとうな物語でした。 全部見終わってから語りだしたら、そんな風に誰にも語れずひっそり好きだった人がごろごろ。 (すぐ前にエヴァがあって、いいよって勧めまくって、あの25,26話だった、あの轍を二度と踏みたくないと思った人がそれだけいたわけです。そういう意味でも罪作りよのう、エヴァ。) あの決闘広場で戦う彼女の望みは叶うのかどうか。 アンシーではなく、ウテナ様。 うちの羊は、そういう羊です。 |