−属性一覧−

 

属性なし  ロリ  ショタ  思春期  
  処女  手フェチ  足フェチ  おっぱい星人
おしり  フェラ  おもちゃ  集団  しっとり癒し
密着  イメクラ  美声  全属性対応

属性なし

 特に属性を持たない敵。属性とは、その敵が持っている魅力の質であり、冒険者が持っている「萌え」または「好み」の内容である。冒険者の好みはいわばレセプターで、その好みに合致するような敵は他の冒険者よりも強力に映る ことになる。たとえばロリコン冒険者の属性は「ロリ」であり、アウルガールのようなつるぺた系も「ロリ」属性となる。属性がお互いに合致する場合には、 その敵は冒険者にとって好みのタイプなのであり、したがって冒険者はその敵を倒すのに人一倍苦戦することになる。ようするに「ロリ系に弱い男は要注意」の目印だ。他の冒険者が大した ことがないと思っている敵で苦もなく倒していくのに、ロリ属性であるばっかりにその敵の魅力が倍増し、イキ易くなってしまうのだ。

 だから、冒険者はできるだけ属性を持たず、「属性なし」にしておいたほうが、いろいろな属性の敵に遭遇してもニュートラルに戦うことができるので、冒険を有利に進められる。逆に、つるぺたにも弱いし手にも弱いしお姉さんも大好きなんて冒険者は、その分だけ敵がみんな強力になるから、ナカナカ先に進めない わけである(冒険者は複数の属性をあわせ持っているのが普通)。また、肌を合わせるごとに相手の魅力に気付き、属性が「開発」されてしまう場合もある。今まで幼女なんて見向きもしなかったのに 、アウルガールたちと戦っているうちに、つるぺたの良さに気付いてしまい、次にアチェリが出てきた時に思わぬ苦戦をしてしまう場合である。絶えず自分の属性と相手の属性を知り、適切に対処する ことが望まれる。

 敵についての情報のなかで、「属性」が意外と重要な理由もお分かりいただけるだろう。敵が属性を持たない場合、どの属性の冒険者でも苦もなく倒せる相手という場合が多い。どの属性の冒険者の心も靡かせられないので、通常弱い敵が何の属性も持たない ことになる。逆に冒険が進んで敵が強くなれば、それだけ敵も多くの属性を兼ねそなえるから、属性次第で明暗が分かれることになるのだ。
 




−主に敵の女のタイプによるもの−

ロリ

 3歳から12歳までの幼女が好きという性癖の男はロリコンであり、コドモ大好き人間である。もちろんリアルではダメ! ゼッタイ! なアブノーマル領域。かれらに言わせると、アソコが毛も生えていない若いつぼみでツルツル、胸も まったく膨らむ前でペッタンコ、合わせて「つるぺた」なおにゃのこの小さな体つきが、成長段階のキメの細かい肌触りが、なんとも言えず心地よさそうなのだそうだ。また、「純粋で穢れた心を持たないコドモの清純さが好き」とか「力の違いが歴然としているので支配陵辱しやすい」と思って幼女を好む輩もいるらしい。

 が、本当はコドモはわがままで欲望に忠実で、純真無垢といっても理想どおりには行かない。穢れていない相手だから子育ては大変なんである。力の違いがどうとか言うのは論外で、弱い存在だから社会的に保護してるのが分からんのかと言いたくなる。という わけでくり返すがリアルではゼッタイダメ! 一線を越えるのは妄想だけ。良い子の約束だぞっ!

 また、年齢にこだわらないロリ属性もいる。大人だけどベビーフェイスだったり、小さめの体つきだったり、ひんぬーだったり、つるぺたな娘なら好きという冒険者は、相手が幼女でなくても似た萌えを感じてしまう。これもロリ属性に入る。

 ところで、ファンタジーなこの世界では、ロリ属性を持った敵さんが多数登場する。幼女そのものもいるが、それより厄介なのは魔性の力を持っていながらロリ属性な敵である。ドール(幼女と同じ体型の)とか、例外なく貧乳なアウルガールとか。ゴーストにも少女がいるのでロリ属性の冒険者には数多くの罠が待っていると言える。
 



ショタ

 ロリの逆だが、多少違いはある。ショタコンとは、『鉄人28号』に登場した少年「正太郎」の愛好者から来ている。美少年が大好きな人を一般には指す。が、その定義だけだと曖昧さも多く、その ためショタというと、たいてい大人の男が少年を犯す話が中心になってしまう。が、ここではその手の話は扱わないので、もっぱら美少年好きな女性に限定しよう。ショタおね 、おねショタとも言う。

 ショタ属性は、「年端も行かぬ未経験の男」と「色々えっちにゃことを教えてくれる女性」のカラミが好きな人のことであるが、相手の女性の年齢は問わないため、「姉」属性とは区別される。 年下に開発されちゃうチェリーというシチュもアリだからである。また、性質上年齢にこだわらずに「未経験のボーイ」が襲われちゃうのが好きという場合もある。したがって「童貞狩り」モノもショタ属性に入れる ことにする。

 ショタ属性の敵は、若い美少年が好きで、また童貞好き。通常好きな相手だと防御力が落ちるのだが、経験とぼしい美少年は攻撃力がほとんどないので、しかも少年狩りしようというお方は経験豊かでナカナカテクニシャンである ことも多いため、属性のハンデは苦にならない。童貞好きの女敵や、魔法によって相手を無理やり少年にしてしまってからじっくりいたぶるお方までいる。ある程度以上の強さがあって 、初めてショタ属性の敵でいられるわけだ。

 それにたいして、ショタ属性の冒険者とは、自分を少年のように考え、そんな自分にいろいろ誘惑したり教えてくれることに萌える男と考えられよう。また、子供時代の新鮮な性欲や快感が いまだに鮮明な冒険者も、ショタ属性の仲間入りだ。敵は冒険者のそういうところを容赦なく突いてくるだろう。童貞狩りモノを見て童貞君を自分に重ね合わせる冒険者もショタ属性。それから皮かむりな男性のコドモチンチンをかわいがられるってシチュに萌える方もこっちだ。

 この世界にもショタコン女性は数多く登場する。童貞マニアな女神様アステリア、強制的に冒険者を若返らせていたぶるメイジ、皮を伸ばして攻撃力と防御力を一気に下げてからモミモミしてくれるティターニア などなど、強豪ぞろいだ。
 



思春期

 13歳から18歳までの多感なお年頃。中高生と言われる年代であり、若いつぼみである。ヒューマンタイプなら中学生と高校生に分けられ、圧倒的にヒューマンタイプが多いのだが、モンスタータイプや魔法媒体等の なかにも、この属性を持った者がある。ということはこの属性は比較的弱いとも言えるが、それでも侮れない魅力を持っている。

 まずなにより、若くて張りのあるピチピチの肢体が男たちを狂わせる。この年代になるとそれなりに経験もあり、若さと恋心を武器に冒険者たちに挑んでくる。カワイイ女の子に本気で恋され、みずみずしい肌を晒してじっと迫って くる姿は幼さを残しながらも色気に満ち溢れている。

 冒険者側も思春期属性は多く、依然として女子校生マニアは後を絶たない。アイドルのなかにもこの年代が多く、絶大な人気を誇っている。セーラー服やブルマなどのコスチュームで攻撃力もアップだ。冒険者を「お兄ちゃん」とか「先輩」とか呼び、明るく抱き ついてきたり、しっとり見つめてきたりされると、たいていの男が靡いてしまうだろう。その分、思春期属性は広く浸透していて甘い罠になりやすい。

 また、思春期属性のなかでも、いわゆるローティーンサイドは、あまり知られてはいないがじつは手強い。子供でもあり大人でもあるお年頃の娘は、第二次成長真っ盛りで体が女性化している最中の「竹の子」と言える。胸が膨らみかけ、太ももやおなかに肉が付き、お尻が膨らみかける。個人差はあるがかなりナイスバディになっている早熟の子もいる。そして顔はまだまだベビーフェイスである。おんなになる体と子供のままの顔のギャップが好きという冒険者はいっぺんに参ってしまうだろう。その肌触りは吸い付く ほど心地よい。

 思春期属性の敵はおおむね足が太いが、いっぱい栄養を取り込んで大きくなるために必要なので、そのくらいがちょうどよい。ミニスカからズンと伸びるふとももはもう立派な搾精装置だ。大人の女の細くすらりと伸びた足ときゅっとしまったふくらはぎが好きな人はこの属性の足の太さには靡かないかも知れないが、そういう 制服の足が好きという男もいるので、太くシコシコした足を誇るならモンスタータイプでも思春期属性と言える。

 しかし思春期属性の最大の武器は、その若い情操だと言って過言でない。ヒューマンタイプの場合、思春期属性はほぼ例外なく難しいお年頃であり、ちょっとしたことでコロコロ感情が変わる。また理に叶わない ことを考え押し付ける。それでいてそのことを含めて大いに悩むのだ。だが、若者が大いに悩むことこそ、通るべき大人への階段だ。冒険者が気をつけるべきは、そんな難しい彼女 たちのココロに翻弄され、気を緩めてしまうことである。

 ロリコンは小学生まで、18歳以上は大人扱い、その両方に属さない思春期属性は、たしかにマニアのなかのマニアという威厳を持っているかもしれない。しかしその威厳を多かれ少なかれ多くの男が、多くの冒険者が持っている ことも事実だろう。それをつけねらうう敵たちは、当然このファンタジー世界に数多くの思春期属性を送り込んでくる。若いパワーに押されないよう毅然と道を勝ち取りたいものである。






 年上の女性が好きという萌えポイントを持っていれば、すべてここでは姉属性に入れる。身内である必要はない。姉属性とは、いわゆるおねえさんキャラであり、年下の男の子を優しくリードしてくれ、甘えさせてくれる女性をさす。年下で甘えん坊で、甘い癒しのなかに包まれたいという冒険者は、姉属性を持っている。

 姉属性の敵は色気ムンムンが多く、ナイスバディの持ち主でもある。いつも上に立ち、上に跨り、見下ろしながらも甘くかわいがってくれる。また経験も多くイロイロ教えてくれる。純な青年を獣道に誘い、多彩なテクニックで翻弄しようとする。この属性がツボに嵌る冒険者は「お姉さんに すべて任せなさい」なんて言われてつい身を預けてしまいたくなるが、その甘い誘惑と大人の世界にのめりこんだりせず何とかして抗う方法を考える必要がある。

 女なんか支配下に置く物だと考える冒険者なら、姉属性の敵は恐れるに足りないが、経験の差がこっちの未熟さを露呈してしまえば「やんちゃな坊や」と見下されてしまう。そうなったらアンチ姉属性な人でも一気に主導権を握られ、 いくら威張ってみせてもそんなおイタはお仕置きされておしまいである。大人の女の魅力を見せつけられて心を奪われ、姉属性として開発されてしまう。

 優しく冒険者の体を包み込み、イイコイイコしながら下半身を大人の坩堝に飲み込んでしまう姉属性は、序盤から終盤までこの世界に散らばっている。ここはやはり弟なりの意地を見せ、快感に負けないようにしっかり踏ん張る ことが肝心だ。そうすれば相手が年下だろうとなんだろうと、姉キャラは一匹のメスになってしまう。相手のペースに嵌らないようにできれば、勝機も見えてくるだろう。







 姉属性の逆だが、姉属性でありながら同時に妹属性でもある冒険者はかなりいる。妹属性は、年下の魅力を備えた妹キャラ全般を指している。実の妹も含め、「お兄ちゃ〜ん♪」なんて甘えられると男心がくすぐられてしまう。元気いっぱいだったり生意気な ことを言ってみたりイタズラっぽく笑ってみせたり満面の笑顔で飛びつかれたりと、天真爛漫で奇想天外な行動を取ることも特徴。新鮮な驚きと快楽が冒険者を翻弄する。

 妹キャラは数多くのアニメやゲームに登場し、世の男たちを魅了し続けている重要なポジションである。年下の甘えん坊キャラは、実のところは一切を分かっていて、あえて分からないフリをしたり、本音はあるけど清純を装ってみたり、甲高い声で演技したりする わけなのだが、つまり内実はシタタカ者なんだが、それでも表面上の萌えな仕草や行動が魅力的に映るというわけである。

 年下の若々しい魅力でキャピキャピ冒険者に付きまとったかと思うと、突然顔を赤らめて見上げ、しっとりキスをおねだりする変わり身はもはや卑怯である。さっきまでのはしゃぎ振りからまるで人格が入れ替わったみたいに豹変する姿に多くの冒険者が翻弄され、我を忘れて精を絞られてしまった。

 「これは演技だ」と分かって冷めた目で妹属性に対応するのが一番だが、それでも可愛らしく甘えられたりするとついつい魅了されてしまう。分かっていながらかわいい妹キャラの属性に深くはまり込んでしまう。えっちの実力も千差万別だが、少なくてもこの世界では年下の魅力で冒険者 たちを葬ってきた手だればかりと見たほうがいい。元気いっぱい乗っかってくるにしても「優しく…してね…」と潤んだ瞳で見上げてくるにしても、我を忘れないことが肝心だ。いたいけキャラにはぐいぐいお仕置きで活路を開こう。





処女

 バージン。未経験。いわゆるハツモノなんである。まだ他の男によって汚されていない清らかな肉体にあこがれる男性は処女属性と言える。自分が第一の男になれる、セックスに慣れていない(ように見える)相手に手ほどきしながら主導権を握り、血で汚してしまう ことに悦びを覚えるお方に都合よく処女があらわれ、震えながらもしなだれかかってきたら勇んで「いただきまーす♪」してしまう。が、それは敵の甘い罠なのだ。

 バージニティへの憧れはなかなか根が深く、人によっては過去に男がいた女性や処女でない女性を中古呼ばわりし、またひそかに結婚相手にバージンを求めたりする男が後を絶たない。といっても 、お見合いの席で「処女ですか? 処女じゃないんですか!?」なんてやると周囲が激しく咳払いするのでご注意を。

 今のご時世、処女にありつける男はめったにいないのだが、こちらの世界では処女が結構いる。といってもただの処女ではなく、言ってしまえばニセモノの処女である。さもなくばアソコ以外での経験は豊富でテクニックは万全だったりする。偽者というのは処女を偽っている場合、または魔力や神通力で永遠の処女となっている場合である。どっちにしても処女だからそのまま経験 とぼしく弱い敵とは言えなそうだ。敵によっては手術で処女幕を戦闘の都度張り替えたり改造してるのもいる。

 処女属性でもない人から見れば、バージンだからといってどうというわけでもないし、処女じゃないから中古なんて失礼なことも考えないのだが、それでもバージニティの清らかさを武器に迫って くる敵たちの魅力が衰えるわけではない。処女属性は、そのまんま処女、魔族のブライド、永遠の処女神アステリアなどがいる。





−主に冒険者側の萌えポイントによるもの−

手フェチ

 女体の魅力的なパーツは数多くあるけれども、そのなかでも特に女の「手」に萌える人たちは手フェチ属性である。やわらかく、ひんやりしていて、スベスベで、小さめの手や細い指に魅力を感じる冒険者は、手フェチな人に強い魅力を発揮する手コキ系の敵には要注意だ。

 そのしなやかな指先でアソコを執拗にしごかれたり、玉袋をかわいがられたり、会陰やお尻の穴を愛撫されて、通常以上のダメージを受けてしまう。ムニムニの手のひらがサオを包み込んだり、乳首を弄びながら上半身や首筋をさすられたり、頭をナデナデして もらったりして、手がチャームポイントな敵は手フェチ属性を極限まで追い詰めてしまうだろう。スベスベの手の甲も侮れない。

 手首も二の腕も細く白く美しい。肌触りも良く、これが冒険者の股の間に滑り込んで玉袋をスススッとさするとダメージになる。手フェチは二倍のダメージを食らう。肘から上、わきの下も強力な武器だ。女性 たちは普段手を隠して生活しているわけではなく、毎日やわらかそうな手は見放題、手フェチは無規制天国だ。わきの下はノースリーブの女性でもきゅっと締めてナカナカ見せてはくれないが、ソレが却って秘密の花園の性質を倍増させている。わきフェチは結構多いのだ。

 手フェチが厄介なのは、この器官が人体のなかで一番器用に動くパーツだという点だ。テクニックは数多くあるが、手というものは実に器用で微妙な動きも難なくこなせるため、多くのテクが手を使うものなのだ。それだけ手フェチな冒険者は多くのテクニックで他人以上のダメージを受ける ことになり、冒険がずっと不利になってしまう。絶妙な指先が裏スジをカリカリ優しくくすぐればその細かい動きだけで果ててしまいかねない。ただでさえそんな調子なのに「手」だから余計に感じる人は 、快感テクニックをぐっと堪えるのに大変な労力を要する。

 それに、集団を相手にする時、結合していない敵たちは、おもに手で攻撃してくるので、集団逆レイプのダメージも倍増してしまい、切り抜けるのが困難になる。冒険を続けたいなら是非克服して おきたい属性だ。





足フェチ

 女性の足は男とかなり違う。丸みがあり、ふとももが膨らんでいるのに膝がきゅっと締まり、ふくらはぎにかけて美しい曲線を描く。毛も処理していてツルツルのスベスベ。肌触りも極上。おまけにつま先までグニグニ柔らかいんである。そんな足をこよなく愛する足フェチ属性は、 もちろん足をチャームポイントとする敵に弱い。

 そのスベスベの足で冒険者の太ももを擦ったり、触らせてくれるだけで、男たちはつい幸せな気持ちになってしまう。太ももがスカートから見えてしまうと目が行ってしまうし、ミニスカの足で座ってツルツルの膝小僧だけでも十分魅力的だ。どうしても目はパンツの方へと流れざるをえない。

 そんな魅力的な足でさまざまなテクニックが開発されているが、一番一般的なのはふとももでアソコを挟み込んでスリスリしたり腰を動かしたりして足でしごく技、スマタだろう。女の足の魅力を目いっぱい詰め込んだスマタ攻撃で、毎日お店で数多くの男性客が昇天してしまっている。

 もちろん冒険者の前に立ち裸る敵たちもスマタを心得ている。前から後ろから、容赦なくむっちりした足で下腹部がかわいがられてしまう。その感触は本物に限りなく近く、しかも自由度が高いので、フィニッシュにはもってこいのテクだ。それだけに足フェチな人は女 たちの自慢の脚線美にほだされがちで、苦戦を強いられる ことになる。

 また特殊な場合には、ひざの裏に挟み込まれるのが好きとか、美しいふくらはぎにぐっと来るとか、はたまた足の裏でアソコを踏みつけられたり足の指でスリスリされてイッちゃうって冒険者もいる。これも足フェチに数えられるが、踏まれるに任せる冒険者では女王様には勝てない。

 ただ、足フェチな人には冒険の上でよい点もある。特にキマイラ種族のような、足を持たない敵には強い。弱点だった足が蛇になっていれば、スマタで3倍のダメージを受けてしまう冒険者でも勝てる見込みはある。ただしそういう敵は強力で、他で倒されてしまう可能性も高いが。精進あるのみである。





おっぱい星人

 人間がサルだったころ、メスの魅力はもっぱらお尻だったのだそう。二足歩行をするようになると視線が高くなり、お尻が昔ほどには目立たなくなった。そこで進化の過程で乳房が膨らみ、そのふくらみとやわらかさと谷間で魅力が醸し出されるようになった。オッパイはオスを誘う大事な器官である。 もっとも、文化が発達すれば単純に胸の大きさが性的魅力のバロメーターではなくなったが。

 女性のオッパイに限りなく反応するグループの男性がいる。かれらはおっぱい星人と呼ばれており、オッパイをこよなく愛している。もちろんここではおっぱい星人も立派な萌え属性だ。乳房に蓄えられた魅惑的な脂肪の塊が、スベスベの肌触りとどこまでもめり込んで行くやわらかい弾力を そなえ、かれらを魅了しながら迫ってくる。

 乳房のテクも多様だ。男の上半身、胸や背中を自在にすべり、顔をめり込ませて興奮させる。イロモノのテクニックのなかにはおっぱいビンタなんてのもある。結構痛いらしい。そして熱いたぎりを谷間に収め、左右から包み込んで乳房の肉を押し付けながら上下にイチモツをしごきたてる「パイズリ」は絶品だ。おっぱい星人でなくても谷間に白い花を咲かせてしまうのに、この属性の人だったらひとたまりもないだろう。

 おっぱい星人の萌えポイントは、多くは大きさにあるようだ。巨乳な敵はおっぱい星人な冒険者にとっては天敵とさえ言える。もちろんこの世界にも巨乳が自慢の敵はいる。しかしおっぱい星人だからといって、 かならずしも胸が大きい女性でないと萌えないというわけではない。たとえ貧乳でも、とても形がよくツンと上を向いた美しいフォームを描いていれば、この属性の人々をいっぺんに魅了する ことができる。

 また、ロコツに露出されているだけが良いのではなく、ブラや水着、タンクトップで一応隠していながら「ちょっとだけ」ふくらみが見える状態や、谷間がチラッと見える方が興奮する場合もある。おっぱい星人の道は奥が深い。もちろんそういう魅力を良く知っている敵たちは 、単純にポロポロ乳房を露出するのではなく、あえて隠すことで冒険者たちを魅了する。横向きになってヨコチチをわきの下と一緒に見せてくると鼻血の量も増える。

 乳房の甘い誘惑をはねのけるのは難しい。だが、そこを何とか克服することが、勝利への道に通じる。おっぱい星人のままでは、乳房を括約筋や魔法で自由に動かせるモンスターに勝つのは至難の業だろう。





おしり

 腰周りの丸みとふくらみは、女性の魅力の一つだ。これは受胎能力と大きく関係している。男性以上に臀部に脂肪を溜め込むことは子供にとって大切な栄養源だし骨盤の形もおあつらえ向きにできている。そして同時にお尻が進化前の昔から異性を惹き付ける機能も持っていて、実に良くできている。
 
 お尻フェチな方々は、女たちのふくよかな臀部、スベスベの弾力に簡単にほだされてしまう。お尻攻撃が得意な敵の前では苦戦を強いられるだろう。お尻はいわばおっぱいの前身であり、性器に近い魅了の器官である。服を着ていても隠し切れない腰周りのふくらみが、ジーンズのような女の子相手でも欲情する理由だ。いくら二足歩行で視線が高くなったからといっても、やっぱり男たちは下を見て、魅惑のヒップに釘付けになってしまう。
 
 お尻攻撃で代表的なのは、ワレメにイチモツを挟み込んで上下するお尻版のパイズリ、尻ズリだ。腰を押し付けながらクネクネさせることでどんどん相手の精力を削り取ることができる。お尻属性な冒険者は女の子の臀部が押し付けられた時点で天にも昇る心地にさせられてしまうだろう。
 
 それだけじゃなくて、高度なテクのなかには、アナルを駆使した攻撃もある。性器結合ではなく、男根を女体のお尻の穴に包み込み、ぎゅううっと締め付けてしまう恐ろしい攻撃だ。括約筋で力強く締め、しかも女体特有のやわらかさと心地よさが加わるので、入れたとたん果ててしまう冒険者も数知れずである。さらにツワモノだとそのまま激しく出し入れしてしまう。お尻属性な冒険者は特にシゴキまで加わってノックダウンしてしまう。
 
 そんなお尻大好き人間の最大の敵は、まさにお尻の権化、女のお尻だけの魔物、ピーチだ。お尻しかないが、その代わりお尻技はすべて心得ている強敵だ。おしり属性な冒険者は余程のレベルがないとピーチには勝てないだろう。





フェラ

 アソコよりもお口が好きッ! ってな冒険者はフェラ属性だ。プルプルの唇、赤く小さな、または長い舌、ヌメリを帯びた温かい口腔に飲み込まれ、唇でしごかれながらあちこち舐められて口の なかにエクスタシー 、という好みである。オーラルファックをこよなく愛する冒険者にとって、フェラが得意な敵は他の冒険者よりも強敵となる。

 フェラもただ前後させるだけでなく、色々バリエーションがある。先っぽだけムチュッとした口に含めて舌先で集中攻撃とか、根元をクムクム吸ってみたり。内頬で激しくこすり付けるのは なかなか絶品だ。アメを舐めているようにほっぺたが膨らむと強烈なヌメリと柔らかさが股間全体に広がってしまう。そうやって高めておきながら最後は喉奥深く飲み込むディープスロートでトドメを刺されてしまう。

 おにゃのこの口は大抵ムニュッと柔らかく、口周りもスベスベしていて、キスが心地よい。そんな口が真っ先に股間に向かうのだから、フェラ攻撃は大ダメージになりかねない。フェラ属性の冒険者ならなおさらだ。この世界ではほとんどの敵がフェラ攻撃可能で、ろりぷにな子でさえぎこちない動きで一生懸命舐めてくれたりする。だからフェラ属性の冒険者は精力の減りが早くなってしまう。

 また、生首だけの存在リビングヘッドだとか首から下が鳥や蛇の魔性の娘はフェラチオだけが頼りなので、それだけテクニックも攻撃力も相当発達している。そんな相手はフェラ属性の冒険者にとって大敵である。素早い人外のなまめかしい動きであっという間に食料を提供してしまうだろう。





おもちゃ

 世間は広い。世のなかには女体そのものよりも道具の方が好きという人々がいる。そんなアナタはおもちゃ属性だ。快感の道具は、バイブレーター標準装備でアソコや玉袋やアナルを中心にぐいぐいブルブル責めまくる大人のおもちゃである。 なかには男の乳首をブルブルいたぶる小さな卵型のおもちゃまである。フェラに似た動きができるもの、シリコンでできた手、カギ付きで電池が切れるまで取り外せないおもちゃなんて物もある。この手の産業はますます隆盛で、どんどん新商品が世に出ているし形も機能もさまざまなんである。

 生身の女性では味わえない快感を引き出す道具もあり、ハマると病み付きになるらしい。射精の秘孔にヒントを得てお尻に挿入し前立腺を直接刺激する究極の玩具まである。計算された動き、うねり、締め付け、蠕動、バイブが男の体をこれでもかと蝕み、あまりの感触の心地よさにおもちゃ相手に出してしまう ことも。

 パーツに特化したおもちゃも数多いが、昔から風船人形や南極さまを愛好するマニアも少なからずいた。機能的なだけじゃなく、愛玩可能なダッチワイフである。これもただ空気を入れるだけじゃなく、最近では人体そっくりに作られたリアルドールなんてモノもある。その うち自動的に動くロボ入り人形が開発される日も近い。

 こんなスバラシイ道具、しょせんは作り物なんだけど、それでも人体にはないツボを射た刺激にぞっこんハマり、生身の人間を相手にしなくなった人もいるという。ますます精巧に、いやらしく、そしてキモチイイ道具やおもちゃが登場するようになると人類ヤバイ。

 このファンタジー世界では、道具攻撃を繰り出す敵がいる。戦士や兵士が武器を取って戦うように、彼女たちも自分の肉体以外の武器で武装して冒険者に挑んでくることがある。そんな時おもちゃ属性の冒険者は肢体より武器の方で感じさせられてしまう ことになる。しかも未来から取り寄せた超科学的な道具や魔力注入によって強化された呪いの玩具、さらには魔族によって意志を与えられて自分から冒険者に向かって行くおもちゃまで登場する。おもちゃ属性な人にとっては天国、いや冒険者としては地獄なんである。





−主にシチュエーションによるもの−

集団

 セックスは1対1が基本。昔から男女一対だった。だが最近ではそういう固定観念に縛られなくなった人たちが増えてきている。その方向性はさまざまだが、そのなかに集団モノ、乱交モノが大好きな人たちがある。男または女がもう一人いる3Pから、大勢の男女が一堂に会して誰彼かまわず乱れまくるシチュエーション、最近人気なのは大勢の男が寄ってたかって一人の少女を犯すシチュなんてのもある。

 セックスバトルRPGの世界では、大勢の男が一人を相手することはめったにない。敵の数が多く、そんな悠長なことはやってられない。大勢の男女が、という場合もないわけではないが、オンラインRPGのような状況を俯瞰する場合 くらいのものだろう。実際はと言うと、男一匹に大勢の女性が群がるシチュエーションがほとんどだ。たとえオンラインみたいにしても、戦うのはおのれ一人、頼れるのは自分だけの厳しい世界なんである。というわけで 、ここで言う集団とはもっぱら男一人対女多数の状況である。ただし、男性側数人が協力してパーティーを組む場合も考えられる。それでも圧倒的多数の女敵の前では集団属性に変化はないだろう。

 だが、そんなシチュにこそ萌える人たちも一握りだがいるのである。ハーレム好き、集団逆レイプ好きなどいくつか系統はあるけれども、男一人を大勢の女性が相手する状況に萌えるなら、集団属性と言える。その良さは「モテる」「どこを触っても女性の感触」「集団心理で大胆にエロくなった彼女たちにもみくちゃにされる」「大勢の女性を従える喜び」「大勢の手や舌が一度に集中する」「その場で違う個性や感触を楽しめる」ナドナドいくつも上げられるが、このファンタジー世界ではそういう願望が常に叶う わけだ。
 
 しかし一対多数のシチュというのは、つまり冒険者の状況が圧倒的に不利ってことだ。何しろ単純計算で二人敵がいれば最大精力値も二倍。機会もこっちが一回ターンの度に敵は二回攻撃して くる。あるいは二倍攻撃してくる。イキやすくイカセにくい状況なのだ。しかも敵の作戦次第では協力によるダメージ軽減(キリのいいところで交代して精力温存を図るなど)やサオと玉袋同時攻撃なんかで相乗ダメージを与えたりできるので、それに人数が多ければ多い ほど全員がイクまでに時間がかかり長期戦になる。多人数相手ということは、それだけリスクが高く文字どおり「多勢に無勢」であっさり負けるなんてことも珍しくないだろう。
 
 そんななかで集団属性の冒険者は、かなり危険な旅を強いられることになる。一人が相手という場合ももちろん少なからずあるが、「ナニが何でも射精させる」世界では女の子を一人ずつバラバラにして送り込んだりはしない。大抵は仲間同士で徒党を組んで冒険者たちを迎え撃つのだ。つまり2,3人から10人以上まで、キャイキャイと群れを なしながら冒険者に迫ってくるのだ。そんな状況にあふれたなかで、これに他の冒険者以上の興奮を覚えると、あっという間に集団でさすられて悦んでしまう危険がある。
 
 特に集団属性の冒険者が参ってしまうのは、大勢の従者たちを従える神族や魔族であろう。この手の強力な敵は100人クラスの女性従者を従えているケースも珍しくなく、ヤリ放題ハーレムのなかで 、女体の渦に巻き込まれてあえなく発射となってしまう。他にも集団での攻防に長けた敵が頻繁に登場するので、この世界で集団属性のままでい続けるのはお勧めできない。





しっとり癒し

 激しい動きはなく、アダルトでダークな色気というのではなく、かといって元気系というわけでもなく、しっとりした妖しくゆっくりした動きと振る舞いで男たちを惹き付け興奮させる一種の色香。昆虫を引き寄せる花のように 、ただそこにいるだけで自然と男たちを惹き付けずにはいられない静かな雰囲気の こと。
 
 何も激しく動いて出し入れしたり擦り合うだけが快感なのではない。またミョ〜にセクシーなおねいさんに低めの声で囁かれたりしばかれたり、はたまた愛らしい美少女を嬲ったり、そんな雰囲気だけが男を興奮させるとも限らない。ゆっくり肌をこすり、じっくり肉体の感触を味わわせながらなまめかしくしっとり動くのもいい感じだ。
 
 ゆっくり腰をくねらせる動きは、上下に激しく出し入れするような刺激はないけど、その代わりじわじわと高ぶらせ、じっくりさする肌の感触をたっぷり刻み付けることができる。そんなねちっこい動きが好きというならそれがしっとり癒し属性である。また、激しい運動というのでもなく安心感のなかで快楽にとろけてしまうので、優しい動きに翻弄されて安心してしまう。
 
 優しく柔らかい物腰で男たちを安心させ、また惹き付ける。それでいてやっぱりしっとりした遅い動きで男たちを安心させたまま悦ばせるタイプの敵は、しっとり癒し属性らしくなまめかしい雰囲気に冒険者を包み込み、それに酔わせて静かに精を抜き取る。また、強烈なフェロモンは出ないけれども、そこにいるだけで男性を魅了する ことができる。「女」の良さや魅力を語らずして醸し出す。
 
 激しい運動よりそういうゆっくりした動きと見えない雰囲気の呪縛が好きな冒険者は、たとえばダンサーの激しい動きは好きではないけれども同じダンサーのフラダンス(ゆっくりな方)攻撃には弱い。また、魅了攻撃全般に弱くなる。魅了攻撃の多くは単純に相手を好きになるだけでなく 、体全体・心全体・雰囲気全体をこよなく愛してしまう。どこを見ても魅力に溢れ、フラフラと引き寄せられてしまうのだ。
 
 しっとり誘うような目で見つめられでもしたら、それだけでもこの手の冒険者は防御力を半減させてしまいかねない。しっとり癒し属性とは、たんに敵の動きや作戦というだけでなく、この敵の魅力というだけでもなく、むしろ女性性を感じやすい、惚れっぽい冒険者という意味合いが濃い。しかもそんな冒険者にねっとり絡み付いてじっくりその魅力を擦られ続けたら、冒険者はひとたまりもなくぎゅっと抱きしめたまま果ててしまうだろう。




密着

 男にとっては挿入の快楽だけでなく女性の肌触りとやわらかさ、ぬくもりが大きな快感ポイントになる。スベスベでグニグニしてて、吸い付くような女体の肌が男の肌に食い込み、ピッタリ密着したまま擦られたりすると天にも昇る心地になる。そんなシチュが大好きな男の子は密着属性。
 
 特に多人数の場合には、いやがおうにも冒険者は甘い肌触りに密着され、体中を女体が包み込んでしまう。サンドイッチされたり、群がられたりして、そのやわらかさで体中をモミモミされるのが好き、というお方は、密着の機会が多いこの世界では不利となる。また、 たとえ一人でもしっかりしがみつかれ、その柔肌をこれでもかと押し付けこすられると、この属性の冒険者は安心してしまう。密着するだけで精力を消費する。
 
 それに、「狭い場所」というのも要注意だ。天井が極端に低く、這ってしか進めないような地下室・屋根裏ステージでは、密着属性な敵たちが冒険者の上に下にピッタリ密着して くる。彼女たちはみな、キメの細かい肌を武器に冒険者たちにしがみつき、ぐにぐに細かい動きで精力を削るエキスパートたちだ。狭い空間では、もがけばもがくほど女体のやわらかい感触が男の体に押し付けられ揉みしだかれてしまう。そうなると密着属性の冒険者は他の冒険者以上にイキ やすくなってしまう。
 
 狭い所で密着、複数の敵からサンドイッチ、しつこく絡みつくあまえんぼうナドナド、この手の冒険者にとって危険な罠があちこちにある。女性の体はどこをとっても同じようにスベスベでやわらかく、密着攻撃はその女体の魅力のすべてを男に刻み付ける攻撃なのである。包み込まれて安心する快感に弱い冒険者は特に密着されやすい場所や敵に注意が必要だ。
 
 それから、多くの場合、密着とセットになっているのが拘束系の攻撃である。上からしがみつかれ、冒険者の上半身を密着しながら固定すると下半身はがら空きになってしまう。そこにもう一人がじっくり料理なんてシチュに萌えてしまうと抵抗できずにゲームオーバーだ。特に 、複数の敵に密着されるということは、それだけ冒険者の動きが制限されることに繋がるから、柔肌の感触に安心し切っていると一方的に抜かれてしまう ことになる。拘束系の攻撃から脱出しにくいというのもこの手の冒険者のネックになるだろう。





イメクラ

 イメージクラブの略。この手のお店に行くと、看護婦やらナースやら白衣の天使やらといったお姿で女の人が出迎えてくれる。それで病院の患者になり切っておねいさんに「アソコの検温でーす♪」なんてやられるんである。もちろん痴漢プレイとか先生と生徒とか、色々なシチュが用意されており、客は自分好みの状況を注文して女性と共に役を演じるという わけである。
 
 さて、このファンタジー世界でのイメクラ属性とは、ある役割になり切って演技することに没頭するタイプ、そしてその演技に誘う敵のことをさす。この世界には看護婦とか婦警とかメイドが数多くたむろし、またコスプレで冒険者を誘い続けている。当然イメクラ属性の人は、そんな職業婦人や内容に萌え、嬉々として役割にのめりこんでしまう。
 
 そもそもイメクラというのは「本物の看護婦さんにこんなシチュでこーいうことをされたい」という男たちの願望を擬似的に満たすために編み出されたものであり、風俗店と違ってこの世界では相手するのはモノホンの看護婦さん、メイドさんだし本番ももちろんある。という わけで、男たちの願望は直接満たされてしまう ことになる。もちろん冒険者としてはかな〜り危険な罠といえる。
 
 イメクラ属性の冒険者は、制服系、コスプレ系に特に弱く、制服美少女に役を押し付けられてしかも萌えてしまい果てる場合が少なくない。看護婦さんを前に進んで患者になってしまうイメクラ属性の冒険者は、彼女たちの格好のカモなのである。というわけでこういうコスプレな敵たちもイメクラ属性という ことになる。
 
 イメクラ属性は女体そのものよりも、その敵の職業や役割、性格に興味を示し、攻撃を受けながら「ああ〜看護婦さ〜ん♪」となってしまっている。服を脱げばただの人なのに、それでもその敵の背後にある性質や立場にほだされてしまうのである。もちろん敵側もそれを良く分かっていて 、ちゃんとナース癒しの術を心得たりしているんである。
 
 イメクラ属性の冒険者は特にヒューマンタイプの敵に弱いわけだが、モンスタータイプのなかにもセーラー服を着ておしゃれする娘もいるし、萌えるのはコスプレだけじゃなく「状況」でもあるのだから、たとえば混浴イメージが大好きなイメクラ属性はヒューマンタイプの混浴娘だけでなくモンスタータイプの雪娘にも激しく欲情する こと間違いなしだ。場面さえ設定されてしまえば人間かどうかに関係なく冒険者はより大きなダメージを受けることになるだろう。





−その他−

美声

 男にとっても女にとっても、「声」は大事な魅力の一つだ。なかには声フェチという人もあり、肉体より性格より声に惚れたって方々もおられるのである。それは一般に魅惑的な声というジャンルとも限らず、他の人には大した ことがなくてもその人にだけは魅力的な声という場合があり、そんなカップルはとても仲が良いに違いない。
 
 一般的には女性の声は高い。とはいっても声色、トーンは個人差がある。声紋という言葉があるくらい、声は個人によって特徴があり、電話で「もしもし」だけで誰だか分かることもある。また、同じ個人でも気分や相手によって声色が変わる。それでも大体系統は決まっていて、高い、低い、キャピキャピ、セクシー、等に分けることができる。
 
 誰でも好きなタイプの声というのはあるが、それ以上に声にこだわる場合は、美声属性と考えられる。そのさい美声というのは、全員に当てはまるというよりその人のツボを突いた美声という意味だ。だから人によって高く甘い声がスキとか、低いハスキーボイスにゾクゾクするとか、かすれるようなか細い声がイイとかが違う。でも声に萌えるという点では同じ。
 
 美声属性の冒険者は、敵たちの甘い囁きにゾクゾクしてしまうことが多く、さらにその人の好みの声だったりすると身動きが取れなくさえなってしまうだろう。もっとも、声の質だけでなくその声の内容や状況次第で萌えるかどうかが分かれたりもするので、美声属性は結構複雑だ。囁いたりクスクス笑ったり甘えるような質問口調がイイという人でも 、あえぎ声はうるさいと感じたりする(当サイトの小説ではめったにあえぎ声は描写しない)。逆にドーマンな声が性欲を促進させるという冒険者なら、感じさせている筈なのにどんどん興奮してしまって自滅という最悪の危険に晒されることになる。敵側もそれを察知して演技で喘いでみせる不届きな輩も でてくる。
 
 何と言っても美声属性にとって最大の危険は「歌」である。声に自信がある敵はほぼ例外なく歌う。歌って踊る。歌って踊ってクルクル回る。歌って踊ってクルクル回って右手左手右足左足頭お尻回ってあっぶらはむに〜は(ry
 
 その魅惑の歌声が美声属性の冒険者を興奮させ、メロメロにしてしまう。そうしてフラフラと吸い寄せられてしまえば、防御力が半減したままいいように弄ばれてしまう危険がある。また 、敵のなかでも魔性の力を得ている者は、魅惑の歌声のなかに魔力を込め、歌っただけで魅了して虜にしてしまう。特に美声属性な冒険者はセイレーンなんかの誘惑に引っかかりやすくなっている。
 
 ナメクジ娘のようにしゃべらないキャラもいるが、大抵の敵は声を出すので、美声属性の冒険者はほとんどの場面で苦戦を強いられかねない。耳栓を買うとか(魔性の歌には効果なし)克服するなり対策が必要と言える。あるいはダンデーな声色を研究して逆に敵を虜にするのも手だが。。。





全属性対応

 これまでいくつもの属性について説明してきたが、そのなかでも最悪最強なのがこの「全属性対応」だ。これは冒険者側がどうというのではなく、もっぱら敵側が超強力という意味である。例外はあるもののAクラス以上の敵の場合、まれに全属性対応のツワモノが登場する。もちろんその くらいのレベルの敵ならボスクラスと言ってもいい。
 
 全属性対応には二種類あり、一つは多くの従者を引き連れて自在に操っている場合。そういう場合は従者のなかに個性的な女性をさまざまに置いておけば、どんなタイプの冒険者でもツボに嵌める ようセッティングができる。もう一つが、その敵自身が相手の属性に合わせて的確にツボを突いてくる場合。こっちの方が厄介だ。
 
 淫魔、それも大淫魔クラス以上になると、直接相手のツボを突いた姿や仕草、テクニックを繰り出すことができる。また淫夢を見せて冒険者が一番感じるポイントを瞬時に探り出し、それを実現してあげる作戦もある。強大な魔力を持っていれば瞬時にして相手を眠らせることもできるから、淫夢攻撃は属性の点から見ても大変危険である。
 
 強力な敵の場合、相手の属性によって姿を自在に変えることができるし、シチュのセッティングも完璧、その冒険者が好む攻撃を的確に読み取って攻撃することもたやすい。視覚も聴覚も嗅覚も刺激 できる。通常、冒険者は単一の属性ではなく複数の属性をあわせ持っているから、そのすべてを刺激して激しく萌えさせることでかなり弱体化できてしまうのである。
 
 しかし、属性という観点から冒険者の戦闘能力や資質を見るなら、全属性対応の敵と対峙する時こそ真価が問われるとも言えるのである。ただレベルを上げて状況を克服するに任せ、萌え属性(弱点)の克服を怠って きた冒険者は、全属性対応の強敵に出会った時には徹底的に弱体化され、あっという間に平らげられてしまう。自分の弱点を注意深く観察し、そのつど乗り越えてきた努力家なら、イザという時に弱体化されずに対等に渡り合えたりする。ロリ属性のままでもレベルさえ上がれば 、たしかにアウルガールには勝てるが、そのままでは子供ばかり従えたタイプのアスタロトや姿を自在に変え媚態のバリエーションも豊富なリリムには太刀打ち できない。いくらレベルが上がっていても弱体化され、ピンポイントで責められて果ててしまうのがオチである。