【騎士王+魔&侍】 金のエンゼル銀のエンゼル

「セイバー! アーチャー! 今度はこれよ! 三日三晩かけた会心の出来なんだから、目にもの見せてあげるわ!」
「これは……?」
「……セーラー服だな。しかも超ミニだ。これはあれだ、某美少女戦士水兵ムーンの……アレだ……」
「あら、よく知ってるじゃないの、いい心がけだわ。じゃ着なさい」
「なんでさ!」
「着てくださいアーチャー」
「セイバー!?」
「わたしはあなたとならば愛ある限り戦いたい、そう、命燃え尽きるまで」
「君、それは違う美少女戦士の決めゼリフ……!」
「早く着ないと火星にかわって折檻するわよ!」
「君があの巫女役なのかね!? ちょっ……そこの侍! 毎度のごとく見てないで助け……って、無理か……」
「ははは、諦めが早いな乙女よ。だが拙者も今回ばかりはそこまでその願いを無下にはせんぞ?」
「じ、じゃあ」
「拙者も共に戦おうではないか」
「―――――某先輩にベタ惚れのポニテっ子か……!」

ちなみに金星の彼女はギル様です。(金髪だし鎖使いますしね!)

【英雄王】 おかんとギルくん

「まったく、何度言えばわかる。出したものはしまえ! 脱いだ服は洗濯籠へ!洗い物はシンクへ置いておけ!
ついでに水に漬けておいてもらえると助かる!」
「贋作よ、まったくおまえは口うるさいな。アレか? ナニか? 我の母にでもなったつもりか?」
「いやそんな気はまったくない」
「おかあさーん!」
「やめたまえ気色悪い! 怖い!」
「む。我は少し傷ついたぞ。ということで贋作よ、膝枕をしていい子いい子をしろ。でないと我はプンプンだぞ」
「……英雄王よ、その気持ち悪い言葉遣いをどこで覚えてきたのだね?」
「んー、心当たりがいっぱいありすぎて覚えられんなー」
「……よし、座れ。この膝の上に横たわれ。その脳味噌、耳から全てほじくりだして脳内をオーバーホールしてやろう」

うまくいくといいですね。

【遠坂姉妹+騎兵】 これが私の御主人様

「アーチャー、ちょっと来てくれない? ねえアーチャー!」
「なんだね……まったく、レディがそんな大声を出すものではないぞ、凛」
「だってあんた白髪だし年寄りじみてるし、大声出さないと聞こえないと思って」
「……君は私を泣かせようとしているのか?」
「やっだ、冗談よ冗談。……あ、泣いちゃう? 泣いちゃうの? やだ、ごめんね? はいはい、泣かない泣かない」
「……ッ泣いてない……ッ! 泣いてなどいるものか!」
「あーはいはいはい、ごめんごめんわたしが悪かったわよ。あんたは悪くない悪くない、はいはい、いい子いい子ねー」
「……先輩と赤ちゃんプレイですか姉さん……ゆるせない……ゆるせない……」
「サ、サクラ! 大丈夫ですよ、あれはそういうものではありません! マスターとサーヴァントの心温まる交流です!」
「それもゆるせない……先輩と……アーチャーさんとの交流だなんて……姉さんはずるい……ずるいです…………
食べちゃおうっかな」
「サクラ! 落ち着いて下さい、サクラ!」

オチはついてません。

【槍兵】 ???

「おー、なんかおまえ随分いろんなところでいろんな目に合ってるみてえだな……っておい!? なんだよ、
なんでいきなり泣き出すんだよ!?」
「き、君の」
「オレの?」
「君の優しさとっ、普通さがっ、目と心にしみて…………!」
「…………アーチャー…………おまえ…………」
「しばらく一緒にいてくれないか、ランサー。頼む。……御願いだ」
「ああ、わかったぜアーチャー。しばらくと言わずに、ずっと一緒にいてやるよ。……愛してるぜ」

寒いです。

【衛宮士郎】 少年 パスタに感動

「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
「……喋れよ!」
「ああ、なんだ小僧、いたのか。気づかなかったぞ。小さくて」
「小さいとか言うな!」
「いろんな意味で小さくて」
「二回言うな! いろんな意味でってなにさ!? 身長か!? 人間的にか!? それともアレか!? 泣くぞ!」
「ほう、これくらいで泣くとはまだまだだな、小僧。修行が足りん」
「なに……!?」
「この程度の嫌味、笑って快感だと受け入れる程度になれなくてなにが正義の味方だ。
だから貴様は阿呆だと言うのだ!」
「…………正義の味方なりたくねええええ!」

唯一アーチャーさんが有利です。

【イリヤスフィール】 はやくちことば

「Auf dem Rasen rasen Hasen, atmen rasselnd durch die Nasen.」
「またそれか、イリヤスフィール。それを聞くと条件反射で涙が出るんだ、よしてくれないか」
「あらごめんなさい。どうやら、口癖になってるみたいなの」
「そんな口癖、いますぐその高スペックな脳から消去してくれ。頼むよ姉さん」
「あ! シロウ、やっとわたしのことそう呼んでくれたのね! わたしうれしい!」
「うん……ああ、だからメイドだとか……花嫁だとかそういうのは……」
「だめよ」
「!?」
「お姉ちゃんに口答えは許さないわ、シロウ」
(…………悪化した…………!)
「わたしのうさぎさん、わたしのおとうと。ずっとわたしのものよ、わたしのかわいいシロウ!」

良好な姉弟仲と言えますか?

【黒化騎士王】 征服

「さあアーチャー。わたしに従え。わたしを主と崇めろ」
「……セイバー……」
「どうした。わたしの命令が聞けないのか」
「……いや、その。セイバー……」
「言いたいことがあるのなら言うといい。聞いてやらないこともないぞ」
「…………」
「それともわたしの剣で口を塞がれたいのか。それが望みか?」
「あ…………いや、その。セイバー」
「だからなんだと―――――」
「アホ毛。引っこんでいないぞ。生えてる」
「―――――」
「―――――」
「……ふ」
「…………」
「その手で抜くといい。うんと淫らな顔をして恥じらいつつ手で抜け。王であるわたしが許す」
「あ……ああ……」

ちょうきまずい。

【修道女+槍+英雄王(小)】 何が彼女に起こったか

「アーチャー。聞かせていただきましょうか」
「な、なにをだね」
「率直に言います。……駄犬の手管はどうなのです?」
「本当に率直だ! オブラート二分の一すらの薄膜もない……!」
「薄膜……ですか。はあ……」
「なんだねそのため息は!?」
「いいえ。わたしには恥ずかしくて、とても」
「カレン!」
「あら。薄膜を破った駄犬が吠えています」
「おまえ本当にシスターか? 下品すぎるぞ!」
「―――――あなたに言われたくありません。この発情犬」
「―――――いぬ……!」
「……英雄王。どこかへ連れていってくれ。どこか誰も……私を知らないところへ……」
「わあ。愛の逃避行ってやつですかお姉さん? 楽しみですね!どこに行きますか?
熱海? 箱根? 伊豆? 外国もいいなあ」
「どこでもいいから早く……っ!」
「おねだりですか? あは、お姉さんってばえっちだなあ!」
「ギルガメええええ!」

カオス。

【騎士王+魔&侍+英雄王+???】 金のエンゼル銀のエンゼル

「というわけで、水兵美少女戦士結成よ! ……余計なのが何人かいるけど」
「ははは、自分のことかねマスタッ」
「血を吐きなさいアサシン。……ああ、それにしてもかわいい! セイバー! アーチャー!
写真撮っていいかしら! いいでしょう!? いいわね!」
「鼻血が出ています、キャスター」
「ちょ、なんでこんなに私の衣装だけスカートが短いのかね!?」
「仕様ですよ」
「仕様ね」
「仕様だろうな」
「仕様であろう?」
「仕様ちがう! というか何故ナチュラルにいるのだ英雄王……!」
「我は美の神。あの空に輝く金星であるぞ、崇めよフェイカー! そしてセイバーよ、我が嫁に」
「断ります。この影武者風情が」
「玉砕!」
「……はあ。誰でもいいからこの状況をなんとかしてくれないか…………」

「その願い、オレが叶えよう」
「誰だ!」
「オレはタキシーd」
「……全タイツ仮面!?」
「ちょ 待て! よく見てみろ!」
「……青タイツ仮面!!」
「……愛する男の顔くらい覚えててくれよ……!」
「すまない……今の私は……磨耗しきっている……」
「それ言えば済むと思ってるのか…………だろうな…………」
「すまないランサー」
「わかってんじゃねえか!」

うん、ごめん。


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