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カツカツとヒールを打ち鳴らし、疲れをコンクリートに叩きつける。 真夜中でも絶えず車や人が行き交う街中より少しだけ外れた場所にある事務所へ向かい、 裸足になりたい衝動を必至にこらえながら歩みを早めた。 「も〜何で今日に限って撮影が押しちゃうのよぅ!」 そう林檎がぼやいたところで、呆れながらも宥めてくれる龍也は隣に居ない。 卒業オーディションとそれに関わる学園長もといシャイニング早乙女の思いつきに振り回されていたせいで 事務所の雑務が手付かずになっていた、とここ数日会えない日々が続いている。 それでも今日はようやく、仕事の目処がついたからと一緒に呑む約束をしていたのに。 撮影が押している、とメールはしておいたから空いた時間を持て余すことは無いだろう。 龍也の事だ、他にも山積みの仕事があるから待たされた時間は有効に使われたと思いたい。 ようやくたどり着いた事務所の明かりはまだ点いている。 エレベーターを待つ時間すら焦れったくなって、階段を駆け上がった。 「りゅーやっ!」 バンッ と、開いたドアが壁に当たって跳ね返ってくる。 いつもだったら壁紙が傷つくからやめろと怒鳴る龍也の声は聞こえてこず、 面倒くさそうにおかえりと言う声もしない。 「龍也?」 小さく名前を呼びながら、いつも彼が座っている席へと歩み寄る。 整然と片付いた机の中、不自然に散らばった書類の上に黒く大きな塊が… 「あらら…寝ちゃったのね」 眉間に皺を寄せながら寝息を立てる龍也の額には机にぶつけたのかうっすら赤くなっていた。 いつ戻ってくるかも分からない林檎を待つために、仮眠を取らずにいる間に限界を迎えたのだろう。 「龍也だいすきっ♪」 ちゅ、と込み上げてきた愛しさをそのまま額へのキスに込める。 事務所内ではもし誰かに見られても悪ふざけの延長、と誤魔化せる程度のスキンシップしかしないと 龍也と約束していた。 「シンデレラすら帰ってる時間に誰も来ないわよ」 そう自分に言い聞かせ、相変わらず眠りの世界に行ったきりの龍也の耳にかぶりつく。 「っふ…」 「んふふふふ…相変わらず耳が弱いわねぇ…」 軟骨の形を舌でなぞり上げると、びくびくと肩が跳ねる。 気難しい印象しか受けなかった眉間の皺も、上気し始めた頬のせいで悩ましげに見えた。 きっちり留められたシャツのボタンを外して、暑い胸板を撫でる。 「っぁ」 柔らかいままの胸の突起を指先が掠めると、龍也からか細い声が上がった。 背後から龍也を抱え込むようにして体重をかけ、両手で絞るように突起を刺激する。 甘ったるい声が上がらない代わりに、龍也の吐息はどんどん熱を帯びて荒くなる。 硬くしこり始めた突起の先端を爪かりかりと引っ掻くと、龍也の腰がたまならいと言うように悶えた。 「自分から押し付けちゃって…おっぱい好きなのね」 「はぁ…はぁ…ッ、な、え」 ようやく目覚めたらしい龍也が、自分の胸元をまさぐる白い腕を見て目を白黒させる。 「あらん、お目覚め?」 「林檎、てめっ寝ている間に悪戯すんのは反則だろうがッ!!」 「まぁまぁ、待たせたお詫びに天国見せてあげるわよん♪」 胸倉を掴んできそうな勢いで怒鳴る龍也を軽くあしらい、 さらに怒声を浴びせようと開かれた口に噛み付く。 口内を嘗め回しながら龍也の股間に手を伸ばし、慣れた手つきでチャックを下ろして ゆるく勃起した陰茎を取り出す。 「ん、ぅむっんんん"ッ」 ネイルで柔らかい皮膚が傷つかないように細心の注意を払いながら、雁首の付近を握る。 指で輪を作ってきつめに擦りあげてやると、途端に尿道からぬるぬると粘液が染み出してきた。 その反応に満足しながら龍也が座る大きめの椅子に乗り上げる。 「お前、くそっヤるならヤるで事務所出てから…ッ」 「やーよぅあたしは今やりたいの!」 言いながら成長しきった自分の陰茎を取り出した。 初めて龍也に見せた時に本気で泣かれたくらい凶悪な太さと長さを誇るそれ。 おかげで水着は下半身がしっかりかくれるチュニックタイプのものしか選べなかったが、 これで龍也を啼かせられるなら本望だ。 「ほぉら、龍也の大好きなキャンディよ?」 「こんなえぐい飴が好きなもんかよ…ッぐ!!?」 龍也を床に引き摺り下ろした林檎がぷくっと可愛く頬を膨らませる。 「可愛くなぁ〜い。前に喉奥まで突っ込まれておちんちんからダラダラ涎垂らしてたのは誰よぅ」 腰を揺らして喉を突くと、林檎を睨みつけていた龍也の瞳がどろりと歪む。 本当は異物を押し出そうと唾液が多めに分泌されていただけ、と林檎も理解している。 勿論当の本人も。 そして、あえて羞恥を煽るような事を言われて龍也が興奮するのも理解している。 「このまま食道に直接注ぎ込むのと、顔にぜーんぶかけるのどっちがいい?」 ばちんっとウィンクを一つ。 愛らしい表情とは裏腹に、逃げられないように龍也の髪を掴んで腰を叩きつける動作は荒々しい。 腕力では大きく勝っているはずの龍也は逃げ出そうとせず、涙を浮かべながら口を大きく開けて 林檎が動きやすいようにひざまづいたまま。 「…っ!…、」 「ぶっぶー!時間切れ〜お尻の中に全部出しちゃう☆」 「っはぁッ」 ぬぽん、と粘ついた音を立てて林檎の陰茎が引き抜かれた。 赤黒くぬめぬめと光るそれを名残推しそうに見つめる龍也の目の前で、見せ付けるように擦る。 「ほんとは腸内洗浄も一緒にやってあげたいけど、ちょっと時間が足りないわね」 息を荒げてぼんやりした龍也を引っ張り、書類が散乱したままの机に押し付ける。 突き出された腰を撫で回しながらベルトを外し、下着ごとスラックスを膝までずり下ろす。 「んふ、お尻の穴ひくひくしてるわよ?」 「一々言わんでいいッ…!」 「はいはいごめんなさぁい♪」 「っひ!」 ぎゅっと硬く閉じたままの肛門に舌を押し付けた途端、上擦った声が上がる。 ずっと座りっぱなしで仕事をしていたのかそこは汗の臭いと、かすかな苦味がした。 「ぁあぁあ……ッ」 皺を伸ばすように穴の周りを丹念に舐めていると、その先に待つ快楽を知っている龍也の腰が もじもじとくねる。 舌を窄めて中の粘膜を直接舐めればひくついた腸壁に締め上げられた。 「ぉあッ、くそ、んほぉっ!」 「はひひゃないほえひゃへひゃっへー」 「しゃべ、んなッぎ!」 龍也の抗議はまるまる無視して、唾液でべとべとになった穴から舌を抜く。 指で掻き回してやりたいところだが今日は急いでいてネイルを取っていない。 今まで散々可愛がって来た龍也の秘部は舌だけの愛撫でもすっかり気を良くしてぽっかり口を開けている。 ぞくぞくと背筋を駆け上がる劣情に震えながら、ぬるつく陰茎を擦りつけた。 「龍也、ほら入れるわよ」 「勝手にしろ…ッ!」 龍也を慕う町の不良たちが見たら二重の意味で卒倒しそうなギラついた瞳が林檎を睨みつける。 眼光だけは鋭いままだが、上気した頬とだらしなく空いた口の端から零れる唾液で台無しだ。 龍也をうっとりと見つめながら体内に侵入していく。 ぎゅうぎゅうと締め付けて侵入を防ごうとする腸壁を掻き分けて奥へ奥へと進む。 一気に貫かずに時間をかけて挿入するのはわざとだ。 そうすれば龍也の心の準備が出来る。 人気の無い、でも仕事の特質上誰かが来ないとも限らない事務所の一角で犯される心の準備が。 もう逃げられないという覚悟も。 「んぉおおおおお………ッ」 体を押し開かれるに従って、龍也の腰がびくびくと跳ねる。 すでに眼光は消えうせ、白目を剥くぎりぎりの位置で粘っていた。 「ほぉら、奥まで入ったわよ。どう?」 「ひっ…ひっ…」 「イイみたいねん♪…力抜いてるのよ」 「あぎッ!!」 半分程引き抜いて、再び奥まで貫く。 衝撃にバネ仕掛けの玩具のように勢い良く反り返った龍也の首筋から汗が飛び散った。 「ん…ちょっと、龍也」 びくびくと跳ねる腰とぎちぎちと締め付ける肉壁の感触に、林檎が眉をしかめる。 糸が切れたように机に頬を押し付けて涎を垂れ流してる龍也には声が届いていないようだ。 試しに腰を揺すって亀頭を擦り付けてみても、喉から押し出された太い声が漏れるだけ。 「やぁだ、軽くイっちゃったのかしら」 中途半端に弄ったまま放置していた龍也の陰茎に触れると、 痛い程に張り詰めてぬるぬると粘液を吐き出し続けていた。 「りゅーや?」 触って欲しそうに揺れる陰茎は無視して、パンパンに膨らんだ睾丸を優しく包み込む。 やわやわと触りながら浅い位置を突くと甘ったるい声が漏れてくる。 「ぁうっひっひぃっ…」 「心配する必要は無さそうね」 がしりと龍也の腰を掴み直し、肉圧に抗いながら再び奥へと侵入していく。 多少乱暴に動いても龍也の体は壊れないし、意識を取り戻してから叱られることはあっても 実は結構楽しんでいることを林檎は知っている。 擦られたら生理的な射精感に襲われる前立腺だけではなく、そのもっと奥に林檎にしか辿りつけない 愉悦の箇所があることも知っている。 「ほらっ」 「ひい"ッ!」 何度も交わって体で覚えたそのポイントを抉るように突いた。 断続的に陰茎全体を搾り取るように蠢く肉壁の動きに翻弄されないように歯を食いしばる。 空調が働く低い音と、目の前のパソコンが開きっぱなしのデータを何事か処理している金属音。 それら全てを覆いつくすように、林檎が腰を叩きつける音が響き渡る。 奥のそのポイントを抉られるたび、龍也の陰茎からは先走りとも精液ともとれる白っぽい粘液が溢れ出す。 「んふ、凄い顔よ、龍也♪」 「やめ、も"ッもう、ぃぐぅッ!!」 「ッく、」 弛緩しきっていた龍也の体がぴんと張り詰めた。 精液を根こそぎ搾り取るかのように陰茎全体をきつく締め上げられ、たまらず最奥に吐精する。 それに後押しされるように龍也の陰茎も水鉄砲のように精液を噴出し、磨き上げられた床を広く汚した。 「んぉ"おおぉおお…ッ」 ゆっくりと陰茎を引き抜かれる感触に、たまらず龍也が声を上げた。 ぬぽん、と卑猥な水音とともに抜け出した亀頭の先端と龍也の穴を収まりきらなかった粘液が繋いでいる。 一呼吸遅れて、中に出した精液がごぽごぽと流れ出てきた。 「あらぁ、龍也もだけどあたしも随分出したわね?」 「一々言わんでいい…」 げっそりと疲れきった様子で龍也がゆっくり体を起こした。 机の上にあったティッシュで自分の陰茎を吹きながら、龍也の体を机に押し付ける。 「おい、何だよ」 「中にたっくさん出しちゃったお詫びに掻き出してあげる♪」 「いらん!大体お前今派手なネイルしてんじゃねぇか!!」 「ゴムつければ平気よぉ〜そんなに元気なら2回戦しちゃう?」 いつの間にか完全復活を果たしていた自分の陰茎を龍也の尻の割れ目に擦り付けた。 怒りからか期待からか、龍也はぱくぱくと口を動かして真っ赤になっている。 どちらか判断がつかずになぞる動きを続けていると、穴を掠めた瞬間そこがひくついた。 「…正直な体にご褒美あげなきゃねん♪」 「ッ!!!この…」 怒鳴りつけるために開いたはずの龍也の口がヘの字に閉じられて、ふい、と顔ごと逸らされた。 |
皆様の後押しを受けて、「んほぉ!」喘ぎを導入しました!楽しい!! |