オマツリ島に着いた麦わら御一行。
何もない砂浜で一人きゃっきゃきゃっきゃ走り回る船長。かわいいー!けどなんで波打ち際でそんな走れるの(笑)足、波に浸かってますがな…。
テーマパークに着いたはいいものの、お目当てのものはないと悟るとさっさと引き返そうとするサンジとナミ。その二人を両腕広げて押し留めながら、地獄の試練に興味津々なルフィがすんごいかわいい。二人の間から顔出してワクワクしちゃってんのー。もうこんなかわいくていいの!?と言いたくなるぐらいかわいい…。
今回、特に前半のルフィはひたすらかわいいです。
ちょこまかとよく動くし顔かわいいし仕草もかわいい。心なしか声までいつもよりかわいく聞こえました。もうたまらんかった!かなり原作ルフィが再現されてたと思います。
あとチョッパーもメチャクチャかわいかった…。レディたちは美しく、他の野郎共はカッコ良く。そして全体的に見るとかわいかった。
地獄の試練と聞いてナミとウソップは当然猛反対。サンジも試練なんかに付き合う義理はねぇぞとルフィに言います。しかしルフィはおまえ等なら平気だろと。
ル「おれはお前らを信じてる!」
サ「ひゅ〜♪言うねェ船長v」
…いや、私にはハートがついてるように聞こえたんですが。なんか萌えたよコレ。
そしてそんな船長に弱いクルーたち(笑)。あっさりヤル気出してます。
第一の試練、金魚すくい。
何やかやでチョッパーが見事に巨大金魚ロザリオちゃんをバケツに放り込み勝利。ところがこの時、チョッパーが目を回して海に落っこちてしまいます。沈んでいくチョッパーを掴んだのはルフィ。チョッパーをむぎゅっと抱き込んで一生懸命浮上しようとするも当然溺れて。
と、ここで 専属ライフセーバー登場。
サンジの手がルフィの足を掴んで引き上げてました。もうお約束過ぎて何と言っていいかわかりません。ただただ萌える。
助けられたルフィとチョッパーがまたかわいらしい(萌)
チョッパーが「ありがとな、ルフィ」ってルフィにお礼言ってるのも萌える。
勝って喜ぶ麦わら一味を見てオマツリ男爵は怒り心頭。第二の試練を持ち掛けます。
ルフィだけはやりたがってるものの、船に戻ろうと森を進む一同。でも船に戻れず森からも出られず、行き着いたのは第二の試練の場。
オマツリ男爵の説明を聞いてる麦わら一味の仲良しさんぶりが萌え。
でも並びはココしか覚えてない(笑)
第二の試練もなんとか麦わら一味勝利。しかしここで険悪ムードになってしまいます。
ゾロ、ナミ、サンジが険悪ムードを引きずったまま、ホテルにチョッパー以外が集合。
これから晩餐ですよと巨大鉄板でコテツの料理パフォーマンス開始。
ナ「油をひいてるわ!」
サ「当たり前だ」
ウ「すげー早業だ!}
サ「普通だろ普通」
ル「うっまそ〜!」
サ「・・・」(うっまそ〜 うっまそ〜 うっまそ〜)←ルフィの声でエコーが掛かる
バッと上着を脱ぐサンジさん。
どこから調達したのかコテツと同じ靴はいてエプロンして颯爽と鉄板上に登場。腕捲りしながら、
サ「 ルフィ、ちょっと待ってろ。すぐにおれがこのデブより100倍うまいメシ作ってやるよ 」
いきなり何!!!?
勝手に鉄板に乗り込んじゃったよこの人!普通なら従業員に「お客様困ります!」って止められるところだよ!「関係者以外は立ち入り禁止です」と立ち塞がる邪魔者(違)を蹴散らして、
「うるせえ!ルフィにおれの愛のモダン焼きを食わせるんだ!!」
と道具を奪い決戦の鉄板上に乗り込む男・サンジ。うわ、恥ずかしい。
しかもルフィ名指しで愛の勝利宣言。(別に誰も勝負しろとは言ってないんだが。)もうルフィのことしか頭にないんだなサンジ・・・。
冷静を装ってたのにルフィの「うまそう」の一言で豹変してしまうとは、本当にサンジにとってルフィは特別なんだねー(激萌)
しかし突然の飛び入り参加(つーか殴り込み)。当然、食材の用意はありません。
サ「ああ、わかってるよ。ねェならテメェから奪うまでだ!」
喧嘩売った挙句に強奪ですか。
海賊らしいといえばらしいんですが、どうなのそれ…。ルフィの「うっまそ〜」がよほど我慢ならなかったんだな。
私てっきり料理バトルは第三の試練だと思ってたんですが、試練じゃなかったんですね。
サンジのコックとしてのプライドとルフィへの想いが引き起こした、サンジによるサンジの為のアピールタイム。あれらのパフォーマンスは全て愛する船長に向けられていたのか。すげぇやコックさん。
ルフィ、巨大モダン焼きにダイブしてます。「あっちぃ!」ってそりゃ熱いわ。それ出来たてだし。何よりサンジの熱すぎる想いが込められてますからね…。熱すぎて受け止めるのも大変そうです。でもルフィはニコニコとモダン焼きに浸かりきって食ってました。おお、さすがだ船長。受けとめるどころか浸かりきってしまったよ。これでルフィはサンジの愛まみれだね!(なんかイヤラシイ)
しかしこの流れ、よくよく考えてみたら他でもやってそうですよね。誰も突っ込まないってところが、もしや珍しくない光景なんだろうかと。
誰が作っててもうまそうな料理作ってたらルフィなら「うまそう」ぐらい普通に言うだろうしなあ。こうやってホテルやなんかの調理場見てルフィが「うまそう」と言う度、サンジは調理場に乗り込んでるんだろうか(笑)。うわー、なんかサンジならやってそうだ。
そして事態は大きく動きます。
サ「いつまで食ってんだ船長!大変だロビンちゃんがいねえ!」
ル「え!?ロビンが?」
チョッパーもいつまでたっても戻って来ない。ロビンちゃんもどうしたんだとここでまたサンジとゾロが喧嘩腰に。さらにウソップがいないとルフィが気付き、3人もいなくなってるのに何で誰も気付かねえんだ!とサンジ。
そしてサンジが「こうなったのはルフィ、おまえのせいだ」と言ってしまいます。
ル「…おれ」
そう言ったきり、ルフィは黙りこくってしまいました。男爵が第三の試練をおっぱじめてもゾロたちがバラバラに3人を探しに行ってしまっても、微動だにしなかった。あきらかにルフィはショックを受けてました。そして私も傷ついた。もう、サンジのバカー!
この辺のサンジは本当、なんかおかしいです。おかしいんだけど、誰かがこのセリフをルフィに言わなきゃ始まらないと思うと、それを言ったのがサンジというのはむしろサンル的にオイシイような気がする(オイ)。サンジの迂闊な言葉に酷く傷つけられたルフィ…(萌)
結局、第三の試練でルフィ以外全員が男爵の手に落ち、ルフィの目の前でリリーカーネーションに吸収されてしまいます。
この時ルフィは一人いなくなる度に名前を叫んで止めようとして、その度に男爵の矢に打たれ。両手両足を矢に打ち抜かれて磔に。
ルフィがすごい痛々しくて、ゾロが吸収される時なんかろくろ首になっちゃってて、萌えるどころじゃないとは思うんですが…でもちょっと萌えた。
みんなが吸収されてしまった後、磔のまま男爵に足蹴にされたり、髪掴まれて生きるか死ぬかを問われるルフィ。ここ男爵xルフィで萌えてしまった。
オマツリ男爵けっこうイイですよ…。しかも声が大塚明夫。たまらん。
後半のルフィは、みんながいなきゃ生きていけないと言わんばかりで、男爵の言葉に「ひとり…」と反応した以外はみんながまだ生きていると教えられるまで自分で立つこともできてなかった。ここまで絶望感が強くて弱くなってるルフィって原作でもまだない…細田監督、ルフィ虐めすぎ(笑)オダッチだってまだそこまでルフィ虐めてないのに。おかげで私は楽しかったですよ。弱ってるルフィにすごい萌えるから。(最低)
しかも「おれのせいで…」とサンジの言葉を引きずってるのがまた更に萌えます。
もしもバッドエンドになってたら、ルフィは一生サンジの一言に囚われて止まってしまうところだったんだ。そんな結末は有り得ないけど、そういう可能性が一瞬でも生まれたってことが凄い。今までそんなルフィはナシだろうと思ってたけど、このルフィならアリだ。
展開していくにつれて画面がワンピとは思えないホラーっぷりを発揮します。リリーカーネーションと一体化した男爵は狂気の人だし、千本の矢を受けたルフィは白目剥いて死人みたいだし。それで動くから怖いんだ、矢が音立てるのが余計。子供泣くんじゃないかあれは(汗)
あと正体現したリリーカーネーションは、グロ描写がダメな人にはどうなんでしょうか。私は平気だったので(グロは基本的に嫌いなんだけど)判断しかねるんですが、グロはグロなんだと思う。画的には軽いと思いますけどね、ヘタに考えると想像して気持ち悪くなりそう。
リリーカーネーションに取り込まれたゾロたちが、ルフィルフィ呼んでます。ルフィルフィルフィルフィ…ってこれもやっぱちょっとホラーだな(汗)ロビンちゃんだけ「船長さん」と呼ぶのでわかりやすくていいなーと思った(笑)
仲間を(おそらくとてもギリギリのところで)取り戻したルフィの笑顔がいいです。
戻ってきたみんなが何でこんなとこで寝てるんだとルフィを覗き込んで、ルフィの笑顔で終幕。
なんかゾロたちは憑き物がとれたような、何も覚えてなさそうな雰囲気を感じたんですが。(チョッパーがデイジーを呼んでたから全部忘れてるってことはないだろーと思うんだけど、ルフィが男爵と闘ったのは知らないっぽい。)
なのでエンドロール後に何かあるかと思いましたが何もなかったのでした。
でも所詮ルフィファンだからなのか(笑)私はルフィの笑顔で十分満足。
ルフィの為の映画で、船長の為の映画だったなあ。
パンフ。
ポスターのルフィがうっかり色香を漂わせているように見えますよ・・・。後ろのサンジとセットで萌えさせていただきました。これと設定資料で、すしお氏の描くサンジとルフィは萌えることが判明。
今回、作監が3人いるからどれがどの人の描いたルフィなのかわかんないんだよなあ。メインにきてるものはすしお氏作画と思っていいんだろうか?
設定資料はルフィは一枚きりで残念。着替えなかったもんね・・・。
特筆すべきは声優インタビューですか。平田さんは相変わらずルフィがお好き。
サンジの見所:溺れたルフィとチョッパーを助ける時の鎖骨。
印象に残ったセリフ:〜、後半のルフィは全てですねv(はぁと)
v(はぁと)付きか!
そろそろ平田さんはこういう人なんだと慣れた方がいいですか。
この映画メチャクチャ気に入ったんですけど、でも私の中で「デッドエンド」とどっちがとは比べられない。同率一位って感じ。
キャラの動きがすごい良くていろいろ凝ってて、その点今年の方が見てて楽しかった。自分としては絵も今年のが原作に近くて好みだし。だから作りとしては完全に今年のがいい。願わくば来年もこのスタッフで作って欲しいです。(脚本家はもう続投決定みたいですが)
でも「デッドエンド」が正統派のワンピだと思うんだよな…今年のはB面だと思う。
それにルフィファンとして見ても、サンルスキーとして見ても、どっちもオイシイし(笑)
ま、DVD出たら即、買いです。できれば原画集や設定資料集も出るといいな。
おまけ。ルフィ5変化。
ひたすら萌え。ありがとう、オマツリ島…!