呟き日記 12月
サンタなんかきらい

いなみねともはる
おうせつまでヒロにいちゃんとプロレスゴッコをしてたら、おかあさんがたいせつにしてるカップをわってしもた。
「こんな悪い子には、もうサンタさんは来ぉへんからね!」
おかあさん、すごくおこってたな…。
でも、いじめっこのトシアキくんもプレゼントをもらったっていうてたから、サンタなんてうそや。
どうせしんじてへんねんし、プレゼントなんかいらんねんからな!
きらいねんからわたされても、もらったらへんからな!
円陣

有働雄哉
昔から試合前は必ず円陣を組んで気合いを入れる。
苦しかった練習を乗り越えて、皆がひとつになるこの瞬間が、なによりも興奮し、なによりも心が奮える。
全国高校ラグビー大会

有働雄哉
いよいよ花園で全国高校ラグビー大会がはじまる。
花園は高校ラガーマンにとって甲子園みたいなもんや。
すべてはこの大会のため、年中厳しい練習に明け暮れてるから、
なんとしてもなんとしてもなんとしても全力を出し尽くしたい。
それにオレはラグビーの特待生やから、結果を出さなアカンのや。
でも何よりラグビーを楽しもうと思う。

「決勝にだけ行く」
先生は本に視線を落としながら何気なく言うた。
うん、絶対決勝に来てもらう!
その時は先生の視線、オレだけを追いかけてな!

クリスマス

稲嶺智晴
「一人の子供にこんなたくさんプレゼント持ってくるてサンタさんも大変やなぁ」
と、幼い有働が真剣に心配してしまうほど、
クリスマスの朝起きたらプレゼントに埋もれてたって・・・・・どないやねん。
もうサンタなんか信じてへん中学三年までずっとそれは続いたらしい。
つまり去年までや。
「家から通ってたら多分今年もそうなるやろなぁ・・・・狸寝入りが大変やねん」
有働は恥ずかしそうに頭をかいた。
別に信仰はないから、クリスマスなんかどーでもえーんやけどー・・・・・・・・・・・・・・・
えっと、うんと・・・・・・・・・・・・・・・・・プレゼントどうしよかな! → 「クリスマスプレゼント」へ
ユウヤサンタ
脱ぎっぷり

稲嶺智晴
いっつも思うけど、有働の脱ぎっぷりは惚れ惚れする。
ガバッと上着を脱ぐ。
ガバッとシャツを脱ぐ。
ガバッとズボンを脱ぐ。
ガバッとパンツを脱ぐ。
後に残るは高校生とは到底思えへん立派なカラダ。
その脱ぎっぷりには、羞恥なんかどこにもない。
いとも簡単にスッポンポンになる男や。
毎日、寮の風呂場でこういう光景が繰り広げられてるかと思たら同じ寮生が羨ましくなる。
ちなみに服を着るのはどうも苦手。
ラグビーでささくれたぶっとい指で、ボタンをしめるのが苦手みたいで、
いつもノロノロしてるから、新妻のようにオレがボタンをしめてやったりする。
「パジャマでおじゃ○」の子供の方が自分で着れるだけまだ偉い。