沢村真によるコラム
寝取られについて
 数ある性癖の中で、世に言う「寝取られ」というジャンルがある。
要するに、恋人なり夫なりがいる女性が、愛する者以外に抱かれ、よろめいてしまうというパターンだ。
中には、恋人や妻ではなく母親や姉妹、従姉妹などがそうなってしまう、というものもある。
ただこの場合、「通常」の親子関係あるいは姉弟兄妹関係とは異なる。多分「寝取られ」というものは、相手に対して多少なりとも性愛を意識している場合──セックスの対象とまではいかないまでも、相手に異性を意識してしまっている場合──に限られる。
だから、ごく普通の母親や妹が他人に抱かれてよろめいてしまったとしても、それは寝取られとは言いにくいだろう。
もちろん母親の夫や妹の恋人などがメインであれば寝取られになるが、自分から見て「母」とか「姉」とかいう関係なら、厳密には当てはまらないような気がする。
とはいえ、広義に見れば「寝取られ」の範疇でいいのかも知れない。

 先ほど「よろめいた」という表現を使ったが、かつては民放で多数放映されていた昼ドラ。
今でもあるが、抗議やら自主規制やらで「よろめき」メインのものはほとんど絶滅ではなかろうか。
テーマとして不倫はあっても性表現はかなり抑えめだろう。
昔は、今では考えられぬような不倫セックスそのものをテーマとしていた作品もけっこうあったのだ。
別名「よろめき」ドラマと言われていたものだ。
つまり、この性癖はかなり昔から一般的であったと言えるだろう。
言うまでもなく昼ドラのメイン視聴者はご婦人(しかも主婦)であって、これらのフィクションが支持を受けていたところから見ても、女性には少なからずそういう願望(妄想か)があるということだ。

 翻って「寝取られ」だが、これは「寝取り」も含めて男性側の心理だろう。
自分の愛している女が他の男に寝取られてしまうという意味だからだ。
「寝取らせ」も同じである。

 私が執筆している作品の中でも、この「寝取られ」っぽいものが数多くある。
それらの作品を気に入って下さっている方々からも、よくリクエストを戴いている。
ただ、私の書いている作品が「寝取られ」と言えるのかという疑問だ。
いや「寝取られだろう」と思ってもらうのはいいのだ。
自分としては「少しニュアンスが違うかな」という感覚があるだけだ。

 何が違うのかと言えば、前述したように「寝取られ」や「寝取り」、「寝取らせ」のいずれもが「男性側心理」である、ということだ。
だが私の書いているものは、ほとんどそれはないのではないかと思っている。
実のところ、私が関心を持っているのは「寝取られた男性」ではなく、「寝取った男」でもない。
「寝取られてしまった女」の側なのだ。
だから極端なことを言えば、女性キャラのパートナーは作品内に登場しなくてもいい。
俗に言う「空気」で構わないのだ。
私が表現したいのはあくまで女性の反応や変化なのであって、その相手は比較的どうでもいい。
だから「男性視点」の作品(あるいは男性視点の章)というのはあまりないはずである。
単作の「タッチ」とか「めぞん一刻」の一部作品では「寝取られ」を意識して、達也や裕作目線の文章を書いたことはあるが、あくまで例外だ。

 基本的に私が好むシチュエーションというのは、女性が「イヤなんだけど感じてしまう」というパターンだ。
だから和姦がほとんどないのだ。
どうしても必要なシーンとして和姦を出すことはあるが、やはり書きにくいのが本音である。
和姦でも「イヤだけど感じる」パターンはある。
恋人や夫が相手なのだが、この男が些か変態チックなプレイを女性に強要するケースだ。
ロープで縛って犯すように抱きたいとか、お尻を責めたいとか、放置プレイするとか、SM要素が入ると可能になる。
今後はその手のものも少しずつやっていきたいとは思っている。

 話を戻すと、当サイト内のセックスのパターンがレイプなどの「無理矢理系」ばかりなのはそのせいだ。
まあ暴力的あるいは脅迫的レイプでなくとも、恋愛感情ではないものの親近感を持っている相手に強引に迫られて、というのもアリだ。
「いけないなのに気持ち良い」というのが好きなのだ。
これを表現するには、どうしても「アブノーマル」なものを持ち出さねばならない。
ノーマルなセックスが「愛する者」と「落ち着ける雰囲気の中」で「慈しみ合う」ようなプレイだとすると、アブノーマルなそれは「パートナー以外の男」とのセックスだとか、セックスに不向きな「場所や時間」だとか、「恥辱的なプレイ」だとか、そういうことになるだろう。
私の書いたものは、まず100%これらのパターンになっていると思う。

 つまり「寝取られ」もその一部ということだ。
ただ一般的なそれと異なるのは、あくまで女性視点であるということに尽きる。
人妻ものが好きなのも、「夫がいるのに他の男に犯されてしまい、なおかつ感応させられてしまう」というのが大好物だからだ。
だから寝取られる男側の心理よりも、寝取られてしまった女性側の心理や肉体的な変化に関心があるわけだ。
下世話な話をすれば、セックスで他の男に支配されてしまった女性である。
私が和姦を書かぬ理由はそれらが要因になっているが、加えて和姦は現実で体験できる可能性が高いが、レイプや変態的なプレイで女性を辱めるという行為はまずない。
そんなことをやってしまえば犯罪であり、唾棄すべき行為である。
あくまで妄想しているから愉しいのであって、現実にそうしたいと思ったことは一度もない。
あれはフィクションだから面白いのだ。
常識のある大人なら、強姦されて「あんあん」感じるような女性がいるわけがない、というくらいは誰でも知っている。
あり得ないとまでは言わぬが、ほとんど天文学的な数字だろう。
フィクションだからこそ、女性を好きに妄想させてもらっているわけだ。

 ちょっと話がズレてしまったが、私の「寝取られ」に関する認識はこんなところである。
故に寝取られ上級者には物足りないだろうと思うのだが、そもそも指向性が違うのだからどうしようもない。
その代わり「寝取られてしまった女」そのものに興味がある方のご期待には応えられているのではないかと思っている。
そんな性癖の人が私以外にどれだけいるのかは疑問ですがね(^^;)。

 ここは社長が思ったこと、日頃考えたことを書き連ねる場所です。まあ、日記のようなものだと思っていた
だければ間違いありません。暇つぶしくらいのつもりでおつき合いくださいませ。

クレヨンしんちゃん映画の素晴らしさ − 「クレヨンしんちゃん 電撃!ブタのヒヅメ大作戦」
 実は私、クレヨンしんちゃんの大ファンです。漫画もアニメも大好きで。さすがにこれで18禁二次創作は無理ですが(^^;)。
もっとも、書く人は書くようですけどね。で、しんちゃんで特にお奨めなのが映画なんです。原恵一監督が離れてからは今ひと
つになりましたが、原監督がメガホンをとった映画も多数あります。巷の評判の高い「オトナ帝国の逆襲」や、文部科学省で賞
を獲った「戦国大合戦」も非常に面白いのですが、何と言っても「電撃!ブタのヒヅメ大作戦」が最高です。確かにオトナは泣
けました。あんなに泣けた映画はここ何年もないくらい。そして戦国大合戦も、時代劇映画(戦国もの)としては、実写も含めて
最高の出来なんじゃないかと思うくらいです。

 ですが、アクション映画のファンである私の一押しなのが、このブタのヒヅメなのです。原監督自身、大のアクション映画ファ
ンで、そのオマージュとして作ったというだけあって、そこかしこにハリウッド映画や香港映画のテイストが感じられます。
 ストーリーとしては、国際的犯罪組織が開発したコンピュータ・ウィルスを巡る国連秘密組織との暗闘なんですが、そこに
しんちゃんたちが巻き込まれるという話です。きちんとスパイアクションの形式をとっていながら、それでいてちゃんとしんちゃ
ん映画になっているところが素晴らしいです。

 原監督のマニア度や凝り性加減は銃の設定でもわかります。悪の組織「ブタのヒヅメ」のバレルが使うのはガバメント(しか
も二挺拳銃だ!)。下級組織員たちはHKのMP5/K(このクルツってのが泣かせるじゃありませんか)、サイドアームに
ベレッタのM9を使います。そして正義の組織である「SML」の筋肉が愛用するのはFA−MAS(渋いっ)、サイドアームは
デザートイーグル!
 おまけに設定資料によると、ガバメントの装弾数は7発、MP5は20発なんて細かい指定まである。
いいですか、これしんちゃん映画なんですよ(^^;)。なしてクレヨンしんちゃんでそこまで詳しい銃の設定が必要なのかと思
いますよね。
 しかも射撃の仕方まで凝りに凝ってる。筋肉が追っ手を遮るためにFA−MASを階段で乱射するシーンなんて感心します
よ。この監督、真面目にパロディしてるんですわ。

 そして見逃せないのが声優たちの熱演。石田太郎、山寺宏一、玄田哲章といった人たちは、アニメというよりむしろ洋画アテ
レコのベテランたちですから、その演技力は折り紙付きです。凄かったのは松嶋みのりと速水奨。松嶋はキャンディ、速水は
格好いいヒーロー声でお馴染みですが、彼らはそのイメージは完膚無きまでに打破してしまいました。特に松嶋。キャンディ
の声しか知らなかった人が聞いたら仰天すると思う。

 さらに、今は亡き(と言わなきゃならないのがホントに辛い)塩沢兼人のものすごさ。ニヒル、ギャグキャラ、情けない系。
彼がアテるぶりぶりざえもんは、この3つを兼ね備えた役でかなり難しいはず。それをさらっと演じてしまう塩沢の芝居は凄み
すら感じさせます。特に、この映画の後半、とある部分はほとんど彼が主役になっています。そこでの演技は、まさに塩沢の
真骨頂であり、彼の芝居を楽しむためにわざわざ作ったのではないかと思えるくらいになっています。しんちゃん映画では常
連の彼ですが、この作品のぶっ飛んだ演技こそ、その柳眉というべきですね。

 そんな感じで、ヘタな声優は一切使わないしんちゃん映画ですが、今回最大の功労者は三石琴乃でしょう。
三石と言えば月野うさぎだし、ちょっと降ってミサトですね。うさぎ当時は素人に毛が生えた程度でした。ミサトも、後半になっ
てからだいぶ演技が向上してきましたが、前半はまだうさぎを引きずっていました。しかし! しかし、この映画での三石は
すんばらしいですよ!
 正義側の「SML」に属する女性キャラ、コードネーム「お色気」を演じているのですが、これが5歳の子持ちでバツイチとい
う設定。しかもアクションもののヒロインという、相反するような組み合わせの難しい役を、それはそれは見事に演じきっていま
す。私は断言しちゃうけど、この「お色気」こそ、三石の代表作になると思います。

 最初に、しんちゃんでは18禁にならないと書きましたが、この「お色気」に関してだけは例外です。彼女を主役に一本書きた
いくらいです。いや実際、この映画でも危ないシーンがあるんですよ(^^;)。「ええっ、しんちゃん映画でそれやっちゃうの??」
と、不安とともに、期待と股間が膨らんだものです。まあ、さすがにそれはなくって、ちゃんとギャグで落としてましたけどね(それ
が監督の狙いだったんだとは思いますが)。あれをモチーフにしたら鬼畜な「お色気」責めが書けるなあ、なんて(^^;)。

 何はともあれ、とにかくこの映画は絶対のお奨めです。レンタルでもいいから是非見てみてください。しんちゃん映画初体験の
人は認識が改まると思いますよ。気に入ったら、オトナ帝国や戦国大合戦もご覧になってみてください。

                                                           writen by 2004.12.08
声優の演技力とは?
 MS−DOS時代には想像もつかなかったことだが、今ではゲームソフトには声優による音声が入っているのが当たり前に
なっている。世の中の不景気や、見る側の嗜好の変化により、洋画アテレコの仕事が減少し続けている中、声優にとっては新
たな仕事の創出であり、ファンにとっても有難いことではある。さて、当HPが18禁サイトである関係上、18禁ゲームソフトで
の声優の演技について考えてみる。

 実際にアダルトゲームをプレイしてみると、あるいは18禁ゲームのレビュー等を見ていても、上手な声優と下手な声優が
存在することがわかる。それらレビューを詳しく読んでみると、上手な声優、うまい演技とは即ち、喘ぎ声やよがり声がそれ
らしく聞こえるということに収束されているようである。さらに口淫時のSE音(「ちゅぱ音」とか言われているあれである)の
出し方がリアルだというのもあるらしい。そう言われてみて、注意してゲーム音声を聞いてみると、確かに迫真の演技(^^;)
を演じている人もいる。その上で、絡みのシーンの芝居だけでなく、通常演技もそこそこ上手な人もいるようだ。

 しかし、と私は思う。私は古くからのアニメファンであり、実はそれ以前に声優のファンであった。TVの洋画アテレコ声優の
ファンだったと思ってもらっていい。だからかも知れないが、いわゆる声優ブームというのはあまりピンと来なかった記憶が
ある。これは、かのヤマト以来、何度かムーヴメントがあった。好きだった声優が脚光を浴びるのはよかったのだが、いわゆ
る「アニメ声優」というのはどうも好かなかったのである。もちろんそれは、洋画アテレコ声優ファンのやっかみだと思ってもら
ってもよい。事実、自分でもそう思わないわけではなかったからだ。ところがアニメに転んでしまって以来、アニメ声優も悪くは
ないとわかるようになってきた。それでも自分の中では明確な線引きがあったように思う。演技力である。

 ヤマト時代のアイドルだったアニメ声優に麻上洋子がいる。実際、私もファンではあったが(*1)、そのくせ演技力はまったく
評価していなかった。まさにアイドル扱いだったわけだ。麻上はヤマトの森雪以来の当たり役がなく、またその芝居も向上を見
せなかったため、だんだんとファンに忘れられていく存在になってしまった。以後も、イデオンでハルルという敵方ながらメイン
キャラをもらったのだが、これが見事な失敗作になってしまっている。ファンの人に言わせれば、J9のエンジェルお町がある
ではないか、とか、シティ・ハンターの野上冴子は良かったぞ、という声もあろう。しかし筆者としては「ポールのミラクル大作戦」
だけは別だが、他はあまり評価していない。お町も悪くはなかったが、野上冴子役などは、共演していた小山茉美の方が合っ
ていたように思えるのだ。

 伝説巨神イデオンというTV(映画にもなった)アニメがあった。サンライズ製作のロボットものだが、これが異色であった。
作風が、というより声優演技面で異色だったのだ。恐らくそういう演出意図があったのだとは思うが、彼らの芝居が「舞台風」
「演劇風」だったのである。アニメ声優としての芝居ではなく、舞台俳優のそれだったのだ。田中秀幸、石森達幸、加藤精一、
戸田恵子、林一夫など、舞台俳優としてバリバリの声優が出ていたということもあるが、それはそれはスゴイものであった
(敵方であるバッフ・クランのキャラたちはそれが一層際立っていた。特に石森達幸の素晴らしさよ!)。これに麻上洋子も
出演していた。ハルルという重要な敵キャラなのであるが、彼女にもそういった芝居演出が出ていたらしい。これを無難に
こなしていれば新境地が開けたかも知れぬが、彼女はそれが出来なかった。彼女にとってもイデオンにとっても失敗作になっ
てしまったことは否めない。
 今、彼女を見かけないのは、彼女が本格的に講談師の道を歩んでいるからであるが、恐らく声優としては大成しなかった
であろう。何度か洋画のアテレコもやったが、やはりほとんど印象はなかった。

 しかしその後のアニメブームや声優ブームで飛び出してきた若手の中には注目株もあった。井上喜久子や三石琴乃など
は十分に評価できるであろう。ただ、現在の粗製乱造状態のアニメ制作の中、いわば仕方なく入ってきたような声優や、
メディアへの露出が多く、そのルックスでファンを獲得してきた演技力二の次の声優が増えてきたのは返す返すも残念な
ことである。
 さて、そこへ持ってきて18禁ゲーム(アダルトアニメも入れていいだろう)の声優という、これまた新たな「種族」が誕生し
てきた。彼らはそれまでの声優とはまったく異なっている。個人的には「声優」ではなく、新たな名称を与えた方がいいと思っ
ているくらいだ。では何がそれまでの声優と違うのか。彼らのそれは、つまるところ「ひとり芝居」なのである。これはゲーム
制作の都合もある。ゲームのアテレコは、基本的に声優をひとりずつブースに入れて録音する。相手がいないのである。特
に18禁ゲームなどは、男キャラの声がないものの方が多い。女性キャラが複数同時にエッチするシーンはともかく、ひとり
の場合は相手を意識して演じる必要がないのだ。
 聞いた話だと、たとえ2名以上のキャラが絡む芝居があった場合でも、ひとりずつ録音して切り貼りするのが普通らしい。
みなさんも、アニメや洋画のアテレコシーンをテレビなどで見たことがあるだろう。マイクが数本あり、そこでそのシーンに
登場する声優たちがみんな集まって芝居をするのだ。つまり相手の芝居や呼吸、タイミングも考えて演技する必要がある。
ところが18禁ゲームの場合、それがないのだ!

 これはもう声優の芝居というよりは、ナレーションや朗読に近いのではないだろうか。もちろんナレーションも朗読も声優
の仕事の一部ではある。しかし、18禁ゲーム専門の声優というのは、それしかしないのだ。これはもう今までの「声優」の
スタイルとはまったく別なのではないだろうか? その証拠に、18禁ゲームから出発して、通常の声優(つまり洋画や一般
アニメなど)に進出していった人はほとんどいないのではないか。この、相手の芝居を意識できないというのは、18禁ゲー
ム声優だけでなく、一部の若手中堅声優にもその傾向があるらしく、大塚周夫などベテラン声優でそのことに苦言を呈する
人もいる。しかしこれらの若手たちも、経験を重ねたり、自分でそのことに気づいてくる人もいるだろう。ところが18禁の方は、
気づく機会すらないのである。

 ある18禁ゲームで、有名どころの声優が出ているものがあった。その声を聞けば、声優ファンなら誰でもわかるという
大御所や、人気アニメに出ている人気女性声優もいた。どうも、声優事務所がそのアテレコを事務所として受けたらしく、
そういうキャスティングになったらしい。そのゲームをプレイしてみて改めて驚いた。彼らの芝居が天下一品だったのである。
もちろん非エロの一般演技は、元より18禁専門の彼女らとは比較にならない。だが、肝心のエッチシーンの演技に於いて
も、18禁専門声優たちより遥かに上手だったのである。これはどういうことか。つまるところ、エロシーンの芝居など、プロ
声優たちにとって、どれほどのこともないのであろう。いかに18禁専門声優たちが熱演しようとも、本物には勝てないので
ある。この事実を踏まえた時、彼女らの将来に不安を感じざるを得ない。彼女らは将来的にどうなりたいのであろうか。
「普通の」声優の道を歩みたいのだろうか。それとも、18禁吹き替えなど一時の方便で、ファンに自分を売るための一手段
なのだろうか。恐らく、彼女らのほとんどは「食うため」に18禁の仕事を請け続けているのであろう。その境遇には同情する
し、応援もしたいが、先行きは決して明るくない。彼女たちはどこへ行くのだろうか。

*1……実は会社の同僚(女の子)の友人(当然、女性)が、麻上洋子さんのお姉さんの同僚だった。そのことを知った
      私は大喜びでその人にお願いし、洋子さんのお姉さんを通じてサインをねだったことがある。飲み会の席での
      話だったのであまり期待していなかったが、すぐにメッセージつきでサイン色紙をいただいて驚いた。洋子さんも
      「ファンだと言われて喜んでいた」そうで、大層嬉しかった記憶が残っている。
                                                           writen by 2006.12.03