恋の足音 since 2011.11.05 ※TOPへ戻る際は←のサイト名をクリックして下さい。


硬い靴底が歩道に敷かれたアスファルトを叩くたび、つま先からざわざわと震えが這い上がる。
弱い電流のようなそれは次第に甘い痺れに変わり、腰のあたりでどろりと溜まった。
真っ直ぐ歩こうと思っているのに、踏み出した足はあらぬ方向へとふらつく。
その度に隣を寄り添って歩く音也に支えられ、時折刺さる好奇の視線に赤面した。
込められる力は、全て下半身、薬液を入れられた後孔へと集中させている。
「良い天気だねーこのままもう少し歩こっか」
周囲の視線もはばからずに、舌を出して犬のように荒い呼吸を始めたトキヤを気遣う事も無く
音也がにこにこと言う。
風が人ごみをすり抜けてトキヤを襲い、コートの裾を翻す。
「んぁ…っ」
硬い生地に敏感になった突起を擦られたトキヤがうっかり声をあげる。
すぐ側を通り過ぎた女性がぎょっと振り返り、怪訝な視線を二人に交互に投げかけて去っていく。
「街中なんだから、えっちな声出しちゃだめだよ」
「ぁッ」
内緒話をする距離で、楽しそうな声音に咎められた。
耳から入り込んだ音也の濡れた声が脳みそをぐちゃぐちゃにかき回して思考能力を奪う。
羽織っただけのコートは、熱を孕んでパンパンに膨れ上がったトキヤの雄は隠してくれない。
道を歩く時に他人の股間を注視するような人間はまず居ないが。
そんな当たり前の事が、トキヤの脳内からは綺麗さっぱり消えて無くなっていた。
オムツで窮屈そうに潰された陰茎の先から、はしたない汁が垂れ流されている。
その感触がトキヤの正常な思考をどんどん壊していく。

「はぁっ…はぁっ…は…」
「大丈夫〜トキヤ」
「出し、たい…」
「どっちを?」
さりげない動きで、音也の手がトキヤの腰にまわされた。
尾てい骨のあたりをふらふらと彷徨って、コートの上から谷間をなぞられる。
思わず内側の肉をきゅっと締め付けてしまう。
奥から、ぐるぐると猛獣の唸り声のような水音が押し寄せてトキヤはぎゅっと目を閉じた。
少しでも力を緩めたら、薬液でどろどろに溶かされた排泄物をぶちまけてしまう。
オムツの中に、真昼間の人ごみの中で。
改めて認識した途端、前でオムツを押し上げていた陰茎がどくりと脈打つ。
「前も後ろも苦しそうだね」
世間話でもしているかのような明るい音也の声。
その手は別の生き物のようにトキヤの体を這い回り、硬く締められたままの尻を揉んでいる。
「音也、だめ、もまないで…っ」
「ん〜?」
とぼけた声を出した音也の手の力が一瞬弱まる。
それに油断してトキヤがほっと息を吐いた瞬間、再びぎゅっと尻を鷲づかみにされた。
「ひぃっ!」
細く吐き出されたトキヤの叫びは雑踏に紛れて霧散する。
しかしその拍子に緩んだ穴からほんの少しだけ、びち、と不穏な音が漏れた。
「あ…あ…」
「まだ駄目、締めて」
短く、ぴしゃりと突き放すように音也が言う。
ぴりぴりとした空気にトキヤが涙に滲む目を開けると、すぐ先でティッシュ配りをしている男性が一人。
不味い、と進行方向を変えようとして足がもつれて転びそうになる。
咄嗟に伸ばした手はそのままティッシュ配りの男性の肩を掴み。
「っと、大丈夫っすか」
「〜〜ッ!!」
だん、と力強く踏みしめた足の先から衝撃が全身を伝った。
緩めないように気を張っていた穴にまで力が入って、閉じようと意識する前に濁流が押し寄せる。
「ぅあ…ぁああああ…」
「えっ?えっ?」

困惑してきょろきょろとトキヤと音也を交互に見る男性の肩に捕まったまま、
トキヤがぶるっと大きく震えた。
道路の反対側まで聞こえるのではないかと不安になるくらいの大げさな水音が跳ねる。
ぼろぼろと子供のように涙を流して、最後の力を振り絞って背後に立っていた音也に縋りつく。
肉棒で擦られる時とは違う、焼け付くような感触が中を支配している。
ほとんどの水分はオムツに吸い取られていったが、残った便がびちゃびちゃと谷間を汚した。
わざわざ確認しなくても、尻にあたる不快な感触が全て物語っている。
「すいませーん、こいつ具合悪いみたいで」
人懐っこい笑顔を浮かべた音也がトキヤの肩を抱き、いまだ混乱したままの男性に適当な説明をする。
漏らしてしまった。
よりにもよって、見ず知らずの男性に痴態を見せ付けるようにして。
臭いの元を辿っていた男性の目がトキヤの股間で止まり、その膨らみにぎょっと目を見開く。
その間にも一度に出切らなかった液体状の便がじわじわと襞を伝って染み出し、
トキヤの太ももを汚していく。
男性がトキヤと視線を合わせる。その奥に、軽蔑の色を感じた瞬間、尿道の奥から熱がせり上がってきた。
トキヤが身を竦めてそれをやり過ごす暇も無く、勢いを殺された白濁がだらだらと吐き出される。
「おと、や…」
切れ切れに名前を呼びながら、震える手で音也の服の裾を掴む。
ごわごわした布に包まれて行き場を失った粘液はそのまま竿を伝って流れ落ち、股間の隙間に溜まった。
膝が壊れた玩具のようにがくがくと震え、その場に崩れそうになる。
「ティッシュもらっていい?」
汗と涙でぐちゃぐちゃになったトキヤの顔と、辺りに漂い始めた異臭。
騒ぎはしないものの嫌悪を隠そうとしない男性から音也がひょいとティッシュを受け取った。
ざわめく人の波を縫うように、音也に腕を引かれて歩く。
一番近くにあるデパートに滑り込んで、人気の無い男子便所へなだれ込んだ。


「ふー…騒ぎになる前に入れて良かった」
能天気な声をあげる音也に個室に押し込まれる。
そのまま便座に吸い寄せられるようにぐったりと座って、トキヤは長く息を吐き出した。
一度熱を吐き出したはずの雄はいまだにいきり立っている。
歩く度に敏感な亀頭を乱暴に擦られて、強すぎる快楽に耐え切れなくなっていたところだ。
「音也っ…」
「はいはい、ちょっと待ってね」
もじもじと腰を捩じらすトキヤを制し、音也が手早くベルトを抜き取る。
オムツのおかげでズボンに染みは出来ていなかったが、あふれ出す前にと膝までずり下ろす。
「なーんか赤ちゃんプレイみたい…」
細い腰に巻きついているもこもことしたオムツと、そこから生える白い脚。
固定してあるテープを剥がすと、途端にむっと排泄物の臭いがあたりに充満した。
「うっわ精液も混ざってぐっちゃぐちゃ…」
好奇心に負けた音也がオムツの中を覗き込む。
視線に反応してひくりと動いた陰茎が、トキヤの羞恥に火を点けた。
「やっやだ…」
「何がいやなの」
ずしりと重くなったオムツを落とさないように慎重に外し、器用に丸めてテープで固定する。
予め持って来ていた袋に入れて口を閉じてどさりと床に置いた。
トキヤは視線だけでそれを追って、むき出しになった膝を居心地が悪そうに擦り合わせる。
「俺さ、朝からトイレ行って無いんだよね」
ぐ、とトキヤの髪が乱暴に掴まれ上向かせられた。
「あ…」
目を瞬かせたトキヤの鼻先に、だらりと垂れた陰茎が差し出される。
口で奉仕しろという事か、と舌を出すと頭上から違う、と声が降ってきた。
ファンに愛想を振りまくアイドルのような、きらきらした笑顔。
トキヤが意図を察するより早く、薄く開いた唇に音也の陰茎がねじ込まれる。
「飲んでみたいでしょ?俺のおしっこ」
反射的に押し返そうとした舌は難なく押しのけられ、芯の無い肉がずるりと喉を圧迫する。
自らの身に起こっている事をようやく理解して、トキヤの頬に、耳に血が一気に集まった。
それが屈辱や羞恥では無く、期待と興奮からだと悟られたくない。
そう思って音也を睨みつけてみるものの、この角度では更に彼を煽るだけだった。
「素直になれば良いのに…目閉じて、零さないようにね」
音也の手が伸びてきて、頭を両側からがっちりと固定される。
苦しさに涙が滲むのと同時に、口内に収まった陰茎がぶるりと震えた。
小さくあげた声はそのまま喉の奥に吸い込まれ、水鉄砲のように噴出した尿にかき消される。
「んぐっんんん…っ」
直接中へ注ぎ込まれる生暖かい液体に咽そうになりながら、必死に喉を鳴らして飲み込む。
緊張でからからに乾いていた喉に水分が染み渡っていくのが分かる。
それが目の前の男の尿だと分かっていても、嫌悪感は生まれなかった。
それどころか再び硬さを取り戻し始めた自分の陰茎が酷く恥ずかしい。
「っあ…」
音也の腰がぶるりと震え、終わりを知った。
舌の上を滑って這い出していく陰茎を追いすがって、先端をちゅっと吸った。
「わっ」
驚いた声を無視して、奥に潜んでいた残尿まで丁寧に搾り取る。
不意打ちを喰らった音也は少しだけ赤くなって、慌てた様子でトキヤから離れた。
「ちょっと、もう…あーあまた勃起してる」
すでにごまかせないくらいに成長しきったトキヤの陰茎を見下ろし、やれやれと溜息を吐かれる。
「…ほんとは寮に戻ってからにしようと思ってたんだけど」
言いながら、トキヤの座り位置を正す。
きょとんと見上げるトキヤの瞳は体内の熱がそのまま梳けたようにぎらついていた。
「ここでトキヤが欲しがってるのあげるよ」
ちゃんと洗ってからね、と音也の指がウォシュレットのボタンに伸びる。
プチ、とボタンが凹む音とともに貫くような水流がトキヤを襲った。
「あひッ!!」
体を丸めて衝撃をやり過ごそうとするトキヤの横で、音也がぽちぽちとボタンを操作している。
弱まった水流に円を描くようにトキヤの尻を撫でて汚れを洗い落としていく。
「お尻がきれいになったら、さっきの強い水流でもっかい中洗うからね〜」
これから料理されるかのよういな音也の言葉に、腰の奥がずくりと疼く。
安っぽい媚薬はとうに抜けてしまっているはずだが、トキヤに灯った熱は消える気配を見せなかった。
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どうせならおしっこも、って思って(^////^) 飲尿健康法!って言って毎朝音也の飲んでるトキヤちゃんが見たいです