ディア・マイ・レディ


 ベッドに背を沈めていたレオンが起き上がり、スコールの細い体を抱き締める。
脱ぎ掛けのジャケットやシャツが身体に絡まるのを感じて、レオンは抱いていた腕を解くと、スコールのジャケットの裾を引っ張った。
意図を組み取ったスコールが、両腕を後ろに真っ直ぐに下ろせば、するりとジャケットの裾が抜け落ちる。
それからシャツを持ち上げようとするレオンを手伝って、スコールは万歳をして、シャツの襟から頭を潜らせた。
次にタイトスカートのホックが外されて、スコールが腰を浮かせると、しゅるしゅると布が肌を滑って脱がされる。
手袋を外して、ニーハイソックスも脱いでしまえば、少女の細い体が露わになる。


「怪我、治って良かったな」
「ん……」


 スコールが帰還した時の傷は、何一つ残っていない。
肌目細かい白い肌の上を、レオンの手が慈しむようにゆったりと撫でた。

 スコールの手がレオンのジャケットの端を摘む。


「レオンも……脱いで…」
「…スコールが脱がしてくれるか?」
「……うん」


 囁く声に促され、スコールがレオンのジャケットに手をかけると、レオンは片腕ずつ袖から引き抜いた。
カップに支えられていない乳房に押し上げられた、谷間を引っ張っているシャツに、ぽつりと膨らんだ点が二つ。
スコールが指でつん、と突くと、レオンの身体がぴくっと震えて、豊満な柔乳がたぷんと揺さぶられた。

 レオンが腕を頭上に持ち上げて、スコールはシャツを上へと捲って脱がせてやった。
タイトスカートのホックを外すと、レオンは腰を浮かせ、脱がせ易いように両足を揃える。
スコールは両手でタイトスカートの裾を摘まんで引っ張った。
裾に比べて窄まっているベルト部分が窮屈なのか、太腿の肉が境界線から少し盛り上がって、視覚を肉感的に演出している。
それと一緒に靴下も脱がして、すらりと形の良い脚線美がスコールの前に現れた。

 二人で生まれたままの姿になって、もう一度体を重ね合わせた。
二人の体の間で、大小の柔乳が重なり合って、乳頭が擦れ合う。


「あっ、んっ…」
「んんっ……!」


 それぞれの唾液で濡れて、ツンと膨らんだ乳首を当て擦れば、ぞくぞくとしたものが二人の背中を這い上って来る。


「あっ、あっ…スコールの、乳首…んっ…」
「レオンのおっぱい…おっきぃ……、俺、も、こんな…んんっ」


 こんな風になりたい、と消え入りそうな声で呟くスコールを、レオンの腕が抱き締めた。
優しい手があやすようにスコールの頭を撫でて、スコールは甘える子供のように、レオンの胸に顔を埋める。

 頭を撫でていたレオンの手が、つう、とスコールの背筋を滑り降りた。
スコールはレオンの胸の谷間に顔を埋めて、ぎゅう、とレオンにしがみついて声を堪えようとする。
けれど、


「んんんんっ…


 びくっ、びくっ、びくっ、と跳ねる体を堪えさせる事は出来ない。
下肢がじんじんと熱くなって、とろりとしたものが溢れ出してくるのを感じていると、それを察したようにレオンの手が更に下へと降りる。
彼女の手はスコールの小ぶりで形の良い臀部をゆったりと撫でて、その谷間へと辿り着いた。

 細い指先が、スコールの慎ましく閉じた菊穴に触れる。
途端、ビクンッ!とスコールの肩が跳ねた。


「やっ、やっ…!レオン、そこ…違うぅっ…!」
「…でも、此処も嫌いじゃないだろう」


 愛撫を求めていたのは確かだが、触れて欲しかったのは其処ではない。
しかしレオンの悪戯は止まらず、指先が穴口に埋められて、穿るようにくにゅくにゅと肉を掻き撫でて遊び出す。


「あっ、あっ、あっ…!やだっ…!」


 ふるふると首を振って、嫌、と訴えるスコールに、レオンは小さく笑って指を抜いた。
きゅぽっ、と小さな空気の音が聞こえて、スコールの体が熟れたように真っ赤に染まる。
そんな彼女に構わず、レオンはスコールの形の良い耳を甘く噛んで囁いた。


「スコール……一緒に、気持ち良くなりたい、な……」
「はぅぅんっ……!」


 鼓膜を心地良く震わせる、低めのハスキーボイス。
それだけでスコールは、自分の秘部がぐしょぐしょに濡れてしまうのを感じていた。

 二人でベッドに横になると、上下逆さまになって重なり合う。
上に乗ったレオンは、スコールを押し潰さないように両腕で体を支えつつ、腰を落としてスコールの顔に己の陰部を近付けた。
スコールの腕がレオンの太腿を抱くように絡み付き、彼女にもっと足を開いて、とせがむ。
せがまれるままにレオンが足を開き、腰の高さを下げて行けば、とろりと蜜を溢れさせる膣口がスコールの目の前に迫っていた。

 レオンもスコールの太腿を押し開いて、少女の秘部に顔を近付けた。
隠すもののない淫筋を両手の指で引っ張って拡げ、剥き出しになった媚肉に舌を這わせる。


「んゃあぁあっ…!」
「は、ふっ……ちゅ、んちゅぅっ…
「あっ、あっ…!ひぁぅうん…ッ


 ぬらぬらと、レオンの舌が艶めかしく動いて、スコールの内壁を撫でている。
ビクビクとスコールの太腿が震えて、レオンの頭を挟むように縮こまろうとしたが、レオンは肩でそれを遮った。


「レオ、ンんっ…!はふっ、ん───あむぅっ…
「んふぅっ


 眼前でひくひくといやらしくヒクついていた陰唇に、スコールは食い付いた。
小さな口を目一杯に開けて、レオンの膣全体を食むように、舌で表面を撫でながらもごもごと動かす。
すると、レオンがくぐもった甘い声を上げながら、彼女の舌がスコールの膣の中でぬりゅっ、くりゅっ、と不規則な動きを始めた。


「はふっ、んむっんん…、っぷ、んぢゅっ…、おふぅっ…!」
「んぁ、はっあっ、あむっんふっんん…」
「っは、っは、あぅうんっあっ、レオ、舌…舌ぐるぐる、だめぇっ掻き回さないでぇえ…
「んっ、んぢゅっ、えぉっ、ぢゅっ、はへっ…ん、っんぉ


 レオンの舌がスコールの膣内でぐるぐると円を描く様に動いて、唾液と蜜液を馴染ませるように掻き回される。
にちゅっにちゅっ、にゅぷっ、と長い舌がスコールの肉壁を丹念に舐めてなぞり、肉壁の細やかな抵抗を溶かして行く。

 レオンの膣に吸い付いていたスコールだったが、下肢から湧き上がってくる甘く激しい痺れに、唇からは彼女の唾液と喘ぎ声が漏れるばかりになっていた。
テクニックとしては、初心なスコールよりも、大人で経験豊富なレオンの方が格段上だ。
同じ攻め方をして勝てる訳がない。


「ふあっ、あっあぁあっ!ん、んぅうっ…!」


 だが、スコールも負けてはいられない。
自分ばかりが気持ち良くなるのも嫌だし、やられっ放しと言うのも、負けず嫌いなスコールには気に入らなかった。

 レオンの太腿にしがみ付いていた腕を放して、自由になった手を陰唇に近付ける。
つう、と筋をなぞると、膣の中でレオンの舌がビクッと反応したのが判った。
スコールはぷっくりと膨らんだまま縮まらないクリトリスを、きゅっと摘まんでやった。


「───んほぉおうんっ!」


 ビクン!とレオンの身体が跳ねて、くぐもった悲鳴。
くりっくりっ、と捏ねるようにクリトリスを転がしてやると、レオンの太腿ががくがくと震え、ヒクヒクと伸縮する膣からぽたぽたと雫が零れ出す。


「んっ、んぐっほぅんっ
「あっ、あっ…!っは、あ…!レオンんんっ…!」
「はひゅっ、んん…んふぅうっ
「はぅうんっ!やっ、あっ、レオンっ息がぁあ…っ
「んんっ、んーっ!あぷ、はふっ、ふきゅぅうんっ


 スコールがレオンのクリトリスを転がせば、レオンの喉から堪え切れない嬌声が漏れて、スコールの膣内でレオンの舌がビクビクと不規則な動きをして肉壁を押す。
荒くなったレオンの鼻息が、スコールの恥丘をくすぐって、それさえもスコールには快感になっていた。

 弱いクリトリスを攻められていては、レオンはクンニに集中できない。
レオンの舌が膣から抜けて行くのを感じて、スコールの腰が追い駆けるように浮いたが、結局舌は抜けてしまった。
スコールは摘まんだクリトリスをきゅうぅっと引っ張って、なんで止めるの、と言うかのようにレオンを苛める。


「はっ、あっああっスコー、ルぅっ…クリ、そんなにっ、そんなにしちゃっあっ
「っは、レオン、早く、もっとぉ…!ん、此処、もっとしてぇ…!」


 此処、と言って、スコールの指がレオンの膣に触れた。
じゅぷんっ!とスコールの指が一気に根本まで突き入れられ、レオンの背が大きく仰け反る。


「あぁああんっ!」
「っは、あっ…レオン、レオンのおまんこ…気持ち良さそう…」
「んぁっ、んっ!あんっ…ん、くぅっ……だめ、そんなっ…掻き回しちゃ駄目ぇええっ…あぁんっ


 ぐちゅっぐちゅっぐちゅっ、と指が抜けては突き入れてを繰り返されるレオンの膣内は、彼女の官能の強さを示すかのように、粘液でぐちょぐちょに濡れていた。
スコールはそれを指に絡めながら、レオンの膣内を掻き回し、剥き出しの肉芽を摘まんで引っ張って苛めている。

 ビクビクと下肢を震わせながら、レオンはスコールの膣に指を這わせた。
今までレオンの指を咥えて快感に悶えていた肉ヒダが、ヒクヒクと蠢いて、次の刺激を待ち侘びている。
レオンはクリトリスと膣口からの激しい快感に悶えながら、スコールの膣に三本の指を一気に挿入した。


「ふっあぁんっ!」
「んんんっ!」


 自分の体の下で、少女の肢体がビクビクと猥らに跳ねて踊る。
その光景に気を良くしながら、レオンは挿入した全ての指で、スコールの蜜壺を激しく掻き回す。
直ぐにぐちょっ、ぐちゅっ、ぐちゅっ、と淫らな音が響き始め、レオンの指と膣口の隙間から、とろとろと艶めかしい蜜液が溢れ出した。


「あひっ、はひっ…!ひ、うぅんっ!」
「ああっ!ん、スコールぅっ…!」
「っは、っは…あっ、あぁんっ!あんっ、くぅん
「はふっ…んひぅっ!う、う、───あぁあんっ!」


 主導権を奪い合うように、互いの体を攻め合いながら、二人は快感を貪る。
レオンはスコールの膣を掻き回しながら、腰をくねらせて淫らなダンスを踊り、スコールはレオンのクリトリスを摘まんで内壁を摘まみ擦りながら、レオンの指の動きに合わせて腰を浮かせていた。

 レオンのもう一つの手が動き出して、スコールの太腿を捉まえる。
足を抱えるように腕で囲むと、レオンはすらりとした太腿を撫でた手を、アナルへと導いた。
ぐちゅぐちゅと膣壁を掻き回されているスコールは、レオンの手の不埒な動きに気付いていない。
そんな彼女に、レオンは何も予告せずに、ひくん、ひくん、と膣の動きに合わせて伸縮する菊座に指を突き入れた。


「ふきゃうぅぅっ!?」
「あひぃんっ!」


 突然のアナルへの挿入に驚いて、スコールの体が強張り、弾みでレオンのクリトリスが強い力で抓られる。
びりびりとした激しい快感が二人の体を襲い、思考する力を溶かして行く。

 びくっ、びくっ、と揃って四肢を震わせていたスコールとレオンだったが、先に意識を取り戻したのはレオンの方だった。


「あっ、はぁ…っ!───んちゅぅっ
「あぁああっ!」


 レオンの唇が、スコールの肉芽の膨らみに吸い付いた。
レオンはクリトリスの刺激に弱いが、スコールも弱い。
包皮を被ったままでも十分な感度のそれを、レオンはちゅうちゅうと音がする程強い吸引力で啜る。


「はんっ、あんっ!ひっ、らめ、らめぇえっ
「ん、んぢゅっ、んぷっ…っふ、うぅんっ
「あっ、あっ、クリだめっ、だめぇえっお尻も、だめぇ…!」


 クリトリスが取れるんじゃ、とスコールが思う程に強い力で吸いながら、レオンは少女のアナルに埋めた指を前後に動かし、激しく抜き差しを繰り返していた。
慎ましくしていた筈のアナルは、激しい責め苦にまるで悦んでいるかのようにヒクついて、菊口がレオンの指に吸い付く。
更に同時に膣内をぐちょぐちょと音が響く程に掻き回され、その上Gスポットを繰り返し引っ掻かれいるのだ。
幾らスコールが何度となくレオンと体を重ねているとはいえ、この激しい官能地獄に、まだまだ初心な少女が正気を保っていられる筈もない。


「はっ、あっあぁっ!あぁああんっ!」

 ぐちゅ、ぐちょっ、じゅぷっ、ぐぷっじゅぷっ、ぐちゅっぐちゅっ。

「ひっ、らめっ、あぁあ…!やっ、お尻っ、ずぽずぽだめぇ…っ!」

 じゅぽっ、ぐぽっ…ぐぽっ、ぐりゅっぐちゅっ、にゅぽっ!

「ひうっ、いぅっひぃいいんクリだめ、取れちゃう、取れちゃうからぁああっ!」

 ちゅるっ、ちゅうぅっ、ぢゅるるっ…!ぢゅぽっ、ちゅぅうぅっ……!

「あんっ、あぅっ、はきゅぅっイくっ、イっちゃう!レオン、レオンんんっ!」
「っは、んぷっ、んちゅっ、んぅぅうっ!」
「あっあっ、あぁあ―――――っ!」


 びくっびくっびくっ、とスコールの体が大きく痙攣して、膣とアナルがそれぞれ指を強く締め付け、ぷしゃあぁあ…!と陰唇から潮が吹き出した。
間近で繰り広げられた絶頂の光景に、お返しだ、とレオンはこっそりとほくそ笑む。

 しかし、次の瞬間、レオンの下肢をじゅるっと生暖かいものが這って、彼女の背中を甘い電流が走った。


「あぅうんっ!あっ、スコ、舌入れちゃっああぁんっ!」
「んむっ、むっ、はむぅ…っ!」
「んぁっ、あ、あ、んふぅっ!」
「ふみゅぅううっ


 じゅるっぢゅうっ、と音を鳴らして膣口を啜られながら、レオンはもう一度、スコールの肉芽に吸い付いた。
肉芽はすっかり包皮を向かれており、性感帯が丸ごと剥き出しになっている。
それを唇全体で愛するように食んで甘噛みしてやれば、ビクビクとスコールの体が魚のように跳ね上がった。

 レオンの膣に食い付いたスコールの咥内に、甘い汁がとろとろと溶け出してくる。
甘いものは余り好きではない筈なのに、スコールはこの甘露だけは好きだった。
スコールは、授乳を欲しがる動物の子供のように、夢中になってレオンの蜜を啜る。
クリトリスをきゅっ、きゅぅっ、と引っ張って転がせば、膣の肉ヒダが痙攣するように震えて、更に沢山の液を分泌してくれた。


「はふっ、あっんんっスコール、すこーるぅ…すこーるのクリ、固くてぇ…んぁっ、弾けそ…んちゅうっ
「んぷぅうっあっ、はっ、レオンも、レオンのもぉっ…!膨らんでるのぉお…おまんこもぉ…っんあ、一杯、お汁出てるぅう…っ」
「はふっ、あふぅっ…!ん、スコールの、おまんこも…指締め付けて、はぁっ…!お尻も、もぐもぐしてる…ぅうんっ


 目の前の光景をそのまま声に出して伝えれば、相手の膣がきゅうきゅうと伸縮して反応を返してくれる。
それが愛しくて、気持ち良くて堪らなくて、どんどん夢中になって行く。

 ぐちゅぐちゅとスコールの舌が、レオンの指が、互いの蜜壺を掻き回し、その官能の激しさに、二人の体が委縮するように丸められる。
レオンがスコールのクリトリスに歯を立てて噛み、スコールはレオンのクリトリスに爪を立てて引っ掻く。
がくがくと震える体が逃げないように、互いに脚を捉まえて、太腿に頬を寄せながら、淫部への愛撫は止めない。
互いが互いを捕まえて、もっと欲しい、もっとしたい、と全身で訴え、応えている。


「あひっ、んぅっ、あふぅんっ…!んっんっ、んっ、んぷぅっ!あっ、はぁあんっ!」
「んはっ、はふ、はぅ…んちゅうぅっはぷっ、あふっ、ん、はひゅんっ
「っは、あっあっ、らめっ、イクっ…!レオンんっ…!おれ、イくっ、イくぅっまたイっちゃうからぁああっ」


 限界を訴えて間もなく、スコールの背が大きく反って、膣壁とアナルがレオンの指を締め付ける。
四肢の強張りに伴って、レオンのクリトリスを摘まんでいたスコールの手にも、思わず力が篭り、


「あふっ、あっ、んんっ、俺もっ、俺もぉっ!スコールの舌でっ、スコールの指でぇっイかされるぅううっ


 甘美な電流に犯されたかのように、ビクンッ、ビクンッ!とレオンの身体も大きく脈打ち、スコールの目の前で彼女の陰唇がきゅぅううっと閉じる。

 レオンの上半身から力が抜けて、とろとろと蜜を零すスコールの陰部に、レオンの頭が落ちる。
長く豊かなレオンの髪が、スコールの下半身を覆うように散らばっていた。


「はあ…っは…あっ……」
「あ…は……んん……っ」


 レオンがなけなしの力で体を引き摺り、スコールの上から退いた。
とさ、とレオンがベッドに倒れ込んで、ぎしり、とベッドのスプリングが鳴る。

 スコールはのろのろと起き上って、ベッドに俯せになっているレオンに身を寄せた。
レオンは瞼を閉じていて、眠ってしまったのだろうか、とこっそり残念な気持ちになっていると、形の良い手がスコールの頬を撫でる。


「…れおん、……」
「……ん、……」
「…ふ、ぅ……っ」


 甘えるように名を呼べば、青灰色が瞼の裏から姿を見せて、桜色の唇がスコールのそれと重ねられる。
開いた唇の間でお互いの舌を絡ませながら、体を寄せて抱き締め合う。

 口付けあったまま、レオンの手が、スコールの背中を撫でて、腰を辿る。
スコールの手はレオンの長い髪を梳いて、脇を辿って胸元へ。
スコールがおずおずと片足を持ち上げると、直ぐにレオンの脚が絡まって来て、二人の腰が密着し合い、


「んっ…」
「あっ……」


 散々刺激された所為で、すっかり膨らんだ二つのクリトリスが擦れ合い、二人は甘い音を漏らした。
そのままレオンが腰を揺らせば、二人の擦れ合うクリトリスが甘い疼きを蘇らせる。


「っは、スコール……んっ、んっ…!」
「んぁ、ん…れお、もっと…もっとぉ……


 甘えるようにしがみついてねだる少女に、レオンは頷いた。
レオンは起き上がると、スコールの脚を掴んで持ち上げ開かせて、剥き出しの恥部に己の陰部を重ね合わせた。

 レオンは上半身を後ろ手で支えつつ、腰を小刻みに揺らして、二人の陰部を擦り合わせる。
今までの成功ですっかり濡れていた其処から、くちゅっくちゅっ、と小さく淫水音が零れていた。


「はっ、あっ、あっ…!スコール、スコールの…スコールのおまんこぉ…
「んっあっ、ああっ!レオンの、おまんこ…俺のと当たってるぅうっ…!」
「あっあっ、んっ、あ…っこんなに、ぐちょぐちょでぇっ…スコールの、やらしいおまんこ…
「レ、レオンもぉ…レオンのおまんこも、っん、熱くてぇ…じゅくじゅくしてるよぉ…っ


 レオンの腰の動きに合わせて、スコールの腰もゆらゆらと揺らめき、二人の陰部が一層激しく擦れ合う。
互いの陰唇のラビアが擦り合う度に、レオンとスコールの濡れた唇からは甘い声がひっきりなしに溢れ、壁に反響して二人の耳を犯す。

 レオンとスコールの膣からは、まるで洪水にでも見舞われたかのように、たっぷりとした蜜液が溢れている。
それを相手の蜜壺に塗り込もうと、二人は夢中で腰を振っていた。
もうどれがどちらの蜜であるのかは判らない、お互いの吐き出した体液が、熱が、溶けあう程に一緒になってしまえば良いと思う。


「あっあっ、あっ、あんっ…!ふ、ん……」


 淫らに腰をくねらせながら、レオンの手が下肢へと伸びる。
二人の蜜でぐちょぐちょに蕩けた陰部を辿り、やがてその手は、スコールの恥丘に届いて、ぷくんと膨らんだクリトリスを摘んだ。


「やっあぁあん
「っふ、あふっ…感じてる、スコール…んっ、可愛いな…
「あっひっ、ずるっ、ずるいぃっ…!んっ、ううっ」


 コリコリと摘んだクリトリスを転がされて、スコールはびくびくと体を戦慄かせながら、震える腕で体を起こした。
足を絡ませ合ったまま起き上がったスコールは、正面にいるレオンの胸を鷲掴む。
むにゅう、と歪んだ胸の先端で、クリトリスと同じように膨らんだ乳首が弄って下さい、と言わんばかりにぷるんと揺れる。

 スコールはレオンの肩を掴むと、思い切って抱き着いた。
二人の体の間に挟まれたレオンの指が、スコールのクリトリスを押し潰す。


「んあぅっ
「積極的、だな…っ」
「あっ、あっあんっひ、んん…あぁあっ


 抱き着いて来たスコールを受け止めて、相変わらず腰を揺らめかせながら、レオンは潰れたクリトリスを指の腹でぐりぐりと押す。
自分から求めるように縋り付いて来た少女に、レオンが笑みを浮かべて刺激を与えていると、


「ん、く……ふっ」
「んっ!」
「───あむぅっ
「────あぁあっ!」


 スコールは両手でレオンの乳房を寄せて持ち上げると、ツンと並んだ赤い蕾を、二つ同時に口に含んだ。


「はっ、スコールぅ……!だめっ、それぇっ…両方はだめぇえ…


 ちゅうっ、ちゅうっ、とスコールがレオンの乳首を吸う度に、彼女の躯がビクン、ビクン、と跳ねる。
スコールのクリトリスを苛めていた指も動きが止まり、腰はスコールの動きに合わせて揺れるばかり。

 ふぅ、ふぅ、と荒い呼吸を漏らしながら、スコールはレオンの乳首に歯を立てた。
ビクビクとレオンの身体が踊り、スコールは体の間に挟んだ手と、重ねた膣に体を押し付けて腰を揺らす。


「っは、んむっ、んふぅ…っん、ちゅっ、れおんん…うごいてぇ……


 自分だけで動くのも、自分だけが気持ち良くなるのも、物足りない。
気持ち良くなる事は良いけれど、どうしても満足する事が出来なくて、スコールはレオンの乳頭に舌を這わせながらねだった。

 スコールの声が聞こえたのか、レオンの腰が動き始める。
押し潰されたクリトリスが、ぐりぐりと抉るように弄られるのを感じて、スコールの躯が歓喜の熱で震えた。
自然とスコールの腰の動きは激しくなり、もっと、と言葉の代わりに乳首をちゅうちゅうと吸引すれば、レオンも応えるように淫らな踊りに激しさが増して行く。


「はっ、あはっ、はぁん…!スコールにぃ、おっぱい…乳首吸われてっ、感じてるぅうう…
「んむっ、れおんの、ゆびぃきもひぃいぃ…
「おまんこぉ…!おまんこ気持ちぃいいスコールのおまんこが、あっいいっ、いいのぉ
「っふ、うっ、うぅんっ、んにゅぅうっはむっ、あむっ、くりぃ…れおんい、こりこりされてりゅよぉおはひっ、はひゅっ、あふぅううんっ


 がくがくとレオンの乳首を食んだまま、スコールの全身が大きく波打って、ベッドのスプリングが悲鳴を上げている。
まるでベッドの底が抜けてしまうんじゃないかと思う程、ぎしぎしと煩い音が鳴っていたが、二人にはそれも聞こえていない。
彼女達の頭にあるのは、目の前の愛しい人と、その人が与えてくれる甘く激しい悦楽だけだ。

 ビクッ、ビクッ、と二人の体が同時に震え、絶頂が近付く。
スコールはレオンの乳首を食んだまま、己を快楽の頂点へと押し上げる快感に悶えるように首を振った。
そうして振り回される乳首への痛みと快感に、レオンが悲鳴を上げる。


「あひっ、ひぃっ、ひぃん!すこーる、だめ、乳首引っ張っちゃだめぇえっ
「んっ、んっう…はむぅうっ!れ、おっいひゅっ、いひゅのっいひゅの、いっひょがいいのぉおっ


 一緒がいい、一緒にイきたい。
しがみ付いて訴える少女に、レオンは無我夢中で頷いて、スコールの脚を大きく開かせ、剥き出しの膣口をより激しく摩擦させた。


「あぅっ、あっ、スコールぅっイくっ、イっちゃうおまんこイくぅううっ
「んっんーっおりぇもっおまんきょいっひゃうぅうぅぅっ
「あはぁぁぁぁああああんっ
「んきゅぅぅうぅっっ


 ビクビクッ、ビクンッ、ビクッ!ぷしゃぁあぁああ……!

 二人の体が大きく仰け反り、蜜壺の狭間から、潮と蜜が勢いよく噴き出して、互いの股間と太腿に飛び散った。
その後もヒクヒクと陰唇は疼くように伸縮を繰り返していたが、二人の意識が残っていたのは、其処までだった。





 心地良い微睡の中で、誰かに頭を撫でられていた。
起こさないように、と言う気遣いが判る優しい撫で方が誰のものなのか、直ぐに判って、目を開ける。


「────起こしたか」


 レオンだ。
判り切っていたので、スコールは驚かなかった。

 のろのろと起き上がると、するりと柔らかな布が肌の上を滑った。
膝元に落ちた布団を見下ろして、その隙間から覗く自分の脚を見て、ついでに自分の腹を見て、己が裸身でいる事に気付く。
それから、スコールの寝癖のついた後ろ髪をゆったりと撫でる女性もスコールと同じく裸身である。


「気分はどうだ?」
「……ん……」


 レオンの問いに対して、スコールの答えは全く形を成していなかった。
しかし、レオンにはそれで十分だったらしい。
まだ微睡の名残を残した目を擦るスコールの表情を見れば、彼女が不調でない事はレオンにはすぐ判る事だ。

 スコールが仔猫のように目許を擦っている間と、くん、と肩を引かれた。
ぽふっ、と言うより、ぽよん、と柔らかなものがスコールの頭を受け止める。
とくん、とくん、と耳元で心臓の鼓動が鳴っている事に気付いて、レオンの胸に抱かれているのだと、スコールは知った。


「ちょっと無理させたかな」
「……別に」
「そうか?」
「……ん」


 優しく撫でる、レオンの手。
その温もりを感じながら、スコールは向きを変えた。
豊かな柔乳に頬を摺り寄せて、くん、と鼻を鳴らす。


「よせ。汗臭いぞ」
「臭くない。レオンの匂いだから、臭くない」


 そう言って満足そうに豊胸の谷間に鼻先を埋めるスコールに、仕様がないな、とレオンは眉尻を下げた。


「でも、後で風呂には入らないとな」
「……面倒……」
「駄目だ。特にお前は、外から傷だらけで帰って来て、そのままなんだからな。ちゃんと綺麗にしないと。……此処も、な」


 此処、と言ったレオンの指が、スコールの秘所を撫でる。
ぴくっ、とスコールの太腿が震えて、白い肌が恥ずかしそうに赤らんだ。


「俺が綺麗に洗ってやるから」


 耳元で囁かれて、スコールは自分の下肢が微かに震えるのを感じた。
赤い顔でレオンを見上げれば、楽しそうな色を宿した蒼の瞳とぶつかって、揶揄われているのだと気付く。

 じゃあ、と今度はスコールの手がレオンのヘソから下へと続くラインを辿り、


「…レオンの此処は、俺が洗う」


 肉芽の根本を撫でて、秘裂の縁に指先を当てると、ひくん、とレオンの肩が震える。
それでスコールは満足した。


「風呂、入ったら……夕飯?」
「ああ。時間はとっくに過ぎてるけど」


 レオンの言葉に、スコールが時計を見ると、確かに時刻は夜の十時。
朝昼晩と規則正しい生活を送っている訳ではないので、夕飯の時間が遅くなる事など珍しくはないが、それも外に出ていればの話。
屋敷の中にいれば、ティファやユウナが呼びに来るのだが、先のスコールの機嫌の悪さを見たからだろうか。
二人が自分から出て来るまではそっとして置く方針なのか、単に二人が呼びかけに気付かない程に深く眠っていたのか、とにかく、レオンとスコールが夕餉時に目覚める事はなかった。
毎晩の夕飯を作ってくれるティファには、少し悪い事をしたかも知れない。


「風呂に入って、夕飯を食べて……その後は、どうする?」
「…セシルとユウナは、もう寝てるよな」
「そうだな。だから、二人に謝るのはまた明日」


 傷を治してくれたのに、感謝の言葉も何も言わずに部屋に引っ込んでしまった。
悪い事をした、と眉尻を下げるスコールに、レオンは良い子、と額の傷にキスをする。

 柔らかい唇の感触に、スコールの眦が和らいだ。
キスが終わると、今度はスコールがレオンの頬に口付ける。


「夕飯、食べ終わったら……レオンの部屋に行きたい」


 行っても良いか、と言うスコールの問いは、音にならなかった。

 重ねられた唇の心地良さに身を委ねて、スコールはレオンの身体に体重を預ける。
昼間、自分が酷く苛立っていた事など綺麗に忘れて、スコールはこの心地良さだけを覚えていようと思った。





ガチレズなレオスコを書きたい衝動に逆らえなかったよ。楽しかったよ。
レオンのおっぱいに顔埋めてるスコールと、貝合わせが書きたかった。
そんで気付けば、スコールが盛大に甘えん坊な上に、匂いフェチになっている。いや違う、レオンフェチだ(何れにしろ残念)。