「・・・や、・・・あ、あ、あ、・・・あぁっっ、パパぁっ」
「・・・・・・んっ」
華ちゃんの内壁がきゅうっと締まった刺激で僕にも限界が来て、ほぼ同時に最後の瞬間を迎えた。
くたっとなってベッドに沈み込む華ちゃんは暫く苦しそうに息を吐いていて、胸が上下する様が悩ましい。
僕は魅せられるようにその身体を抱きしめた。
「・・・・・・はぁ、・・・ふぅっ、・・・・・・」
お互いの体温が気持ちイイのか、華ちゃんはうっとりと目を閉じる。
それから僕の首筋をぺろっと舐めて『しょっぱい』小さく笑った。
お返しに華ちゃんの口にキスをして、その首筋をぺろりと舐める。
「・・・ぁん・・・っ」
まだ敏感なその身体は、ちょっと舐めただけで大きな刺激を受けてぴくんと奮えた。
僕たちは暫くの間そんな甘い時間を過ごしていたけど、不意に華ちゃんは困ったように曖昧に笑ったかと思うと、恥ずかしそうに僕を見上げた。
その瞳は何かを訴えかけるように揺れて、僅かに涙が滲んでいる・・・
「どうしたの?」
僕の問いに、華ちゃんは何かを言おうとしては幾度となく躊躇し逡巡する。
けれど、何度目かの躊躇の後、とても言いづらそうに口を開いた。
「・・・あのね、・・・私・・・・・・」
「うん」
「・・・・・・恥ずかしい子なの・・・・・」
「・・・えっ」
「・・・だって、パパと・・・スルたびに・・・・・・えっちな子になっちゃうんだ」
華ちゃんは頬を赤くして。
見つめる僕の視線から逃れるように僕の肩に顔を埋めた。
僕はその台詞に内心かなり驚いた。
「・・・何でそんな風に思うの?」
華ちゃんが何を基準にそんな事を言いだしたのか良く分からなくて、僕は出来るだけ優しく聞いてみた。
「・・・・・・・・・・腰とか・・・動いちゃうし、・・・前はね、激しいのとか苦しかったのに・・・・・・今は激しいの・・・とか、・・・スゴク・・・感じたり・・・するし・・・・・・・・・・・・っ、今日だって・・・、奥の方・・・・・・当たると・・・・・・っ、もっともっと・・・って・・・。・・・・・・っ、こんなの変だよね・・・っ、私・・・スゴイえっちな子になっちゃった・・・っっ」
───僕は・・・・・・、
時々、華ちゃんの大胆な発言に振り回されてしまうんだけど・・・
こういう事を言ってる時、本人は大胆発言をしている自覚は全然無くて。
本音だって分かってるから余計に・・・クる。
そうか・・・
華ちゃん、そんな風に思ってたんだ・・・
「・・・じゃあ、焦らされたりとか・・・どう思ってる?」
「・・・・・・最初はいじわるって思うけど・・・っ、段々・・・堪らなくなって・・・・・・っ、何度もおかしくなっちゃう・・・っ」
そうなんだ・・・
聞いてみるもんだな、なんて。
「僕はそんな華ちゃん好きだけどな」
「えっ」
「だってウレシイよ? もっともっとって、沢山求めて欲しいな。華ちゃんは僕とスルの、イヤなわけじゃないんでしょう?」
「・・・ん、・・・っ」
真っ赤な顔してコクンって頷く。
そういうの分かってても認めるのはちょっと恥ずかしいものなんだろうね。
微妙なオトメゴコロってものかもしれない。
「・・・じゃあ、さ」
僕は、華ちゃんの耳元で小さく囁く。
「さっきのえっちじゃ、優しすぎたよね」
「えっ?」
「幸い・・・・・・僕たち、まだ・・・繋がってるし」
「っっ!?!?!」
ビックリしてる華ちゃんを見なかったフリして、僕は上体をゆっくり持ち上げて華ちゃんを見下ろした。
「・・・パパっ・・・っ、わ、私・・・っ、明日・・・学校」
「そうだね」
「パパだってお仕事あるし・・・っ、だからだから」
「うん」
多分、今の僕は最大級の笑顔。
華ちゃんにとっては、コワイくらいの・・・
「だいじょうぶ、壊したりしないから」
「こ、壊すっ、・・・・・・っっんっ〜〜っっっっ!?!?」
動揺する言葉を吐くその唇を思うままに貪る。
藻掻いたってダメだよ。
こんなに刺激した責任はとってもらわないとね。
お望み通り・・・・・・意識が飛んじゃうくらいのしてみようか。
ケダモノのように、っていうのもたまにはイイでしょ?
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