◇ Caractor ◇
ユーデクス
男 ?歳 天使
髪:漆黒の緩やかな長髪
瞳:橙金(右)、青銀(左)
上級第二位の智天使(ケルビム)で背の翼は2対(左右4枚)。神の代役として罪を犯した天使を裁き、時に処刑する役目を担う。が、中級以下の天使の裁判で彼が出てくることは殆どなく、彼と同様に断罪者の役目を担う部下(中級第一位の主天使が多い)の統括が主な役目である。
物腰柔らかで、穏やかな笑みを常にその顔に湛えている。だが、突然突飛な行動をして周囲を驚かせることもある。
普段は天界の上層部で役目をこなし自室も持っているが、四季を彩る下層に身分を隠して降り、ゆっくりと過ごす方が好き。ただ、一度降りると中々部下に見つけてもらえず、役目を忘れてぼんやりすることもしばしば。大抵、親友であるアイゼイヤが見つけに来るか、彼から助言を受けた部下が迎えにくるかしていた。
役目中はその様子が一変し、冷酷で無慈悲な断罪者となる。裁判中に自身の感情が表に出ることはなく、眉一つ動かさないまま同族を処刑する姿は人形の様に見える、と部下は一様に評する。役目が終われば穏やかな性格に戻り、同族を断罪した記憶もちゃんと持っている。たとえどんな残酷な処刑であっても、それが自分の役目だからと事実を淡々と受け入れている模様。
創世の天使だが、同時に創られた親友とは異なり、生まれた当時は意思を持たず、仕事以外ではボーっとしていることの多い人形だった。
今の人格を作ったのは、友であるアイゼイヤと言っても過言ではなく、故に親友から聞かされる知識を、鵜呑みする傾向があった。
決して頭は悪くないが、天界から出たことがない為、地上の知識、とりわけ流行には疎い。
親しみやすい性格故に、部下からも好かれ、智天使仲間とも会話を交わすが、本当に心を許した友は一人だけ。その友が天を去ってからは、穏やかな笑顔の中に何処と無く憂いが混じるようになり、休憩中も下層に降りるよりも自室で地上を眺めていることが多くなった。
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