ぎこちない雰囲気



「―――悟空」



って
急に呼ばれたからびっくりした

別に何してた訳でもないけど
急に声かけられなんて思わなかった


慌てて「なに!?」って返事したら声裏返っちゃってて



「……やけに離れてねぇか、お前」



んな事ないと思うけど、って言ったけど
人一人分開いたまんまのオレ達の隙間

不自然なままの空間



いつもだったら遠慮なくくっついてくる筈なのに、今日に限って変な隙間。
悟空にとって、意識してる状態での一杯一杯の距離。

しかしこれでは、「ぎこちない雰囲気」というか、「ぎこちない距離」……


どんな絵にするか一番悩んだお題。
これ描く前に今までのを見返して、なんかいいのないかと考え込み。
…そしたら、このお題で描いてる三蔵の横顔、全部一緒だったことに気が付いた(爆)


2006/11/08