第二回…『ベイジョーマニア・デュカットの変態性について勝手に考察』(2003.10.11)
※第4〜第7シーズンのネタバレを含む内容のためネタバレ嫌いの方はご注意下さい

それにしても9月のファクトファイルがここまで今回の考察の参考になるネタを繰り出してくるとは思わなんだ^_^;























    もとテロックノール司令官デュカット。
    本妻だけでも7人も子供が居るくせに、彼の漁色ぶりはとどまるところを知りません。
    壊れた後でさえ(しかも捕虜のくせに!)「オリオンの奴隷女一人つけて」とか困った我が侭言ってます。
    ホントしょうがない人です。(でもそんな駄目人間ぶりが私は大好きです)

    さて、彼はベイジョー人であるキラ少佐にしつこくイヤガラセのようなアプローチを繰り返しています。
    言い争いは「前戯」みたいなものらしいカーデシア的な視点から見れば
    「イヤガラセに対抗して冷たい態度を取ったり嫌味を言ったりするキラ」は
    アプローチに対して正しく答えているわけで^_^;その辺はシスコの方がかわし方上手いです。

    出会うたびに不毛な言い争いを見せつけてくれる彼らには随分楽しませていただいてますが
    今回はキラ様だけでなくて、ベイジョーの女性一般に対するデュカットさんの態度について
    ちょっぴり私が感じていることなどを。


◎カーデシア人男性にとってベイジョーの女性ってどんな感じ?
    占領時代、慰安婦(本編では「世話係」なんて穏便な表現になってますが)として
    かなりの数のベイジョー女性がテロックノールに連れてこられている描写があります。
    カーデシアの軍人さんたちは彼女たちとけっこうよろしくやってたみたいです。
    特にデュカットだけがベイジョー女が好み、というわけではないと思うけど
    「ベイジョーの女はみんなガリガリだ」とうんざりしたように漏らすカーデシア人がいたので
    一般的にカーデシア女性と比べるとベイジョー女性は小柄で華奢らしい。
    (もちろん栄養状態の違いもありますが)
    うっかり興が乗って豪快にコトを致して、彼女たちを殺してしまったカーデシア人も少なくないのでは。
    酷い話だとは思いますが、普通に抱くだけでも骨とかボキッといきそうだよベイジョー人。

    ということは、一般的にカーデシアでいう「いい女」というのは
    「逞しくグラマラス」が 基準であろうと思われます。
    物語の後半でダマールさんがカーデシア女性をはべらせている描写がありましたが
    その彼女は確かに「逞しくグラマラス」でした。(個人的には逞しすぎて頂けません)


◎デュカットとベイジョー女性
    キラ・ネリス
    彼が激烈片思い(?)し続ける女性で、もとベイジョーレジスタンスの勇者。
    占領下の悲劇をあれこれ経験しているのでカーデシア人一般に嫌悪感を持っている。
    しかも、カーデシア人の中でもデュカットのことが一番嫌いなんだそうだ(苦笑)
    彼女の反抗的な態度を楽しんでいるらしいデュカットのアプローチの仕方は
    より一層彼女の不快感を煽っているのでいわゆるデススパイラル状態。
    それにしても以下でも述べますが時間差親子丼狙ってるらしいデュカットは結構ヤバイと思うぞ。

    トーラ・ナプレム
    ジヤルの母親。このエピソードはきちんと見ていないのであんまり話ができないのですが
    彼の子供を産んだベイジョー人ということでリストアップ。つーか種族間の違いを超えて
    あっさり子供ができるという事実に驚愕してるんですが…^_^;
    なれそめとかの事情はよくわかりませんが、ベイジョー現地妻で日影の身。
    それでも彼女の死を知ったときのデュカットさんの反応には愛を感じるというか。

    キラ・メルー
    キラ・ネリスの実母。テロックノールの慰安婦。連れてこられた当初からデュカットのお気に入りで
    「執拗なセクハラから彼女を救うヒーロー」の芝居を打ったデュカットに陥落させられる。
    というか、この時点で彼女には夫も子供(小さいネリスとその兄弟)もいたため
    収容所での彼らの待遇を考えれば彼女には大人しく彼に従う以外の選択は無かったかと。
    (ただデュカットは「権力で無理矢理服従」より「尊敬の表出としての服従」を望んでいるので
    彼女に旦那からのメッセージを届けたりして寛大なところをアピールしてたり)
    病死するまでの7年間をデュカットの囲い者として過ごしたらしい。
    言い方を変えれば、彼は彼女が死ぬまで庇護者であり続けたってことですよね。
    一般的にカーデシアの軍人さん達は「ベイジョー妻」をほとんど見捨てちゃってるらしいのに。
    ところで7年もデュカットに囲われてて、よく子供が出来なかったなぁ、と…^_^;

    エムポックノールのベイジョー女性(ミカ)
    パーレイス教の信徒。教祖デュカットの子供を産んでしまい旦那の信用を結果として失う。
    ナプレムさんといい彼女といい、なんでこんなあっさり子供ができるんだ?
    個人的感覚かもしれないけどメルーさんに似ていると思う。
    デュカットとの関係を秘密にしておけそうにないと言ったばっかりに彼に殺されかける羽目に。
    彼女との関係は「あやまち」「一時の気の迷い」「君があまりに美しくて」などとデュカット本人がコメント。
    手に負えません。めちゃめちゃだらしないですこの男。

とりあえずいまのところはこの4名しか私は知らないので、リストとしてはこれだけ。
(パーレイスのために利用されたアダミさんは除外。ていうかデュカット、惚れてないし)




◎そこからなんとなく判明してきたデュカットの好み
    体型はほっそり。意志の強そうな大きな目の持ち主。首は細く長い。全体的に華奢
    (ベイジョー人の中でも特にそういう傾向の女性を選んでる気がする)

    カーデシア人とベイジョー人の体格差を考えれば
    デュカットは「(一般認識よりも)病的なまでのガリガリが好き」らしいこと判明。本人もかなり細いけど。

    しかもカーデシア的審美眼で見るなら、ベイジョー人の顔はのっぺりしすぎてます。
    喩えて言うなら、我々地球人がグレイ型宇宙人を見て感じる感覚に近いかと。
    そういやグレイは体型も小柄でほっそりしてるんだよね。

ということから導き出された事実
        ↓










「ガル・デュカットはグレイ好き」←飛躍しすぎです










ヤバイよ。だってグレイだよ。個人的嗜好にケチつけるわけじゃないけど
軍人さん達がベイジョー妻を見捨てて国に帰るのもわからんでもないよ。
側近のダマール曰く「あの女(キラ=グレイ)のどこが良いんだ!」
そりゃ一言そんな愚痴をこぼしたくもなるでしょう。

もうひとつ、個人的イメージで言うと「人形愛」くさい。バービーとかリカちゃんとかのアレですね。
フィギュアとかもその範疇かな?とにかくそういう
「小さく華奢で壊れやすいモノを愛でる」ことにつながるかと。
だから彼はハタから見るとちょっとヤバめなのかもしれないんですよねぇ。





たまにficで見かけるデュカベシも、そういうことを踏まえて考えれば奇妙に納得できます。
ベシアも上記の彼女たちと特徴が一致してるんだよね^_^;
淫乱絶倫どうしの意気投合、ってシチュエイションにしても
「憎きガラックの大切な人」を虐めたおす、というシチュエイションにしても
基本的にはベシアがデュカットの「タイプ」であることが前提になるんじゃないかと。
特に後者なんて「自らnon-con」とか、ある程度は自分の好みじゃないと
やってらんないと思う。じゃなきゃ人を使ってやらせるだろうし…
   
そういえばガラックさんもベシアのそんな特徴が好みなのかなぁ。

…ん?ということは、ガリガリ好みってもしかしてカーデシアの一般傾向なの?!
せっかくデュカットの変人ぶりを説明できたかと思っていたらこんな落とし穴が!




…という感じで上手くまとまらないまま終わります。今回は「設定」じゃなくて
ただのエッセイとかそういう感じですみませんでした(T▽T)

アホアホトップに戻るサイトトップに戻る