◇ メインカプ以外のカオスな顔合わせ ◇(↑new old↓)


◇ なさそうな邂逅編 ◇

 人間界を散策中の影サタン様(手にはお土産のサーティワンアイス箱詰め)と、 コーヒーショップのオープンテラスで人間観察中のシェキルがばったり出くわしたら。

「‥‥何故魔王サタンがこんなところで、アイスを箱買いしているんだ?!」
「君こそ。大天使のくせに、こんなところで職務をさぼっていていいのかい」
「今日は安息日だ!」
「だからって、普段あれほど人間を見下しているくせに、ちゃっかり美味しいものだけは味わおうなんて図々しいことこの上ないね」
「何だと?!」
「どうせラテとオレの区別もつかないくせに生意気な」
「っ‥‥(図星)。ならばお前は解るのか!」
「ラテはイタリア語で、使っているコーヒーがエスプレッソだ。オレはフランス語で、コーヒーがフレンチローストだよ。なおオレは牛乳とコーヒーが半々と決まっている。どっちもこの国では『コーヒー牛乳』でひとまとめだけど、今その表示は牛乳業界の提案で許可されなくなったから、ラテやオレと言い換えられるようになったんだが、根本的には別の―――」
「―――~~~~~!(何故やたらとそんなことに詳しいんだ魔王のくせに‥‥!)」
(2011/06/24日記)01-03

◇ よく解らない教会での光景 ◇

 薬味邸にて、何故かイオス・ソード・みずの・ガーベラ・シェキルが、巨大ハーゲンダッツのパックからグラスに盛り分けたアイスを食べている。
「美味しいですねえ」
「アイスうめー。けど頭痛えー」
「人間界ってこういうのが簡単に手に入っていいわね」
「ちと甘いが、冷たさがそれを緩和しているな‥‥」
「‥‥にしても、天使と悪魔とエクソシストが仲良くアイスを食べている図って、改めて考えると何だかすごいですね‥‥」
「そういえばイオス、何でいきなりアイスなの?」
「オレ様は無視か!」
「だってお土産にアイス持って教会に来ようだなんて、どう見てもソードの発想じゃないでしょ」
「私の発想でもないですよ。こんな大きなサイズのハーゲンダッツ(※)があるなんて知りませんでしたし」
「え?! イオス様でないとしたら誰が‥‥」
「‥‥決まってるじゃねえか(チラリ)」
「あー‥‥なるほどね(チラリ)」
「神無さんですか‥‥(チラリ)」
「‥‥何故私を見て言う?!」
「? 最近神無さんと仲がいいんですか?」
「いえ、ちっっともよくありません!!(あああ一体何の嫌がらせだーーー!!!)」

「ソードを騙す遊び」に飽きた神無のターゲットが「シェキルを苦悩させる遊び(セクハラ込み)」 に移行した模様です。<神無×シェキル本「SLEEPLESS IMAGINATION」もよろしく。
※‥‥ハーゲンダッツの大きいやつ
(2011/06/17日記)01-01