やっと陳道明が出てきたー!
いやー、もー正直主人公が子役のあいだはちょっと見てらんないって感じ(演技が平坦なせいか演出なのか、ホントに頭悪そうだったんだよ…)でしたが、さすが大人の俳優になると見てて安心感が違います。『HERO』の始皇帝を演じたときには程良く渋みのあるオヤジの色気がありましたが、こっちは10年以上前の作品なので、「若き悩める皇帝」って感じで、まだ初々しい感じの色気があってよろしいですな。中井貴一タイプ(彼ほど顔は長くないけど)。溥傑もなかなか可愛いぞ。
『末代皇帝』第8・9集
ジョンストンも程良くくたびれたオッサンで、肖像写真とも似ててイイ感じ。(ベルトルッチの映画ではピーター・オトゥールが演じていましたが、あちらはちょっと品が良すぎる)
そして、陳道明のハイティーン溥儀はヤバイほどに可愛すぎます。レコードかけて溥傑をダンスパートナーにして踊ってるし(あげく弟君が足もつれさせて一緒に転んじゃうし!)電話を引いたら引いたでイタ電かけまくって遊んでるし。
史実だから仕方無いんだけど、辮髪ファンとしては断髪が勿体ない。それから洋装もさみしいですワンシャン(皇上)!ひらひら裾の翻るお召し物の方が素敵ですよディーシア(陛下)!でも例の黒縁メガネが出てきたのは嬉しかったv
皇太后たちが用意したお見合い写真を前にして、ホンットに「結婚しないから。女なんか要らないから」って感じで嫌そうにしてたのでよりいっそう可哀想でした。しかも皇太后のごり押しで相手決めさせられてるし。
勢いで『紫禁城の黄昏』読み返してみたり。『わが半生』は持ってたはずだけど見つからない…
『〜黄昏』の記述で、やっぱり醇親王パパはヘタレということを再確認しました。ドラマ内の描写でも、役者さんの顔はそれなりに好きなタイプなんだけどホンットダメ人間まっしぐらだからなぁ(^_^;)で、そんなダメ親王を見るにつけ、自分は「真っ当に仕事が出来てる人の駄目な部分が好き」なんだと認識し直しました。