主人の口元がニヤリと歪んだ。
メイドは、耐えるような表情しかしていなかったが、一本の触手がメイドの胎内に入り込もとした瞬間、
快楽とも恐怖ともつかない声を発し、目からは涙を流していた。
これから、自分の辿る運命を予想しているのだろう。
メイドの表情は強張りつつも、無数の触手を受け入れ快楽に溺れたいという欲望が表れていた。

 「そろそろ、自分の運命を受け入れる用意ができたようだね。」
主人の声が肉壁と化した自室に響いた。

 「ご主人様がこんなお体になっても、私はお仕えいたします。
私の体でよければ、ぞんぶんにご堪能下さい・・・」
弱弱しくメイドは言った。
そして、それが合図かのように壁と一体化した主人の体から無数の触手がメイドの四肢に絡みつく。

それは一見、歪んでいるように見えるが、これもひとつの愛の形なのである。

これから、主人と主人に寵愛されたメイドは永遠に互いの体を貪りあうのである。