とらわれペンギンコイカツ版 幻惑のおとな達第7回
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ぐにいっ……
クローン男子が極度の生足フェチであることは、すでにハードコアをはじめ、女敵たち全員の、周知の事実だった。
バニーガールは、自分よりずいぶん小柄な、そしてずいぶん年下の男の子を、しっかり抱きしめる。背の高さがこれほどに違うので、腰回りの高さを合わせると、彼の頭部はちょうど、お姉さんの乳房にうずまるような体勢になる。
そして彼女は、萎えてしまったペニスをその内股にギュッと挟み込み、小刻みに左右の脚を前後させて、やわらかくなった棒を、丸ごと揉みしだく攻撃に出始める。
こうしてじかに素足の感触で、シコシコすべらかな弾力を押し付け、揉み込んで、勃起するまで許さない覚悟だった。
萎えたペニスを生足で揉んで気持ちよくさせ、勃起させようとすれば、それだけ非常に強い淫気が、バニーガールとアマゾネスをさらに蝕み、追い込んでいく。
しかし、ここまで骨の髄ほどに、淫気に毒され終わってしまっては、もうどのみち関係なかった。ほとんどなりふり構わず、彼女たちはいち早く勃起まで済ませ、できるだけ短時間で精力を消耗させて、自滅の前に射精をもたらそうと、躍起になっていたのだった。
実際に、乳房もお腹も素足もべったりとクローンに密着し、もっちりした肌の感触を、なるべく広い面積、押し付けてむぎゅうっと圧迫、女の肌触りの良さをとことん刻み付けようとしている。
彼女たちからすれば、子供であっても男は男だ。ここまでされて欲情しないはずがなかった。
少年から見れば、お姉さんたちの甘美に過ぎる大人のボディは、あこがれをはるかに超える、成熟したやわらかさとみずみずしさで、しっかり抱きしめられて密着、その女体の心地よい弾力だけを、余すところなく刻み付けられた格好だ。
さらに勃起前のペニスが、こともあろうに一番感じる女の脚にこすられ、生足ズリの刺激を受けて、お尻の奥に突き抜ける心地よさと性感の疼きが、一気に全身に押し寄せている状態だった。
ふにふにと、どこまでもめり込むおっぱいに顔をうずめながら、大きく発達したお尻を撫でさすり、その臀部に、指がどこまでもめり込んでいくやわらかさにも驚かされている。
頭部ごと抱きしめられ、強く胸に押し込んでくるので、どうやってもバニーガールのやわらかい肌と肉厚に、圧倒されるしかなくなっている。
そうしてペニスは、あっちにこっちにと揉み回されながら、すりゅすりゅすりゅんとこすれていく内股素足の感触にこすり回されて、勃ってもいないのに、内部の快感が下腹部全体に直撃し続けていた。
女の人のスベスベの脚が、こんなに気持ちいいのはすでに実感しており、一度くのいちの素足で精液を抜き取られている。
バニーガールの真っ白い生足も、負けず劣らずもっちもちの感触であり、それがペニスをこねくり回して、海綿体膨張に直結させようとしている。
やわらかく心地よい、こすれあえば興奮もひとしおな金髪素足が、いまやじかに、ペニスそのものをすっぽり挟み込んで、揉むようにしゅるりんとこすり続けてくる。
クローンはたまらずに、ぐいっとお姉さんの白い肉体にしがみつきながら、我を忘れて、オスの本能を呼び起こされるに身を任せるしかできなかった。頑張っても勃起は避けられないと分かりきっていて、淫闘気パネルの踏ん張りも、ほとんど功を奏しなかった。
ピッタリ吸い付いたまま抱き合って、金髪素足だけが小刻みに揺れ動いている。その間に包まれた小さな突起は、じわりじわりと硬さと大きさを取り戻していく。出し尽くしてもすぐ復活する以上、最期の欲情に至るのに、ほとんど時間を要しない。
一方で、そんな無理に勃起させてくるだけに、さらにいっそう女体への淫毒浸食は過度になっており、お姉さんたちを、残り僅かな精力で戦うしかないほど追い詰めていく。
お互い、快楽の虜となってしまっていて、どっちが絶頂してもまったくおかしくない状況に、3人ともが追いやられてしまっている。
どれだけ、少年の高い精力値が保ってくれるのかだけが、勝敗の分かれ目となる機運。ハードコアはそんなことも分かりきったうえで、最期の一戦に臨ませているのだった。
ついに、ピョコピョコと小さなペニスが、バニーガールの脚の間で、硬く隆起し踊り始めた。左右の脚がすりすりと前後するたびに、内股のあちこちにペニスが移動していって、それぞれの肌でこすられ続けるようになっていく。
完全に劣情を呼び起こされてしまっており、少年はお姉さんの白い脚感触に勝てないまま、抱き合ってペニスを大きく膨らませ終わってしまった。
バニーガールはこうして、脚ズリだけでも、たくさんの精液を奪ってきた実績がある。どうすればやわらかい男根を、自分の脚の間で大きく欲情させるかなど、分かりきっているのだった。
淫闘気パネルのしっぺ返しは脅威であったが、目先の快感を最優先させ、その結果、いともあっさりと、クローンをセックス本番可能な状態に仕立て上げてしまった。
その代わりに、バニーガール自身が強い淫毒に浸され、さらに感じやすくイキやすい女体に堕とし込まれている。
「うりゃ……どうだっ☆」
「あひいい!!」
急激に強い締まりがペニスに襲い掛かる!
百戦錬磨の、どんな慣れちんでも昇天させてきた熟練の年上性器が、仰向けの少年男根をずっぽり包み込んだ。
両手を固定して身動きが取れない体勢にするのは、比較的小柄な男が多かった中で、身に着けたテクニックの一つだ。相手が小さかったというより、西洋の血筋ならではの大柄な女体が相対的に、この体勢を取りやすかった結果でもあった。
両手を固定してのしかかってしまえば、あとは垂直に伸びているペニスめがけて、腰を落とすだけでよかった。たとえ男児の腰が右に左にとひねられたところで、上が固定された状態では、結局腰を落としている段階で、ペニスを探ることはたやすい。
先端を見つけてしまえば、あとは経験がものをいう。両足で彼の腰がずれないように調節し、即座に真っすぐ、ずぬぬっと挿れてしまいさえすれば、ことは済んだ。
背の高さが違いすぎる女性上位で、結合が果たされてからは、もはや男児は一方的に、上から見下ろすお姉さんの腰使いに、身を任せるしかできない。
彼女はぐっちょぐっちょと、全身をゆするようにしてオンナを出し入れし、さらには腰部分だけを深く落としながら、その部分だけを小刻みに上下させ続けるだけで、オンナ内部の強く締まる西洋筒が、一糸乱れぬリズムで、手早く棒をしごき回す。
ずっずっずっずっずっと、巨大ながらも相手の大きさに合わせて、自在に締め付ける股間感触で、バニーガールはクローンをさらに追い詰めていく。
とっくに多幸感で全身が包み込まれており、あとは長時間腰を使い続けるだけで、勝手に精液が飛び出していく。バニーガールの常とう手段でもあった。
男の側が射精しそうになって、じたばたもがいても、もはや腰が固定されて、ペニスはしごかれ続け、両腕が開かれた状態で、上からのしかかるように両手で抑え込んでいるので、身をひねることさえ許さない。
足をばたつかせても無駄だ。どうやっても、男はこの体勢から脱出することはできない。
そうして……バニーガールはひたすら、お尻ごとやわらかくもっちもっちと上下させ続けて、オンナでペニスを攻撃し続け、脈打つまで一瞬たりとも上下運動をやめず、ひたすら股間で絞り込んでは、ずっちゅずっちゅし続けるばかりだ。
ぬめる内部で、スムーズに高速出し入れが続けられる必殺技でもあった。
脱出できないまま、精力がどんどん削られていく。少年はのけぞって、何とかしようとあがいたが、この女性上位結合から脱出する方法はない。
女らしい臀部が激しく上下し続けるばかりで、少年の下あご周辺で激しく揺れる乳房が、性行為のいやらしさを、ことさらに物語っていた。
ぱつ! ぱつ! ぱつ! ぱつ! ぱつ! ぱつ! ぱつ! ぱつ! ぱつ! ぱつ! ぱつ! ぱつ! ぱつ! ぱつ! ぱつ! ぱつ! ぱつ!
単調ながら着実に気持ちいい上下運動で、バニーガールはクローン男子を追い詰めていく。精液を吐き出すか、自分が絶頂するまで、意地でもこの体勢から外さないつもりだった。
彼の股間とその周辺から、バニーガールの膣感触の良さが拡がっていき、全身に到達すると、彼の身体内部で、波打つようにこだましていって、体中のありとあらゆる性感神経が、心地よい快感だけで埋め尽くされていく。
彼女はその大柄な肉体と、金髪のきれいな顔立ち、真っ白い美しい裸体と、こうしたテクニックホールドで、あまたのペニスを昇天させてきたのだ。この体勢でイかなかった男はいない。その自負が彼女にあった。
大人と子供の体格差があって、しっかり押さえこまれたまま、腰だけが上下して、ペニスをこれでもかと摩擦し絞り続けるので、とっくに精を吐き出してもおかしくないほど、気の遠くなる快楽の中で、クローンは長持ちしすぎる精力のせいで射精できず、その寸前の、耐え難い気持ちよさが持続しているままなのを、どうすることもできなかった。
それほど悲鳴を上げている全身が、ぶるぶる震えているのに、お構いなしにバニーガールは、ペニスをパツパツと責め続けて、決して止めてはくれなかった。
「おーぅ! ぉーう! おおーうっ!!」
顔を赤らめたバニーガールが、淫闘気パネルの淫毒で、骨の髄から快感一色にひた走っている異常事態を、どうにも耐え難くなってくる。性感ダメージを受けているのは、男の子だけではなかった。
クローンの方が、ありあまる精力によって快感に苦しめられている一方、バニーガールの方は、同様に全身のすべて、毛穴の奥から内臓に至るまで、性行為の気持ちよさ一色に包まれ、残らず刺激されている状況に陥っているのに、その精力はあくまで有限なのだった。
性器から与えられる快楽量は明らかに、バニーガールが何倍にも上回っていた。が、クローンは妖の力で長持ちしてしまうのに対し、バニーガールの方は、強いダメージを与え続けているにもかかわらず、目減りしていく精力に対抗できなくなっていく。
そして一気呵成に、有無を言わさず絶頂寸前のゾクゾクした感覚に襲われ、これをまったく制御できなくなった。
「おっふうう!!」
ひときわゾククッと震えたバニーガールは、必殺のはずの、女性上位抑え込み責めの動きを止められないまま、ぱつぱつ腰を激しく上下させて、返ってくる性感ダメージに高められた。
そして、それをこらえてさらに戦うという意欲さえ奪われるほど、淫毒が回っているので、彼女はそのまま、腰をカクカク上下させて、イキッぱなしになってしまう。
金髪美人は立て続けに、一瞬で3回絶頂してしまった!
やはり、おかしな改造を施されたクローンの方が、何度射精してもおかしくないほどの刺激を、股間に受け続けているのに、出すこともできないまま、多幸感だけで埋め尽くされていながら、なおも律動せずに、先にバニーガールのアクメが訪れてしまう。
判定上は当然、クローンの勝ちとなってしまうのだった。
淫闘気パネルの魔力がすさまじいことを予見していたアマゾネスは、あえて宴に参加せずに、うらやましそうに、バニーガールとの結合をじっと見つめていた。
が、彼女ほどではなくても、アマゾネスもまた、強すぎる淫気で体の芯まで毒されてしまっており、このまま宴に参加して、クローンを性感にいたぶっても、自分が返り討ちに遭ってしまう危険を察知していた。
だから彼女はあえて、そばでしりもちをついて、様子をじっと見続けながら、ぐっと腰を踏ん張らせて、じわじわ高めてくる淫気の毒に対して、全身をこわばらせ、対抗しようとするしかない。そう思って、バニーガールの補助さえしようとしなかった。
それは正解でもあった。
このまま戦闘を継続すれば、バニーガールと同じように、クローンにイかされてしまって、自分も戦線離脱、これでクローンの完全勝利になってしまうのは明白だった。
1人残って、最後の賭けに活路を求めるのは、彼女としては当然の判断だったし、同時にハードコアが用意していたミッションどおりでもあった。
「ふうううう…………」
ごおおおおおお……!
「なっ・・・・・!?!?」
アマゾネス1人が、最後に残された。いや、ついにアマゾネスがご登場、という方が正確なのかもしれなかった。
彼女は矢継ぎ早にクローンに襲い掛かることはせず、壁際に移動してポーズをとり、呼吸を整えた。
何かの儀式のようだった。アマゾネスの閉鎖的な村では、儀式の瞬間が最も重要とされる。そしてその儀式を執り行うのは通常、雑役班の巫女の仕事なのだが、このアマゾネスには、ハードコアによって、特別に巫女の資格をも与えられていたのだった。
そして、本当に最後に自分が残り、さらに自分もイキそうになっていて大ピンチの砌、この儀式をするように、ひそかにハードコアによって命じられていたのだった。それこそが、ハードコアの用意した、バグでさえも押しのけるであろう、最後の切り札でもあった。
くのいちには幻惑の術や、その幻惑に登場した娘を具現化させる権限を与えた。バニーガールを捨て駒にして、精力を温存させたアマゾネスには、たった一度だけ、この儀式を、一定の条件下で行うことができる権限を与えていた。
その条件、自分が負けそうになって取り残されている、クローンの精力がまだまだたっぷり残っているという、ギリギリのピンチの条件が、すでに満たされているのだった。
「見せてあげる……光り輝く、新しい世界を~♪」
初めから彼女の周りには、催淫効果のある光の粒が渦巻いていたが、それがさらにアマゾネスにまとわりつき、儀式は予定どおり成功していく。
アマゾネスのような閉鎖的な村落での宗教性は、近代社会に暮らす者には信じられないような、しかしそれでいて、実は大いに見習う価値のある側面なのかもしれない。
近代の宗教は、ひたすら組織とカネで構成されてしまうけれども、閉鎖村落の宗教性は完全無報酬で、一方的に祈り、ささげ、純粋な心だけで構成される。その見返りに、科学では説明のつかない恩恵を受けることができる。
アマゾネスはまさに、自分の命を女神にささげ、そのすべてをなげうつ覚悟ができた。女神もまた、その犠牲の心に最大限応えようとする。そのために必要なパワーは、すでにハードコアによって与えられている。
儀式の完了は、上記条件がそろってさえいれば、たやすく実現できるものでもあったのだ。
アマゾネスたちが崇拝している女神、それは美と知と戦闘のすべてを完璧に備えた、繁殖と女性器の象徴とも呼べる存在であった。母性のすべて、女性性の完全性を、アマゾネスたちは崇拝していたのだった。犠牲は決して、無駄にはならない!
アマゾネスたちが崇拝している信仰対象は、美と女性性、快楽についての知識のすべてを完璧に備えた、古代の女神、ミネルヴァであった。
アマゾネスが身を挺して、魂ごと魔界にささげ、永遠の快楽罰に浸ることを受け入れた。その見返りに召喚されたのが、この美しすぎる女神、ミネルヴァそのものであった。
ミネルヴァは白く大きな羽をもち、赤い髪、神々しい冠、古代ならではのブーツをまとっている。
顔立ちはアマゾネスとそっくりだが、肉体のつくり、肌のきめ細かさ、知っているテクニック、どうすればいち早く精を奪えるか、それら知性のすべてを兼ね備え、どんな男も即座に魅了する、美貌と女体を誇っている。
なにより、女神だけあって、人間女性とは比べ物にならないオンナの持ち主であり、その膣感触の甘美さは、天にも昇ると形容された、エルフィンのさらに格段に上をいくものであった。
ミネルヴァはもともと、研究所世界では古株。初めから存在し、召還された美の女神さまだ。彼女はもともと研究所にいたので、この戦闘空間にワープされたという方が正確だろう。
しかしながら、厳格なルールによって、エンカウントが始まって以降は、ハードコアでさえ、その内部に干渉することができない。もちろん、内部に閉ざされ、とらわれた男女は、絶頂敗北するか、敵女を全員イかせ倒すかしなければ、外に出ることができなくなる。
相当特別な手法を使わないかぎり、戦闘空間として形成された、泡の壁を超えることは不可能だった。外部にいるミネルヴァを呼び寄せることはできない。
くのいちが行ったように、自らの身を挺して変身するのでもなければ、メスガキ1人登場させることも不可能だ。
だが、くのいちも身を挺して”変身”を遂げることによって、少女と交代することができた。
同様にしてアマゾネスも、自分を犠牲にすることによって、強引に交代し、自分の肉体をミネルヴァさまと取り換えることによって、格段に上の存在、ミネルヴァ女神へと”変身”を遂げることができたのだった。
厳密には、魔法少女のような変身とは違う。本来の変身は、肉体構造を変えはするが、自我は保ち、自分自身は何らかの形で残っている。おとなに変身した少女も、時間が経ったり別の儀式を行ったりすることで、元の自分に戻ることができる。
変身の技は、この研究所でも普通に行われる特殊攻撃だが、それはあくまで、変身によって、より強力な女敵になって、男を射精させ、終わったら元に戻るという、一時的なものでしかない。
また、変身しようとして、間違えて自分に変身してしまう(何も変わらない)ことさえ頻繁に起こる。さらに、変身を遂げたとしても、残り精力は元のままなので、イク寸前で変身しても、あっさり返り討ちに遭うリスクが残る。
しかしながら、くのいちやアマゾネスたちが行った変身は、それらとは根本的に異なる。一方通行であり、一度変身したら元に戻れない。厳密には変身というより、別の女体と交換するのであり、変身したら後戻りできない。
払う犠牲も大きい。ハードコアによって、魔力としてエネルギーは補えるが、変身者は、絶頂敗北を受け入れるか、魔の世界に移転することを受け入れることになる。くのいちは前者であり、アマゾネスは後者だった。
しかも、アマゾネスからミネルヴァに変身するために、莫大な魔力が必要になる。淫闘気パネルの淫毒も、アマゾネスが持っていき、ミネルヴァには残らない。ちょうど、くのいちから長髪少女に変わったときに、パネルの淫気が残っていなかったのと同じだった。
これが……本当の、ハードコアの作戦であった。
幻惑の術で、パネルの勃起ガマンを封じること。そして、淫毒のピンチに立った時に、最終変身をアマゾネスにさせることが、ハードコアの仕組んだ計算だった。
いきなりミネルヴァを、くのいちやバニーガールに混ぜてしまうと、実力差がありすぎる女敵が入り込んで、アンバランスになるので、バグが起こりやすい。八尺たちでそれは実証済みだった。
だから、初めは実力にあまり差がない3人を送り込んで、バグが出ないようにしていた。最後の最後、大ピンチの時に、ミネルヴァに切り替えることで、このバグを回避しながら、なおかつ同時に、強豪をクローンの前に送り込めるというわけだ。
パネルの淫毒がミネルヴァには残っていない。彼女が淫気に冒されて、顔を上気させるには、かなりの時間がかかる。
そして、くのいちもバニーガールもいない状態では、バグの起こりようがない。こうして、ハードコアの作戦は、パネルもバグも両方封じる秘策として、大成功を収めているというわけだ。
ぎゅみいい!
「んあああああ……」
「ふふっ……どうだ少年よ。女神さまに直々に抱かれる気分は……”天にも昇る”では形容が足りるまい!」
対面座位でミネルヴァはクローンに結合した。吸い寄せられるようにして、気が付いたら、この体勢で結合が始まっていた。そのくらいに、彼女の女神としての力は強力だ。
ミネルヴァは、研究所世界にもともといた女敵であるが、相当レベルが高い男でなければ、まったく太刀打ちできずに、瞬殺されてしまうほど、性の能力はまさに、神の領域そのものだった。
そのあふれる知性で、どういう腰使いと締め方であれば、このクローンを最高度に感じさせ、手早く射精させることができるかを見抜いている。また、1秒間に数回腰を振ってもへっちゃらという、体力筋力自慢でもあった。
ミネルヴァは結合直後、相手の男根の大きさや形状、感じやすいポイントを瞬時に探り当て、そこにヒダを密集させては蠕動して揉みしだき、締め方も自在に操って、ペニスが一番感じるような形状に変更させることができる。
さらに、大量の女神の力を、クローンの股間から腰全体に送り込み、玉袋内部の生殖細胞を活性化させ、会陰と前立腺に、とす、とす、とす……っと一定の律動リズムを叩き込むことができた。
イクのと同じスピードで、お尻の奥や前立腺が勝手に波打ってしまい、ぎゅんぎゅんとくすぐったい衝動となって、腰の奥すべてを支配してしまう。
おまけにその神通力によって、生殖細胞生成のスピードが、何十倍にも早まっていく。それで、ずっとオナニーしていなくて射精したくてたまらないのと同じ時のように、彼の性衝動を、マックスまで跳ね上げることができる。
溜まりに溜まっているところで、女神さま直々に、極上すぎるオンナで手早くしごかれ続けることになる。並たいていの男では、1,2秒でドクドク脈打って、精根すべてを吐ききってしまうのは当然だった。
そこへ猛スピードで、腰だけをパツパツンと動かしてペニスをしごき、ぎゅみっと強く抱き着いて、座位の密着をほどかない。
クローンは女神さまにしがみついたまま、これまでに味わったどんな快楽より、強い性感刺激が全身内部で、激しく駆け巡っている快楽に、いかなる対策もとれはしない。
ただミネルヴァさまにしがみついて、その気持ちよさに意識を奪われるまま、身を任せるばかりだった。
ミネルヴァは、これだけ高い精力値であるから、瞬殺は難しいと見抜いている。しかし、数分もこの体勢で腰を振ってあげれば、この敏感な男の子供の、高すぎる精力でさえも、尽きさせるだろうと計算した。
知の女神だからこそ、その精度の高さは、ハードコアに匹敵する。
ぐっちょぐっちょといやらしい音だけが響く。時折女神のくすくす笑いがそれに交じる。
クローンは声も出ずに、イク多幸感がどんどん高まっていって、人間では味わうことのできるはずもない、快楽の域に達しているために、ひたすら女神のオンナが、人間離れして気持ちよすぎてしまっていることに、すっかり自我を失い始めていた。
そうこうしている間にも、彼の玉袋には、これでもかと体液が溜め込まれ、内部で暴れる精子が、くすぐったく股間全体に響き渡って、早く尿道から出ていきたいと、暴れるくすぐったい疼きに、ただペニスだけが、意識と同一になってしまっている。
いかに精力が高くても、ミネルヴァさまとは、実力にあまりにも大きな開きがありすぎた。淫闘気パネルがまったく役に立たないのは、それが遅効性という特徴を持っているためだ。一気呵成に精を絞りにかかる、闘神ミネルヴァには通用しなかった。
「むぐ……」
くぐもった声がやっと絞り出されたが、それはクローン男児の、意識を失う前の、最期の魂のため息と同じだった。
びゅくううううう! どばああああああ!! びしゃあああああ!!
これまでの射精とは比較にならない量の体液が、ミネルヴァの内部に大量にぶちまけられていく!
多幸感が限界を迎えるほどに強まったとき、人間の男では耐えきれない快楽が全身を駆け巡り、それを大幅に超える性感刺激が、ミネルヴァのオンナから、全身めがけてほとばしった。
ありえない量と脈打ちで、2分も3分も、クローンはペニスから、膨大な粘液を吐き出し続ける。
それは通常の射精快感を、何十倍も超えるほど激しいもので、一気に精神が崩れてしまうほどに、強すぎる気持ちよさだった。
ミネルヴァほどの相手であれば、当然の結果でもあったが、5回目の射精で、記憶のすべてが消え去るのも手伝って、最期の一発は、ことさらに快感が大きい。
少年は抱き着いたまま、石になったように微動だにできない。ただ陰部の棒だけがバイブのように、強い振動をくり返し、それに合わせて、体中の水分量をはるかに超える精液が、放出されっぱなしになるだけだった。
干からびるわけでもなく、魔の水分が精液に変換されて、射精を続けさせられている。当然、その時に出てくる精神エネルギーは、想像を絶する量であり、魔界はさらに、大幅に潤っていく。
ハードコアの目論見は大成功だった。淫闘気パネルとバグにさんざん苦しめられたが、考え抜いたあげく、今回の作戦は完全に、なんらのリスクもなしに、計算どおりの大勝となった。
クローンは瞬時にして記憶を失い、消え失せていく。とはいえ、戦線を離脱するだけで、まっさらにリセットされて、またスタート地点に戻されるだけだ。心身が回復次第、次の女敵にまた抜かれるために、研究所内をさまよう運命である。
彼に安息はない。勝機もない。みだらな女たちに次々精を抜かれ、ハードコアの作戦に負けて、あとは精液を魔の世界に与えて、研究所と魔界の糧になり続けるしかない。
すべてを失った男子は、次の活路のチャンスもないまま、すべてを忘れ去り、また元に戻される。終わることのないセックスの快楽地獄に、本当に終着点は、あるのだろうか……。