翔のあぶない冒険! 〜ONE DAY DREAM〜
  (※近親相姦の内容があります)



 「んん……」

 ポッティとカリギューラの淫らな戦いに巻き込まれている僕は、操られたクラスメイトとのセックスバトルで幾度も精子を放出し、疲れた身体を深い睡眠で休めていたはずだった。

 しかし眠りの中でも戦いとは無縁ではない。

 ポッティから与えられた必殺の攻撃と引き換えに、夢の中でもカリギューラから淫夢をみせられて誘惑される羽目に陥っていた。


 ……。

 気がつくと、僕は暖かい布団の中で目を覚ましていた。

 「ここは……?」

 6畳の部屋に敷かれた布団。隅には子供用の学習机もある。

 壁紙にはいくつもの細かい染みが広がり、家屋の古さを際立たせている。

 いま父さんと住んでいる家ではなく、急にどこかの家の中に僕は放り出されていた。

 「でも……妙な感じがするんだよな」

 他人の家にいるような気がしなかった。この部屋を見回すと、逆に懐かしさも湧き上がってくる。

 僕は布団から抜け出して部屋の外に出た。身体はきちんとパジャマを着ている。

 ふすまを開けると板張りの廊下が続いていた。足を踏み出しても僕以外に誰も現れる様子が無い。

 現実に行動しているかのようなこの感覚は、間違いなくカリギューラによる夢であるはず。だとしたら、今まではすぐに様々な女性が現れて僕を誘い、興奮を高める刺激を与えてきていたのに。今回の場所はまだひっそりとしている。

 廊下の突き当たりの右に、少しだけ開かれた戸をみつけた。

 台所と一体化した居間に通じているはずだ……と、まだ見ていない部屋の中身を、不思議と頭の中に描くことができた。

 次第に高まる胸を意識しながら、戸を大きく開ける。

 広い布団が敷かれた部屋の中では、2人の女性が僕を待ち構えていた。

 「おかえり、翔。……ううん。久しぶり、かしら」

 優しい微笑みをたたえた女性が上品に座って、僕の名を愛しそうに呼んできた。

 長い髪にややウェーブをしていて、少し垂れた目元の女性……、

 それは僕が毎朝、仏壇で見る遺影と瓜二つの顔だった。

 「か、母さん……? そんな、なんでここに。あ、もしかして、この家って」

 「思い出していなかったの? ここは翔が赤ちゃんの頃から、私が死ぬまでを過ごした家よ」

 母さんの言葉に、みるみると幼い頃の記憶が浮かび上がってきていた。

 転んで泣いている僕を優しく抱きしめてくれたり、寂しくて母さんと一緒に寝た翌朝におねしょをしてしまったり……。

 「翔、大きくなったわね。立派になった翔を見て、とても嬉しい……」

 「母さん!」

 両手を僕の方に伸ばした母さんを見て、僕は思わずその胸の中にすがりついていた。

 あたたかく柔らかな身体に抱きしめられ、心地よさでいっぱいになっていく。

 「……こほんっ! ねえ、2人の世界にのめりこんでばかりいないで、あたしのことも忘れないでよ。お母さん、翔お兄ちゃん」

 横から僕と同年代くらいの女の子の声が聞こえ、初めてその子に意識が向いた。

 「え、翔お兄ちゃん、ってことは……」

 僕が話し掛けると、その女の子はパァーと花を咲かせたような笑顔になり、

 「初めまして、翔お兄ちゃん。あたし、お兄ちゃんの双子の妹の遊だよ!」

 「ゆ、遊? それに、僕の妹って……」

 僕はひとりっ子のはずだった。父さんからは妹がいたなんて一言も聞いていない。

 「知らなくても仕方がないよっ。お母さんたちはお兄ちゃんに内緒にしていたから。だってあたし、産まれる前に死んじゃったんだもん。だから戸籍も無いし。でも、正真正銘、あたしは翔お兄ちゃんと一緒に、お母さんのお腹の中にいたんだよ」

 むぎゅっ、と遊は僕の背中に小さな身体を擦りつけてくる。

 母さんに比べて弾力はないが、それでも女の子の身体は十分に柔らかくて、若い肌の匂いがした。

 「えへへっ。でもね、カリギューラさまのおかげで、こうして翔お兄ちゃんと同じ年まで成長できたんだよ。お兄ちゃんとエッチなことをして気持ち良くなれるぐらいに」

 さわさわと遊の小さな手が股間を撫でてきた。

 「それは、私も同じ。カリギューラさまから生き返らせてもらって、大きくなった翔のために奉仕することができるのよ」

 母さんが僕の頭をふくよかな胸の谷間に抱え、薄いブラウス越しの巨乳にとらえられる。

 これまでにクラスメートや教師から抱きしめられたり、ペニスを触られることを経験していたが、今、母さんや妹の遊からの愛撫は別次元だった。

 大した刺激でもないはずなのに、その動作の1つ1つが僕への親愛の情に溢れていて、僕の方でも警戒感が薄れて無防備に気持ち良さを味わいたいと思ってしまう。

 2人に挟まれたまま僕は徐々に身体の力が抜け、母さんのたぷんとした乳房に顔をあずけていた。

 「翔、このまま眠ってもいいのよ。私のおっぱいを飲みながら眠る?」

 ブラウスがめくられると、ノーブラの真っ白い膨らみと茶色い尖りが露わにされた。

 僕が赤ん坊の頃に吸っていた乳首。そう思うと反射的に乳首を咥え、吸い始めてしまっていた。

 「翔がまだ甘えたい年頃に死んでしまってごめんね。だから今は、ううんこれからずっと甘えて。ミルクも飲みたい? いつでも出すこともできるようになったのよ。ほら、たくさん飲んで」

 母さんが胸を反らして、おっぱいの淵を押すと……

 「んんっ、あ……」

 僕の口の中にピューッと温かくトロトロとした液体が流し込まれてきた。

 それを舌で受け止めると、甘さが一気に広がっていく。

 唇をすぼめて乳首を吸うと一気に母乳が噴き出して口内を満たした。

 「美味しい? 私の、お母さんのミルクを飲んで翔は大きくなったのよ。好きなだけ、お腹一杯になるまで飲み干してほしいの」

 母さんの言葉を聞く前から、僕は夢中に母乳を吸っていた。

 後ろで妹の遊が僕のパジャマの上着やズボン、そしてパンツを脱がしてきても、抵抗することなく裸になり、むしろ僕と彼女たちの肌が直接触れ合うことを望んでしまっていた。

 「お母さんのおっぱいを飲むなんて、まだ甘えん坊なお兄ちゃん。そして、ここを膨らましているなんて、いけないお兄ちゃん」

 すでに膨らみきっていたペニスを遊が握り、小さい手で包み込んでくる。

 亀頭を触れられると甘い電流が身体を駆け巡った。

 お母さんの両腕が僕を妹ごと包み込み、僕の手をうごかそうにもおっぱいに触ったまま固定されている。

 乳房を握ったり乳頭を吸い込んでも、お母さんはくすぐったそうな笑いをこぼしはしたが、感じているようではなかった。

 むしろ次から次へと口に母乳を注がれる僕の方がだんだんと頭がぼうっとしてきて、ペニスをこする妹の手も耐え切れない程の快感を伝えるようになってきた。

 「あたしの手でイッて、お兄ちゃん」

 「翔のミルクも、お母さんの身体にかけて」

 前後から僕を快楽の絶頂に誘導する発言に流され、ついに我慢の限界を越えた。

 ビュッビュルルル……!

 「あは、お兄ちゃんのあったかいのが出たー」

 射精しているときも遊の手は止まらずに精液をしぼるように動いている。

 妹の手とお母さんのお腹に白い液体がべっとりとついた。

 「翔、私のミルクをたくさん飲んで、美味しかったでしょう? 今度は私も、翔のが欲しいわ」

 お母さんが太股を左右に開き、僕の股間と密着しようとくっつけてくる。

 「う、うそ……お母さん、まさか、僕と……!」

 股間のつけ根の割れ目はだらりと開帳して、白い愛液がこぼれていた。

 十数年前に僕の身体全体が通って産まれてきた所に、いま僕のペニスが接近しようとしている。

 「出したばかりなのに、もうピンと立っちゃって。大きくなったのね、翔。さあ、いらっしゃい」

 お母さんがペニスを握ってオンナにあてがう。ぐっと力を込めるとすぐにお母さんの中に入ってしまっていた。

 僕のペニス全体を包み込んでもまだ余裕のあるオンナの内部。

 その肉厚とヒダの多さによる刺激に、挿入された瞬間から僕は射精してしまいそうだった。

 「遠慮なく私の中に出してね。お母さんも飲みたいのよ、翔のミルク」

 向かい合って結合した姿勢のまま、前後と上下に身体が揺すられ、ペニスもまたオンナの内部で弄ばれてしまう。

 腰を引こうにも背中は妹の身体に当たるだけで、小さな胸の感触があって余計に興奮するだけだった。

 「そのままお母さんの中に出してあげて、お兄ちゃん」

 「まだおっぱい飲みたかったりする? いくらでも出るからね」

 遊は僕の首筋を舐めながら、耳元に吐息をかけてきている。

 お母さんはおっぱいで僕の顔を挟み、こめかみの周囲に押し付けた乳首から母乳を出していた。

 すぐに顔面が母乳まみれにされ、甘い匂いと味が感じられるようになる。

 「だめ……! 早く、ぬい、て」

 その間もペニスは休みなく責められていたので、いよいよ決壊してしまった。

 ビュクビュクビュククク…………!

 濃くて大量の精液がお母さんの中に注がれていく。

 「ああ……翔のミルクがとってもたくさん……気持ちいい」

 満足げな笑みを浮かべ、母さんは精液をお腹の中に受け止めていた。

 「今度はあたしの番だよ。こっちを向いて、翔お兄ちゃん」

 遊に引っ張られ、ようやく僕のペニスが引き抜かれる。

 射精したばかりだというのに、2人の女性からサンドイッチされる感触が気持ち良く、ペニスは萎える気配が無かった。

 「私のおっぱいを枕にして寝転びなさい」

 ぐるりと身体を回され、布団の上に寝そべったお母さんに引かれるままに僕も転がった。

 体は背中を女体に密着されながらしっかりと抱きしめられている。

 「いい? いくよ、いれるからね。あたしの中に」

 全裸になっている遊が大股を広げて、反りたった僕のペニスの上に狙いを定めて腰を落としてきた。

 ぐにゅりとした甘い抵抗感と共にペニスが妹のオンナの中に飲み込まれていく。

 「あはっ……すごい。これが、男の人の、お兄ちゃんの感触なんだ。もっと奥まで入れちゃうよ」

 遊のお尻が僕の股間とくっつくまで深く挿入されたとき、ペニスの先がさらに柔らかい女肉に当たっていた。

 少し身じろぎをしただけで、あらゆる所で摩擦がおこって射精しそうになってくる。

 「もっと動くよ。あたしがこんなに気持ちいいんだもん。お兄ちゃんだって、喜んでいるよね? まるでもともと1つだったみたいな一体感があるよ」

 遊の言葉通り、僕のペニスと遊のオンナはまるで鍵と鍵穴のごとくぴったりとあわさっていた。

 ちょっと締め付けられて動かれただけで、クラスメイトの女子とは比べものにならない程の甘美な快感が伝わってくる。

 何十回もの往復の後、奥に押し込まれて柔肉に締め付けられたとき、我慢する暇もなくイッてしまった。

 「あぁ……でてるぅ。あたしの中でも満足してくれたんだね、お兄ちゃん」

 騎乗位で動いて疲れたのか、遊は僕の上に覆いかぶさってキスをしてきていた。


 「さあ翔、ここですべての精を出し尽くしてしまいましょう」

 「そうすれば、ずっと一緒にエッチできるよ」

 何度も交わった後、2人が僕の両側に並んで身体を密着させてきた。

 お母さんは僕の脇や乳首を優しく舐め、妹は首筋や唇に強いキスを浴びせてくる。

 彼女たちの手はペニスの先や袋の上を常に這いまわり、僕は立て続けに射精して虚脱し始めているのに、決して興奮を鎮めてくれなかった。

 「翔だって、新しい世界でわたしたち家族と一緒にいたいって思うでしょう?」

 家族……お母さんと妹と、僕……でも、

 「お父さんは?」

 そこに1人欠けている気がした。

 「お父さんは、残念だけど来ることができないよ」

 「仕方ないの。それにあの人は仕事も安定して得ることができなくて、翔にも心配させていたでしょう。翔だって、お父さんよりわたしたちの方がいいわよね?」

 違う……

 「お兄ちゃんが新しい王になれば、もう生きる不安や心配が無くなるよ。あたしたちと永遠にいることもできる」

 「翔、わたしたちとここにずっといてくれるわよね?」

 ダメだ、ダメだ、よくわからないけど、それはダメなんだ!

 「僕はお父さんを置いていったりはしない! お母さんは死んだんだ! 僕には妹なんていない! だから一緒には行けないよ! これは、夢なんだ!」

 僕は力強く起き上がり、2人を突き飛ばすと、部屋を出て走った。

 廊下の先にある玄関、この家の外へ向かって突き進む。

 「行かないで翔!」

 「待って、お兄ちゃん」

 制止の声を無視してドアノブを回し、玄関を押し開く。

 一瞬まぶしい光が差し込んだが、一歩足を外に出すとすぐに視界が暗転してしまった。


 ……。

 「翔君、翔君。朝だぞ」

 耳元からすでに聞き慣れたポッティの声がする。

 僕は夢の世界から戻ってきたのだ。

 「おはよう、ポッティ」

 「なかなか目を覚まさないから心配していた。夢では心が無防備になりやすいから、十分に注意……翔君、泣いているのか?」

 「え?」

 ポッティに指摘されて目尻を拭うとパジャマの袖が濡れた。

 「なんでだろう。淫夢の中で悲しいことでもあったのかな」

 目が覚めて次第にぼんやりとしてきた夢の記憶はついに思い出せず、僕は淫らな戦いの現実へと気持ちをきりかえたのだった。



(翔のあぶない冒険! 〜ONE DAY DREAM〜 了)


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