メイドは、今、自分の置かれている状況に戸惑っていた。

主人の大切にしていたティーカップを割ってしまい、
その罰として、主人の研究の試験体として協力することを強要され、
地下の実験施設に放り込まれた。
 「一時間だけ、恐怖と快楽の狭間で身悶えなさい。」
優しい主人の声。
闇の中がぼんやりとした薄明かりに照らされた。
そこには、無数のヤモリのような生き物が棲んでいた。

肉と成人の男の発する臭いがメイドの脳を淫欲へと支配した。
そして、気付くと自ら下着をとり、スカートをはだけていた。
 
 「ご主人様、もっと私に罰を下さい・・・」

男を惑わすようなメイドの声が地下室にこだまし続けた。