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レオター2−11

 

 

 ここは一発勝負だ!

 僕はリボンを手に取った。

 すると3人もそれぞれリボンを手に取る。

 チャンスは一度きりだ。一度でも失敗すれば、即座に反撃を食らう。敵は新体操選手、リボンの扱いには慣れているはず、すぐに拘束されてしまうことだろう。

 落ち着いて良く狙うんだ。しなりを利かせ遠心力で勢いをつける。方向があっていれば、あとは途中で手を離し、投げつける要領でいい。勢いのついた特製リボンは、勝手に相手の体に巻き付き、ほぼ自動的に拘束してくれる優れものだ。

 もちろん、一人一人ゆっくり投げている余裕はない。3人分連続してリボンを投げなければいけない。もたもたしていると、別のレオターが拘束されたレオターのリボンをほどいてしまう。あくまで、3回連続ですぐに投げないとだめだ。

 「とりゃあああああ!!!」僕は狙いを定め、矢継ぎ早にリボンを3人めがけて投げつけた!

 「ひゃん☆」小柄なレオターに見事にリボンが当たり、手足に複雑に絡みついて、彼女は身動きがとれなくなった。

 「あわわっ…」丸顔レオターはリボンを避けようとしたが、隣で拘束された小柄レオターにぶつかってしまいよろける。そこへリボンが巻き付いて拘束完了。

 「…。」最後のリボンも、長身レオターの体にしっかり巻き付いた。

 しかし、僕は大事なことを見落としていた。3人のうちの2人は小柄で拘束しやすかったが、1人は大きな体をしているのだ。彼女が両手を挙げた状態で待ち構えていたので、リボンは彼女の腰にしっかり巻き付いたが、両手を拘束することまではできなかったのである。

 「とう!」モデル美女レオターがリボンを僕に投げつける!「うわああ!」僕の体にリボンが巻き付いてきて、両手ごとがっしり拘束されてしまう。身動きがとれなくなってしまった。

 しなやかに流れるような動きで、長身レオターは自分の体に巻き付いたリボンを外すと、それを僕に投げつけてきた。リボンは僕の足首にまとわりつき、複雑にぐるぐる巻きになる。手だけでなく両足の自由も利かなくなった。

 さらに長身レオターは、仲間二人のリボンを外してあげる。リボンを外されたレオターたちは次々と僕めがけてリボンを投げつけてきて、僕の体はどんどんがんじがらめに拘束されていく。最後には、僕が完全に身動きがとれないので、投げつけるのではなくしっかりと結び目まで作って念入りに拘束するのだった。

 僕が持っていたリボンが3本。彼女たちが一本ずつ持っていた。合計6本のリボンが全部、僕の体を拘束してしまっていた。

 足首、両手を固定され、口を縛られる。腕も上半身に固定され、膝もがっしりぐるぐる巻きだ。残り一本で柱に固定され、僕はどうにも身動きがとれなくなってしまっていた。

 あああ・・・運だけを頼りに、自分を過信したことを、今更悔いてももう遅かった。ここまでされてしまえば、もはや一方的に責めまくられ、射精してしまうのは時間の問題だ。完全に敗北である。

 挿入戦なら、カウンターダメージで敵精力を削ることができるかもしれない。

 いや・・・彼女たちは自分がイキそうになれば離れ、手や舌や足やおっぱいだけで僕を射精させてくるだろう。もし仮に運良く挿入戦で勝てたとしても、こうがんじがらめでは先に進むことはできない。ということは、上の階の敵がここまで降りてきて、やはり一方的にペニスをかわいがり、射精させることになる。どっちにしてももう、イクしかないんだ。

 もしまだ希望があるのだとすれば、このがんじがらめの拘束を何とかして振りほどくしかない。

 だが、手も足も体中もがちがちに縛られ、どうにも身動きがとれない状態で、一体どうやれば脱出できるというのだろう。

 運良くなにかほころびがないか探してみたものの、それらしきものはない。そんなほころびなんかがあれば、こっちが相手を拘束したときに脱出されてしまうではないか。あり得ない。

 なにかとっかかりがあれば。チャンスがあれば脱出できるだろう。そのチャンスを見つけることに全力を傾けるしかない。そのためには、敵の攻撃をできるだけガマンして、時間を稼がないと。

 攻撃ができない以上、防御に徹するしかない。僕は身をこわばらせ、できるだけ快感を感じない体勢を作った。

 「ガマンしようッてんだ☆ この期に及んであきらめが悪いね。」「絶望させてあげます。」「いっぱい気持ちよくなって、射精してくださいね。」

 3人が襲いかかってくる。

 僕はしりもちをつき両足を投げ出した状態で座らされている。手は縛られ、体はがんじがらめ、柱に固定されてもいる。僕は身を守りながら、この状態から脱出できるチャンスが来るのをひたすら待つことにした。

 大柄美女の大きな手がペニスを包み込んだ。そしてクチョクチョと優しくしなやかにしごき始める。心地よく脱力するような快感が股間に襲いかかった。

 ふにっとしたくちびるが僕の口をふさいだ。丸顔娘はほおずりとキスをくり返し、僕の興奮をかき立ててくる。

 小さな指先が僕の全身あちこちをくすぐり、愛撫し、敏感なところを念入りにかわいがってくる。丸顔娘と二人がかりで、あちこちに吸いつき、くすぐり、スベスベの手で愛撫してきた。

 3人は女手で僕の股間と全身をかわいがり、心地よい快楽を送り込んできた。

 長身レオターの大きな手はペニスをすっぽり包み込みながら、細長い指先でペニスを執拗にしごいてくる。白い雪のような手を持つグラマータイプのレオターは吸い付きのよいきめ細かな肌触りで僕の体をかわいがった。いたずらな小娘の細く小さな指先は、脇の下や乳首や足の裏、玉袋などを執拗にくすぐり、快感を倍増させてくる。

 3人は交代してペニスをしごきまくる。3人とも手の感触が違い、特徴的であった。大きく優しい手のひら。小さくきゃしゃな手。きめ細かいふっくら仕立て。3人3様の手の感触が交代で襲いかかってくる。

 僕はできるだけ踏ん張り、快感に負けないように身をこわばらせ続けた。

 次に3人は口での攻撃に切り替えてくる。小柄娘の小さな口が亀頭先端を飲み込んだかと思うと、ちゅうちゅうと強く吸い、小さな舌で先端を舐め回してくる。彼女の右手が執拗に棒部分をしごきたててきた。

 長身レオターのやわらかい唇と舌が左側の乳首を、丸顔娘のぷるんとした唇としたが右乳首を、それぞれかわいがってくる。手とはまた違った吸いつく口の感触が僕の敏感なところを責めさいなみ、僕は体中がとろけるような心地よさを味わってしまう。

 3人は交代でペニスを舐めしゃぶってきた。丸顔娘はハーモニカ攻撃でスジの敏感なところや根本に吸いつき舐めながら吸い上げてくる。モデル体型の美女は先端から根本まで飲み込んで唇で激しくしごいてきた。

 さらに3人の攻撃はエスカレートしていく。

 大柄女性が自慢のオッパイでペニスを挟み込むと、執拗に上下したり左右交互にしごき上げたりして、吸いつく乳房の柔らかさでペニスをしごく。

 小柄娘が脇の下に亀頭先端を押しつけ、コショコショとしつこくしつこくこすりあげてくる。やわらかくスベスベの脇の下が亀頭を刺激し、精液を出させようと絡みついてきた。

 丸顔娘は、パイズリしながら先端だけをピチャピチャといやらしく舐め続け、どうしても射精するまで離さないと言わんばかりの勢いで舌と乳房をしならせ続ける。

 3人でペニスを掴むと、タイミングを合わせてしごき続けた。左右からのダブルフェラで先端を執拗にもてあそぶ。オッパイが全身を這い回り、生足が体中をこすれていく。

 舌が、手が、オッパイが、生足や唇が、オンナ以外のあらゆる部位がペニスと全身をひっきりなしに、執拗に責め続けた。一方的な攻撃を前に、いかにレベルが高く防御に徹している僕であっても、どうしても射精しそうになるまでに追い詰められてしまうのだ。

 頃合いを見計らい、3人は挿入に切り替えた。僕の上に乗り、3者3様の膣でペニスをしごきたてる。感触に個性があり、大きさや形状も違っていて、そこに変幻自在なテクニックが加わるため、僕は大勢のオンナにヒトこすりごとに交代で犯されているような錯覚さえ覚えるのだった。

 活路やチャンスを見いだすどころの話ではなかった。矢継ぎ早の連続攻撃に翻弄され、僕はあっという間に追い詰められていく。

 「さて。誰の中に出したい?」ぎゅうっとオンナでペニスを締め上げながら、丸顔娘が意地悪く尋ねる。その頃にはすでにペニスは限界で、射精前の多幸感に包まれていた。かろうじてこらえきって脈打ちには至らないが、直前のくすぐったさはすでにペニスを包み込んでしまっている。

 「むぐ・・・」僕は話すことができない。答えは決まっていた。が、あきらめたくもなかった。

 ぎゅうっとオンナが締まる。小柄レオターが執拗に玉袋をくすぐっている。肩から腕にかけて大柄な手がスベスベと撫でさすっている。そして丸顔娘はリズミカルに全身を上下させてこれでもかとペニスをしごく。

 かろうじてガマンしていたが、それとは裏腹に射精直前のあのくすぐったい感触はずっと広がり続けている。この快感を落ち着かせるには、一度精液を出し切るしかないのは分かっていた。

 「出しちゃえ出しちゃえ☆」「イッてください…」「くすくす・・・」丸顔娘のオッパイが上半身にこすれ続ける。ああ、これ以上この快感には耐えられない!

 「むぐっ!」脈打ちが始まる。

 どばあ! 大量の精液が膣内を満たしていく。子宮に濃い体液が充満し、逆流してペニスの横からこぼれ落ちていく。3人とも僕の射精が終わるまで動きを止めず、体内の奥にまで残っている精子さえわずかも残さずに絞り取っていった。

 「あうう…」拘束が解かれ、僕は床にだらんと倒れ込んでしまった。出し尽くした疲労と満足感で、拘束されていないのに身動きがとれなかった。

 「そこまで。勝負ありね。」

 スピーカーから音声が流れ込んでくる。戦いの一部始終を見ていた、姉さんの声だ。

 「華奢な小悪魔系、スレンダーなモデル美人系、ぽっちゃりかわいい系、3タイプの女の味を一度に味わえば、アンタなんてあっさり射精するに決まってる。」…悔しいが、その通りだ。僕は完全敗北した。

 「さあ、すべての扉が開かれたわ。外を見てごらん。」

 見ると、塔の外には大勢の裸の女がひしめいていた。その全員に見覚えがある。

 小中高・・・すべてのクラスメイトたち。幼なじみや知り合い。親戚。テレビで見たアイドルやキャスター、アナウンサー。電車でよく見かけるかわいい娘。つまり、僕と多かれ少なかれ関わりのあったすべての若い女が、体だけ転送され、全裸で僕を待ち構えているのである。

 「もうこの世界からは抜け出せない。でもね、安心して。私も含めて、世界中から、いい女をいっぱい連れてきてあげる。そこで永遠に交わりながら、快楽だけを感じていればいいのよ。何も考えず、すべての理性を忘れ去って、ね? ここなら失恋もない、憎しみもない。怒りもない。すべてがあんたの思うがまま、望むがままに受け入れられる。こんなすばらしいこと、現実世界では絶対にないことだよ。さあ、みんなが待っているよ? 行ってあげなさい。イッてあげなさい。何もかも忘れて、気持ちよくなり続けるのよ!」

 姉に命じられるまでもなかった。僕の理性はだんだん消えかかっている。肉体も改造され、永遠に射精し続け快感一色に染め上げられるのだ。

 居ても立ってもいられなくなった僕は、彼女たちの元に飛び出し、大勢の裸の娘たちの群れに飛び込んでいった。

 中学時代のクラスメイトたちがそこにいた。彼女たちにもみくちゃにされ、そのやわ肌が全身にまとわりつく。誰彼構わずキスをし、抱きしめ、その肌を愛撫する。

 しごかれているわけでもなく舐められているわけでもなく挿入もない状態なのに、ペニスからはひっきりなしに精液が放出され続ける。律動が収まらず、絶頂時の多幸感が収まることなく、僕は彼女たちの肉体にむしゃぶりつきながら至高の快楽を味わっていった。

 女たちがペニスを刺激し始めた。触られるだけで、握り締められるだけで、あるいはふとももがペニスに当たるだけで、律動のスピードが上がり、快感が倍増する。ましてやしごかれたりフェラチオされたり挿入されたりすれば、快感は数倍にふくれあがった。

 もう何もかもどうでも良くなっているのはいうまでもない。


###ゲームオーバー###
 



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