レオター2−10
決めた。時間がかかっても、ここは一人ずつ相手にして着実に勝ち進んでいこう。
一人ずつなら、その一人に集中攻撃することができ、しかも相手からは3人がかりで集中攻撃を受けることもなく、精力の温存や、集中した分一人あたり倒すのに要する時間の短縮が期待できる。
デメリットは、3人を相手に立て続けに挿入戦となるため、トータルでの時間がどうしてもかかってしまうことだ。まとめて相手にすることに比べて一人あたりの所要時間は短くなるが、トータルでは3人分連続となるために結局時間がかかってしまうのである。
その間中ひっきりなしにペニスは3人のオンナに休まず締め上げられ続けることになり、3人3様のしごきにさらされ続けることになる。股間がずっとくすぐったい快感に苛まれ続けることになるので、上手にやらないと精力の温存ができなくなってしまう。
それでも、1対1の攻防において僕の方が有利であることに加えて、3人がかりの集中攻撃を避けることができるというメリットを優先させるのである。
僕はその場を離れ、転がりながら壁際に移動した。3人もすかさず追いかけてくる。彼女たちから逃げることが目的ではなく、壁を背にして横向きに寝そべり、3人がかりで攻撃されないようにするためである。
壁を背にしていれば背後を取られることもないし、横向きになっていれば上から乗られてもたいしたダメージにはならない。むしろこちらからの愛撫攻撃を受け、彼女たちの方が快感ダメージを被ってしまう。だから上部も塞がれないというわけだ。
僕の意図を察知した3人は、一人ずつ挿入する戦いに乗ってきた。側位で相手の方からはめ込んでくる。
初めに抱きついてきたのは、丸顔娘だった。肉付きがよくグラマーでありながら、太さをほとんど感じさせない小柄な美少女だ。ふにっと吸いつくような白い肌触りがぴったり僕にくっついてくる。彼女たちはすでに胸をはだけさせており、なるべく露出度を高めて僕に女の肌を味わわせ、精力を奪い取ろうと画策しているようだ。
もっちもちの感触が僕の前面、お腹から下を覆い尽くす。どこもかしこもやわらかく、どこまでも潰れていきそうな女らしい肉体だ。
プニプニしたお腹が僕の下腹部で潰れる。ちょうど性器の位置を合わせようとすると、背の低い彼女の頭部は僕の胸のところに来る。ふっくらしたおっぱいは僕のお腹を圧迫しているものの、あまりにやわらかくて逆に乳房の方が潰れてふにゅにゅっとひしゃげ、心地よい快感を紡ぎ出している。彼女は上半身で僕にしがみつき、自慢の白くきめの細かい柔肌をこれでもかと押しつけてくる。
シコシコした肌触りの生足は、しっかりと僕の太ももに絡みつき、スベスベとこすりつけてくれている。自分からこの位置に来たはずなのに、ぐいぐい押してきて全身でスリスリと愛撫されてしまい、まるで僕が壁際に追い詰められて抱きつかれてしまっているような錯覚を覚える。
丸顔娘が大きく股を開いた。しっかり濡れそぼったオンナが今にもペニスを飲み込もうとしている。いよいよ勝負だ。僕は腰をグッと押して、すでに先端にあてがわれた亀頭をさらにオンナの奥へとねじ込んでいった。
「んっ!」彼女はかわいらしく鳴くと、下腹部に入り込んだ異物の違和感と快楽にぶるっと震えた。こちらは百戦錬磨、入れた瞬間から敵に大ダメージを与えられるほどの攻撃力とレベルを、この肉棒に具えている。負ける戦いではない。
とはいっても、彼女の肉厚もまた、甘美な攻撃力を具えていた。肉付きのよい美少女の膣は、その包容力と圧迫において群を抜いていた。肉のかたまりが体の奥まで深く積み重なっていて、それらが一斉に膣めがけて押し寄せ、臀部や内股の肉がすべてペニスに向けて突進して来るみたいだ。きわめて強い締まりなのに、どこまっでもやわらかく、深くまでめり込んでしまいそうな錯覚さえ覚えた。
股間のくすぐったさがじわじわと強まり、細かい突起が絶妙にうごめいてペニス全体をくすぐってくる。ただじっとしているだけでも精液を絞り上げられてしまいそうなやわらかく心地よい感触だった。
まるでペニスに重力があり、女性特有のやわ肉がそこにめがけて収縮しているみたいだ。彼女が呼吸するたびにぎゅっぎゅっと締め付けてきて、ペニスを心地よい感触で包み込んで離さない。
彼女は実在する。といっても僕と直接の面識はない。姉さんがどこからか連れてきて、体だけ借りてきてこの世界に導かれ、レオターとして僕と結合している女の子だ。その際、ただの少女ではなく、ないと・めあの敵としてふさわしいよう、肉体の機能とテクニックを強化されている。その膣の具合の良さも、天性の良さが数倍以上に強められ、僕に一気に襲いかかっているのだろう。実在の彼女の膣もきっとこんな感じで甘美なのだろうけれども、今の彼女の心地よさはその比ではないのだ。
僕は思わず彼女の頭部をぎゅっと抱きしめ、とろけそうな心地よさと安心感に一瞬脱力してしまった。これは、あっさり勝てる相手でもなさそうだ。気を抜けば精力をかなり削り取られてしまうだろう。
僕は側位で結合しているオンナを、超絶テクニックを駆使して突き始めた。ねじ込むようでいて、優しくいたわるような出し入れ。方向も変幻自在にして、単調な快楽にせず、それでいてしっかり感じやすいところを執拗にこすりあげ、膣奥から女体全体に快感がさざ波のように広がるよう調節してやる。僕も彼女もお互いに上半身でぎゅっと強く抱き合っていて、腰だけが激しく動いているので、彼女は快感から逃れられず、大ダメージを身に受け続けている。いくら強化されても、やはり一対一では僕の方に分があるみたいだ。
丸顔娘は甘美にペニスを締め付け、とろけさせ脱力させるような膣圧でカウンター攻撃を仕掛けてきた。突き上げると先端が強いくすぐったさに襲われるようになる。ペニスの奥からお尻の穴にまで快感が矢のように突き抜け、腰を振るたびにこれがくり返されてしまう。
さらに彼女は、ゆったりと腰を前後させてペニスをしごき始めた。僕の突きとは別の動きで、それがとろける快楽をさらに倍増させてくる。僕の激しい動きを制するようなゆっくりとした動きは、まさに暴れる男を優しくなだめて身も心も安心させる女の愛情そのものであった。それでいて膣内が激しく収縮し続け、精液を吸い上げようとどん欲にうごめく女の情念も内に秘めていた。
先端から根本までゆっくりとなめらかに滑るオンナの壁と締まりが、甘美な力となって腰を鈍らせる。腰やお尻にだんだん力が入らなくなってきた。これほどスローな動きなのに、ペニスへの快感は衰えを知らない。激しいしごきとはまた別の、優しく精を吸い上げる艶やかな腰使いであった。膨らんだ女らしいお尻がうごめく。
僕は手を伸ばし、彼女のそのプニップニのお尻を揉みしだいた。どこまでも指がめり込んでいくやわらかいお尻だ。ヒップに与えられるくすぐったい快楽は、確実に彼女にダメージを与え、ゆったりした腰使いもぶるんと震えてリズムを崩される。そこへこちらからの激しい腰使いが再びくり広げられ、彼女にさらなる追い打ちをかけていった。
「!」
残りのレオターたちはただ見ているだけではなかった。長身レオターはしりもちをついて座り、膝を立てた体勢で大きく開脚。手を後ろについて体勢を整え、腰を突き出すようにして、ツルツルのオンナをしっかり僕に見せつけてきた! 手も舌も届かないギリギリの近さで、僕は彼女のきれいで蠱惑的な縦スジを間近で見せつけられることとなった。
彼女はときおり指でワレメを横に広げ、膣入り口を広げて見せてくれる。このあと実際にこの中にペニスが入っていくのだと思うと、その妖艶さはさらに格段に増していく。すらりと伸びた細い足、細身の体には似つかわしくない大きなオッパイ、くびれた腰、優しく微笑む美しい顔立ち。そのどれもが女の色香に満ちあふれてしまっている。
丸顔レオターと結合していながら、同時に別の女の性器を近くで見せつけられているいやらしさは、間違いなく僕を弱体化させている。ペニスへの快感が強くなったというより、僕の防御力が弱められてしまっているのだ。
ちゅうう! 「あう!」乳首にくすぐったい感触。丸顔レオターが僕の乳首に吸いつき、ふにっとした唇とやわらかい舌先でねぶり上げ吸い上げてきているのだ。腰を動かしながら彼女は僕の両乳首を交代でねぶり、やわらかい唇でこれでもかとキスマークをつけ続けている。そのくすぐったさが僕をさらに脱力させてしまう。
こちょこちょこちょこちょ! 「うわあああ!」突然足の裏がくすぐられた! 小柄タイプのレオターが僕の足下に廻り、両手で、小さな指先で、僕の足の裏をくすぐり始めたのである。吸いつく指先がコショコショと優しく小刻みに動き、くすぐったい快楽が全身をぞわぞわさせた。
あ! や、やばいっ! 挿入時に同時に足の裏をくすぐられることが実はかなり気持ちいいんだ! 壁際に追い詰められて身動きがとれない状態で一方的にくすぐられると、天にも昇る心地よさが広がっていく。優しい指の動きは執拗に足裏をマッサージし、膣の快感に対してさらなる弱体化を呼び起こしてくる。
ぎゅうっとオンナが締まる。僕は目の前の長身レオターのオンナから目が離せないまま、大ダメージを受けてしまった。くっそお、負けてたまるものか!
僕は気を取り直し、目の前のオンナを責めることに集中した。猛スピードで腰をひねりながら突き上げると、さらなる快楽が女体を包み込んだ。連続して休まずペニスを突き続けると、丸顔レオターは一気に追い詰められていった。
さっきまでの攻防で、かなり敵精力を削ることができていたので、僕のこの攻撃はほとんどとどめを刺すに近い状態であった。程なくして一気に体がこわばると、グラマータイプのレオターは絶頂を迎えた。
「にゃは☆ くすぐり気持ちよかったでしょ。今度は私がじかにおちんちんかわいがってあげるね?」そう言うと小柄レオターが後ろ向きで僕にしなだれかかって寝そべり、ペニスを掴むと一気に自分の膣にねじ込んで、あっという間に奥まで収めてしまった。華奢な背中が僕のお腹にひっつく。小柄ながらしっかりと臀部は女性的なふくらみを具えており、そのやわらかいヒップが僕の腰で潰れてひしゃげ、吸いつく肌触りを存分に刻み込んでくる。
「えいえいっ☆ あはぁあははっ!」一気に彼女は腰を小刻みに猛スピードで振り始め、激しくペニスをしごきたててくる! このレオターは、小柄なだけにオンナも、他の二人よりも小さい。つまり、それだけ膣内も狭くなっている。それでいて伸縮自在で、ペニスを根本までしっかり飲み込んでしまうどん欲さを具えていた。狭いだけあって締まりがきつく、それでいてしっかり包み込んでペニスに食い込み、決して離さないといわんばかりにまとわりついてくる。ヒダも密集していて、出し入れするたびにゴリゴリと、それでいて柔らかで心地よくしごきたててくるのだ。
さすがにこの世界に来るときに強化され、鍛えられているだけあって、その動きはプロ並みであった。ただ単調に前後するのではなく、巧みにひねりを加えて、出し入れするたびに違う締め方を演出してくれる。そのつどそのつど新鮮な刺激にペニスが苛まれ、まるで一回ずつ別の女性の膣に挿入しているみたいな感覚を覚えてしまう。
それでいて元気系の若娘のはつらつとした動きは、さすがに運動で鍛えているだけあって、小さいくせにとてもリズミカルで力づよく、スピードもある。ペニスはひっきりなしに、変幻自在のオンナにもてあそばれ、強烈かつ激烈な刺激を送り込まれ続ける。
小さなお尻、細い足、細い背中がこんなにも元気に動き回るものかと感心しながら、子供のような小さな体の美しさに見惚れ、精力を消費してしまう。
ぺったんぺったんと、小さなお尻が僕の腰にたたきつけられ、ペニスは狭い膣圧にさらされながら容赦なくしごき回される。その執拗で激しい動きは、有無を言わさず精液を奪い取ろうとする小娘の欲情をストレートに表していた。
大柄なレオターは相変わらず僕にオンナを見せつけ続ける。小さいオンナと結合しているのに、タイプの違う妖艶な美女の性器を見続けるという倒錯が、僕の興奮を一気に高めていく。
僕は小柄レオターのぺったんこな胸をしっかり両手で愛撫しながら、腰を左右にひねり、膣内をかき回すようにして応戦した。元気な前後運動で激しく出し入れされているので、こちらから突き上げる必要がなかった。ただペニスの硬さと方向を上手に調整するだけで、彼女は僕を責めながら、自分の股間に与えられる強烈な快楽に酔いしれるしかなくなるのだ。
自滅しそうになると、さすがにレオターの腰の動きも鈍ってくる。イッてしまうかもしれないのに元気に腰を振る馬鹿はいない。が、彼女が鈍ったということは、それだけ彼女の精力がピンチだということである。チャンスだ。僕は彼女の腰が鈍ったタイミングで一気に腰を突き上げ、凶暴なペニスで膣内をこれでもかとかき回してやる。
「あひい! だめ! 離してえ!」快楽に震えながら女の子が暴れるも、僕はがっしりと彼女の上半身を抱きしめ、決して逃がさない。その乳房を撫でさすりながら、腰はさらに凶暴さを増していく。
「ん〜〜〜〜〜っ!!」女の子は体をこわばらせた。「う・・・うわ!」突然オンナが強く締まる! 彼女は僕の攻撃に身を任せ自分からは動かなくなったが、その代わりにオンナを締めることだけに全身全霊を傾け、圧力をこれでもかと高めてきたのだ。
そこへ僕の執拗な腰振りが入り、ペニスが締まりすぎるオンナでしごかれてしまう! イク寸前を察知したレオターが、カウンターダメージでできるだけ、1ポイントでも僕の精力を奪ってからイキ果てようとした結果であった。
「あああ!」レオターはアクメに襲われ、強すぎる快感に我を忘れて打ち震え、ついに脱力して気を失ってしまった。そのまま消えていく。
やっと、長身レオターが僕に覆い被さってくる。一人だけ妖艶なお姉さんタイプだ。が、その若々しい顔立ちは、思ったほど年齢が高くないことを物語っていた。
ペニスからカウパーがあふれ続ける。まずい、精力が限界に近い。当初の目論見から結果がかなり大きく外れてしまっている。一人を倒すのに時間をかけない分、精力の温存が図れるはずだった。だが、彼女たちのオンナの攻撃力が、僕の思っていた以上だったため、思わぬ痛手を受けてしまったのだ。二人倒したあたりで、かなりの精力を消費してしまっていた。
あと一人。倒せなくはない。精力の残りからしても、こちらのレベル・テクニックからしても、まだまだこちらに分がある。何とかこの場はしのげるだろう。だが、その先は危うい。勝てなくはないものの、ギリギリだ。残り精力はわずかとなるだろう。さっきまでの二人との戦いから考えても、この長身レオターも一筋縄ではいかないはずだからである。
まずい、このままでは、次の戦闘では瞬殺されてしまうぞ。何とか少しでも精力を温存しなければ。
いや、むしろ本当にギリギリまで粘ってかろうじて勝った方がいいかもしれない。戦闘終了直後に自分で抜いてしまえばいい。上から次の敵が慌てて降りてくる前に自分で射精すれば、ノーカンだし回復にもなる。難しいが、やってみるしか活路は開けないだろう。
長身レオターも僕にしがみついてきて、がばっと細長い足を広げると、いきなりペニスを奥までねじ込んでしまった。背の高い彼女と腰の位置を合わせると、なんと彼女の大きな乳房が僕のあごや顔面に達し、しかも僕の足よりも彼女の足の方が長く伸びてしまう。スタイルのいい若々しい肌が僕の全身を覆い尽くす。
レオターは思いっきり腰を大きく素早く前後させ、力強くスピーディーに膣でペニスをしごいてきた! 一気にスパートをかけてきている!
「うぐああ!」くぐもったため息が思わず漏れる。彼女のオンナは成熟した美女の若く絢爛な感触を具えていた。どこまでも締め付けるのに優しくいたわるようにペニスをかわいがり撫でさすり、それでいて無数のヒダであちこちの敏感なところを容赦なくしごき上げてくる。愛情と気遣い、かわいさと妖艶さ、ごり押しと圧迫、締まりとしごき、…女性というものの情念のすべてが凝縮されたオンナである。
スタイルがいいだけではない。中身もセックスも最高の美女であった。腰使いもリズミカルな前後運動だけでなく、変幻自在にうごめき、どこまでも新鮮な刺激ながらとことん射精まで追い詰める波状攻撃をしっかりくり出し続けてくれる。
ぱんぱんと音を立てながら、腰がぶつかってくる。お互いの汗が彼女のもち肌をさらにしっとりさせ、わずかに離れるときめの細かい肌がぶにっと音を立てて名残惜しそうにひっついてくる。セロテープをくっつけて引きはがすようにやわ肉がぺったぺったと吸いついては離れていく。とくに彼女の胸がそのみずみずしい感触を存分に具えていた。
僕の頭に彼女のあごが乗せられ、快楽にあえぐ声を頭越しに聞き続ける。こちらからも腰を突き上げていて、彼女のリズムに合わせてカウンターダメージを与えられるように動いているので、彼女の自滅分と、こちらからの反撃分で、彼女自身にも相当のダメージが行っているはずである。
こちらのダメージも半端ではない。気を抜けば瞬時にして高められてしまうオンナの感触と、全身にまとわりつくやわ肌の感触が、僕の精力をガンガン削り取っていく。長くしなやかなふとももが僕の下半身をスベスベとし続け、お腹も密着、オッパイも容赦なく僕の顔にあてがわれもみくちゃになる。甘く悩ましい声が僕の興奮をかき立てる。彼女は全身で僕を愛し、全身で射精させようと必死に動いているのだ。
僕は壁際に追い詰められ、腰以外身動きがとれない。大きな美女がぐいぐい体を押しつけてきて、ますます壁に圧迫されているからだ。そうして激しく大きく腰が前後して、ペニスを先端から根本までものすごい勢いでしごきまくっているのだ。
ここまでなりふり構わない大きな動きを取っていれば、彼女自身の快感も半端ではない。彼女もまた、大きな乳房で僕の顔や首をこねくり回しながら、快楽に酔いしれ、大ダメージを連続でひっきりなしに受け続けている。
僕はペニスの硬さと方向を調節しながら膣内へのカウンターダメージを強めた。もう少しで彼女も絶頂を迎えるはずだ。
ぐっぽぐっぽと大きな音を立て、性器が激しくこすれあっている。その音をさえ彼女の激しい情念の声がかき消さんばかりになる。もうあとわずかだ。彼女をこのままイかせてしまおう。
ごぼぷ!
「!!!」
突然体の奥から強烈な快感がこみ上げた。自分の異変に気づいたときには、すでに体の反射的な生理反応が始まっていた。
いきなりだった。
急に全身がくすぐったい多幸感に包まれたかと思うと、考える暇もなく律動が始まり、精液が大量に放出され始めたのだ。あ! と思ったときにはすでに、脈打ちが始まってしまっていた。
強烈な快感が全身を襲う。射精時の、頭の中が真っ白になるような、なにも考えられず、ただくすぐったい心地よさが強く全身を駆けめぐるあの感触が、普段の射精時の快感をはるかに超える強さで、しかもとてつもない長さで、僕を包み込んでいるのだ。
強すぎる快感が何分も続く。溜に溜めた体液は、体の自然な反応に従って、一滴残らずレオターのオンナの中に吸い上げられていく。もはや膣や子宮を満たした濃い白濁液は、さらにペニスの横を通り抜けて外側にまで大量にあふれかえっていく。
出してしまった! と、思考が及ぶのは、射精が終わったあとだった。その間中はもう、快楽一辺倒、なにも思うことができず、言葉も全く出なかった。
こんなことは初めてだ。普通は射精時のこみあげがあって、それから何秒かで脈打ちが始まるというのに、そのこみ上げるくすぐったさが強烈に持続し、それでいて射精が始まってしまっていたなんて。あるいはきわめて短い時間でこみあげ、意志が働く前に精液が飛び出してしまったと形容すべきか。
「ああ…」僕は悩ましいため息を漏らしてしまった。脈打ちが終わるまでゆったり腰を動かし、射精を助けてくれた優しい長身女性が微笑みながら僕を見下ろしてくれている。僕は彼女をじっと見つめた。
「はふぅ…」直後、彼女も絶頂に達し、満足げに上気した顔で見つめてくる。そう、僕は僅差で、3人との激しい攻防の末、ギリギリで負けてしまったのだ。3人持たなかったのだ。イッた彼女は消えず、それどころか一度消えた丸顔レオターや小柄レオターも復活していた。
「ふふ…私、あなたよりも年下なんですよ? でも、エッチでは私の方がお姉ちゃん、だね?」もはや否定できなかった。
「そこまで。勝負ありね。」
スピーカーから音声が流れ込んでくる。戦いの一部始終を見ていた、姉さんの声だ。
「華奢な小悪魔系、スレンダーなモデル美人系、ぽっちゃりかわいい系、3タイプの女の味を一度に味わえば、アンタなんてあっさり射精するに決まってる。」…悔しいが、その通りだ。僕は完全敗北した。
「さあ、すべての扉が開かれたわ。外を見てごらん。」
見ると、塔の外には大勢の裸の女がひしめいていた。その全員に見覚えがある。
小中高・・・すべてのクラスメイトたち。幼なじみや知り合い。親戚。テレビで見たアイドルやキャスター、アナウンサー。電車でよく見かけるかわいい娘。つまり、僕と多かれ少なかれ関わりのあったすべての若い女が、体だけ転送され、全裸で僕を待ち構えているのである。
「もうこの世界からは抜け出せない。でもね、安心して。私も含めて、世界中から、いい女をいっぱい連れてきてあげる。そこで永遠に交わりながら、快楽だけを感じていればいいのよ。何も考えず、すべての理性を忘れ去って、ね? ここなら失恋もない、憎しみもない。怒りもない。すべてがあんたの思うがまま、望むがままに受け入れられる。こんなすばらしいこと、現実世界では絶対にないことだよ。さあ、みんなが待っているよ? 行ってあげなさい。イッてあげなさい。何もかも忘れて、気持ちよくなり続けるのよ!」
姉に命じられるまでもなかった。僕の理性はだんだん消えかかっている。肉体も改造され、永遠に射精し続け快感一色に染め上げられるのだ。
居ても立ってもいられなくなった僕は、彼女たちの元に飛び出し、大勢の裸の娘たちの群れに飛び込んでいった。
中学時代のクラスメイトたちがそこにいた。彼女たちにもみくちゃにされ、そのやわ肌が全身にまとわりつく。誰彼構わずキスをし、抱きしめ、その肌を愛撫する。
しごかれているわけでもなく舐められているわけでもなく挿入もない状態なのに、ペニスからはひっきりなしに精液が放出され続ける。律動が収まらず、絶頂時の多幸感が収まることなく、僕は彼女たちの肉体にむしゃぶりつきながら至高の快楽を味わっていった。
女たちがペニスを刺激し始めた。触られるだけで、握り締められるだけで、あるいはふとももがペニスに当たるだけで、律動のスピードが上がり、快感が倍増する。ましてやしごかれたりフェラチオされたり挿入されたりすれば、快感は数倍にふくれあがった。
もう何もかもどうでも良くなっているのはいうまでもない。
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