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翻訳ソフトの功罪

ウチの翻訳ソフトが吐き出してくる和文の一例(これはEvaさんのCardasianHeatより)

「キラは(すでに)彼が離れて彼女の直線コースから回転することを期待していた、しかしその代わりに、彼は、ただ異なったポジションの中に彼自身を操縦するだけであって、彼がいた所を停止させた」
……一応ここ、濡れ場のはずなんですが…こいつらいったい何をやっとんねん(T▽T)
 ちなみにこの翻訳ソフトのエロシーンは「歯をみがい」たり「ブラシをかけ」たり「雄鳥」「建設」「ロバ」「ねこちゃん」が登場したりと脱力感抜群です。原文と訳文どちらも保存しているので、何が起こってるのかなんとなくわかりますが…

 かなり昔にも日記でレビューを書いた号泣ものシリアス、Laura Taylorさんの『The Garden of Gethsemane』(第7シーズンは「なかったこと」になってる第8シーズンもの。デュカ処刑前夜の話。原文約92kb)を翻訳ソフトにかけた文章を、(作者さんとコンタクト取れるほどの英語力がないのであくまで)個人的に翻訳しなおしています。上記の凄まじい翻訳ソフトの文章ですら私を感動させてやまなかったのですが、組み立て直す過程でさらに話の深さに唸らされました。
 そして物語自体の凄さとか英文で言ってる内容を日本語に置き換えられない不甲斐なさとか、いろんな意味でさらに号泣。そもそも日本語も文法とか理解してないまま感覚だけで使ってるので、構築し治す作業の大変さを思い知らされました。今のところ原文の言ってる内容を取りこぼすのが勿体ないので、必要以上の代名詞だけは省略、可能な限りは逐語訳、挫折した部分はミラクル意訳。文章が長くなるのはデュカットの台詞だから仕方無いとも思うけど、私にとってはこの人の書く文章は地の文もムチャクチャワンセンテンス自体が長い。どの部分までが主語?目的語?どこまでが一つの動詞に係ってる修飾部分?英語力がアレな自分にはかなりハードルが高いです。

 それはそうと、Trekiverseでこの人の作品を探そうとして見つけられませんでした。それどころか、確認(どこのサイトで見つけたのか覚えていないので)しようと思って海外サイトをざっと見てきたけど挫折。
 なんとか彼女の別の作品を見つけて、その1999年当時に書かれた前文を読んでみたら「メールアカウントは実家の物で、帰るのに3時間かかるんで返事は期待しないでね」とのこと、「メールは送らないでね」って書いてあって呆然。でも「この物語を読んで、お友達にも勧めてくれたら嬉しい」みたいなことが書いてあったので、ちょっと開き直ってみようと思います。とはいえ、もう少しTaylorさんの事情を調べてみてからの話ですが。