11月 SENSEITO MONOCHROME
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2007/11/2 稲嶺 我を忘れて必死なんやとは思うけど あまりにアクロバティックな体位に 試合で相手を裏返す練習でもしてるんやないやろかと疑ってしまう。 |
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2007/11/3 稲嶺次男 「将来なりたいのは?」 と聞かれれば 「ヒロ兄ちゃん」 と幼いハルちゃんはいつも答えた。 オレの後ろにぴったりついて、なんでも真似したがった。 可愛い弟に懐かれ、見本にならなあかんと オレは頑張ってこれたんかもしれん。 あれから20年ほど経って、現在ハルちゃんは オレなんか全然相手にしてくれへん…。 オレ一人が「弟離れ」できてへん状態や。 |
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2007/11/4 有働 みんなの憧れの先生は、オレのもんです。 |
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2007/11/9 童貞トリオ 「聞いたんやけど、H高のビー部に”有働にタックルし隊”ってのがあるらしい」 「有働をキャィンいわしたろてやつか?」 「ちゃうちゃう。抱きつきたい奴らやて」 「なんじゃそら!きも!」 「あんな硬いんに抱きついて何が嬉しいねん」 「さぁ?」 「なんでや?」 「わからん」 |
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2007/11/11 H高校 ラグビー部員 「100点ゲームかぁ…」 「さすが伏水…っていうか、有働やなぁ」 「こうなったら、いつもみたいに有働にぎょうさんタックルしたモンの勝ちにしよか」 「いや、それも飽きたし、有働のキンタマを誰よりも早く握ったもんの勝ちはどや」 「おッ!それ斬新!!」 「俄然やる気が出てきた!!」 「いくぞ!」 「おおッ!!」 ※危険なので、握ってはいけません。 優しく包み込むように。 |
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2007/11/12 H高校 ラグビー部員 うしっ! まずは前にタッチ成功!! |
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2007/11/13 H高校 ラグビー部員 「次こそお稲荷さん、イタダキます!」 (フシミ=お稲荷さん=金) |
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2007/11/16 有働くん 危機一髪! |
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2007/11/18 稲嶺 日曜日の昼前。 「しんどいし…厳しい練習で体中痛いし…な?な?」 ベットの中で有働は子供みたいにオレにしがみついた。 昼からの部活をさぼりたいと言う。 完全に甘え入ってる。 「有働はラグビー、好きか楽しいか、どっちや?」 「え…なに、いきなり」 唇をとがらせた。 「なんでもええ、どっちやねん」 「今さら好きっていうか、まぁヤケクソでやってるときは楽しいけどなぁ」 オレは待ってましたとばかりに 「あんな、「知好楽」って言うてな…」 シーツに文字を指で書いた。 「ちこうらく?」 「なにをするにも、知ってる人は好きな人にはかなわへんし、 好きな人は楽しんでる人にかなわんっていうことや」 有働はしばらく考えて 「ああ…そうか、それ、なんとなくわかる」 うんうんと頷いた。 「いま有働は楽しいって言うたやろ」 「・・・・・・・・・」 しばらく見つめあった。 「わかった。行く。部活、ちゃんと行く」 有働はため息をついてベットの下の服を取ろうとした。 「よしよし」 「で…でもその前にもっかいだけ…」 未練がましく振り向いた有働を 「オレは昼から淀(競馬場)に行くんじゃ〜ッ!早よいね〜ッ!」 ベットから蹴り落とす。 訳:早よいね=早く行きなさい |
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2007/11/20 稲嶺 真っ只中に居るときは感じひん。 離れてみて、はじめて当時の幸せを感じるもんなんかもしれん。 |
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2007/11/22 アキちゃん ヒロくんがうまれた2ねんごに、またきょうだいができた。 すごくかわいくておんなのこかとおもったけど、 おとうさんが「おとうと」やっていうてた。 「アキくんの赤ちゃんの時とよぉ似てはるわ」 かおをのぞきこんで、おばあちゃんがいうと 「いやッ、ほんま、ソックリやね」 おばちゃんはハルちゃんのほっぺたをつついた。 ぼくにそっくりのおとうと。 「ハルちゃんハルちゃん、おにいちゃんですよ」 うれしくなって、ちいさくあくびをするハルちゃんを、 ずっとずっとみてた。 |
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2007/11/23 アキちゃん ハルちゃんがうまれて、ニコニコしてへんのはヒロくんだけやった。 ハルちゃんのかみのけをひっぱったり ほっぺをたたいたりしておこられてた。 なんでかな? かわいいおとうと、うれしくないのかな? |
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2007/11/26 |
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2007/11/28 有働ファンの女子高生 「はいはい、練習の邪魔になるから解散してね〜」 休憩時間、有働くんにタオルやお菓子を渡してると、 手をパンパンと叩いて美人が寄ってきた。 有働くんはカッと赤面する。 はじめは噂の「年上の彼女」かと皆でショックを受けたけど 他のメンバーの話によると、なんと有働くんのお姉さんらしい。 最近ラグビー部のマネージャー的なことをしてるんやって。 そう言われてみれば雰囲気とか髪質が似てる。 たとえば本命の彼女がうちらにそう言うてきたら なんぼでも喧嘩は買うけど、有働くんのお姉さんとなると話は別や。 相手が悪い。悪すぎる。 っていうか、将来のお義姉さんになるかもしれんから むしろ好かれたい。 「はい!お姉さん!」 「わかりました〜!」 皆、あたり障りのないように、印象良くバラバラと散っていく。 「みんな素直なええ子やね、ゆうちゃん。 でも男女交際はまだまだ早いからね」 恥ずかしがる有働くんの汗を拭った。 きょッ…強敵!!!!! |