12月 SENSEITO MONOCHROME

2007/12/5

稲嶺



会議が長引いて、一時間も約束の時間に遅れた。

お互い携帯持ってへんし、連絡のとりようがない。
もうおらへんやろうと諦め、でも一応ノロノロと歩いて向かったら…

…有働はベンチで寝てた。
2007/12/6

稲嶺



彼はこのまま、二時間でも五時間でも一日でも待ち続けるんかな。
ほんでオレの顔を見て、ニコ〜ッって笑うんかな。


有働

なんで、そこまでオレを好きになってくれるん?
2007/12/8

稲嶺



……。
2007/12/10

有働


「ン…」

寝てる先生をずっと抱いてると、カラダを反って嫌がった。
そんな無意識な動作、猫にそっくり。
2007/12/14

高橋


稲嶺先生は基本的に大人しくて清楚なんやけど(既に妄想)
たま〜に突き抜ける。

忘年会で稲嶺先生に幹事の役がまわってきたとき、
盛り上げるため殿様に変装までしてるから
「大変ですね、幹事」
声をかけたら、
「やっぱり鼻の頭は赤く塗るべきですかね?」
と真剣な顔で聞かれた。
「いえ、それで充分ですよ!!」
必死でとめると
「やっぱりこんなん面白くなかったなぁ。
 パーティグッズのコーナーにあった
 赤い海パンの股間に金の蛇口がついてるの買えば良かった」
と、本気で悔しがってた。

「………」
2007/12/15

稲嶺


でもパンツをはくと、重さで肝心の蛇口が下を向くらしい。
それも情けないなぁ…。
蛇口はやっぱり雄々しく天空に向いていてほしい。

小学校時代、夏の校庭でガブガブ飲んだ水道の蛇口のように。
2007/12/25

有働


先輩らといっしょに御池通りのカンタベ○ーが入ってるスポーツ用品店へ
買い物に行った時、オレがレジに並んでる間に先輩が女の子をナンパした。
学校帰り、テニス部の子らみたいで、ラケットを持ってる。

スポーツ店一階のカフェで女3男3。
どーでもいい話にひたすらつき合わされてる。

「え〜、ラグビー部なん?もっと怖い人らやと思てたから、なんかイメージちゃうわ〜」
「ほんまほんま〜、とくに…」

女の子らはオレを見た。

「なんか普通にカッコイイし」
「あんなけ自慢してたマミの彼氏より100倍男前やわ!」
「名前、なんていうのぉ?」
「アカンアカン、こいつえらいタラシやし、関わらん方がええで」
「痛ッ…」

先輩が机の下でオレの足を踏んできた。

「彼やったら遊ばれてもいいなぁ〜」
「ほんでマミに自慢したいわ」

・・・・・・・・・・・・・・。

女の子ってなんで自分と人を比較するのが好きなんやろう。
男もそういう人はいると思うし、皆が皆、そうではないやろうけど、
大抵オレのまわりの女の子の会話ってこんな感じで疲れてしまう。
つねに人と自分を比べて、しんどくないんやろか。

今度は机の下で彼女らがオレの足をつついてくる。
オレはため息をついた。

うう…。
やっぱり罵られながらもオニーサン二号店で買いモンすれば良かった。
2007/12/27

2007/12/28

2007/12/29


2007/12/30

有働


うちはAシード校やから他のチームより試合がはじまるのが数日遅い。
一回戦が終わるのを待ってる間は最終調整とミーティングや。

シード校は確かに試合数が少なくて楽は楽なんやけど、
花園ですでに試合をして感覚をつかんでいる、
そこそこ強いチームといきなり闘うのは正直怖い。

この緊張感、どうしてくれようッ!!
(手のひらに「人」「人」「人」ゴクンッ!)

2008年1月 SENSEITO MONOCHROME