Hello, Quadruple D...

 

Quadruple Dって何?



QuadrupleDでDirect3D
3DFC '98 Fall 参加作品より

 Quadruple Dは、DelphiにフィットしたDirectXを使うコンポーネントを提供する計画の名前です(分かりづらい)。

 元来、Do the DirectDraw with Delphi を略してQuadruple Dだったのですが、現在ではサポートするDirectXコンポーネントも増えました。

 コンポーネントをフォームに貼り付け、あとは付属ヘルプのチュートリアルに従えば、貴方もDirectXをわりと自由に扱えるようになります。

 

Quadruple Dの構成要素

 Quadruple Dを構成するファイルは以下のように大別されます
  • DirectXサポート用コンポーネント群
  • チュートリアル(ヘルプに収録、各コンポーネント毎に最低一本)
  • サンプルプログラム
  • リファレンスマニュアル(ヘルプに収録)
  • Delphi6用、DirectXヘッダ(SANDMAN及び、黒田Dycoon氏によってコンバートされました)

 以下、各コンポーネントについてご説明します。



Direct3Dを用いたグラフィックエフェクト
3DFC '98 Spring 参加作品より

DG-Carad

DirectGraphicsを扱うコンポーネントです。
死ぬほど面倒な初期化作業や、不可欠なウィンドウメッセージのハンドリング、サーフェスやテクスチャの管理を行います。これらの非生産的な作業から、アプリケーションプログラマである貴方を解放します。
また、2Dオブジェクトの描画も考慮したユニークな3DライブラリSXLib 六角大王モデルの読み込みとHumanMDLでのモーションデータをSXLib上で再生する、DGnaROKライブラリも付属しており、人体アニメの再生も容易です。

DDSD

DirectSound,DirectSound3Dを扱うコンポーネントです
ゲーム用途を主眼に据えた、手軽かつ低レイテンシなウェーブデータの再生を実現しました。
DirectSound3Dによる立体音響効果も極めて簡単に発揮する事が出来ます。
また、DirectSoundCaptureによる音声入力や、リアルタイム録音なども可能です。

DDIDEX

DirectInputを扱うコンポーネントです。
キーボード、ジョイスティック、マウス(ホイールOK)、フォースフィードバック付きジョイスティックなど、幅広い入力機器をサポート、アプリケーションからはどんな機器なのかをほとんど意識しなくても良いように設計されていますので、統括的な入力判定ルーチンを簡単に記述可能です。
 

DDPD

 DirectPlayを扱うコンポーネントです
 ネットワークの向こう側と、通信する能力をアプリケーションに加えます。
 メソッド一つで接続に必要な情報を得るダイアログを表示し、接続までを行います。勿論、この手順をアプリケーションプログラマである貴方が独自に記述する事も可能です。

 

Quadruple Dの利点



Quadruple Dによるゲームアプリ
Extreme Shooters より

  • Quadruple Dは、ソースコードが完全に公開されたフリーウェアです。Delphiを使わない人や、Quadruple Dの利用を特に考えていない人でも、DirectXに関心の有る全てのプログラマが、いつでも、いくらでもQuadruple Dのソースを読んで、自分のプログラムに役立たせる事が出来ます。
  • 12個のチュートリアル、12本のサンプルを用意しています。ダウンロードしたその日からでも無理なくQuadruple Dプログラミングが楽しめるはずです。
  • ガイド・リファレンス完備。400近いトピックを持ったヘルプファイルにより、Quadruple Dの全機能を網羅。記述の不備についての御指摘は随時受け付け。

 


 

Taku Hayase(SANDMAN)

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