呟き日記 5月
バーリトゥード
羨望

稲嶺智晴
ベンチのメンバーは皆、有働の動きを追っている。
どんな小さな動作も見逃さへんかのように。
普段はいじったりしてる上級生も、本当はラグビーをする彼にどうしようもなく憧れてるんや。
資格マニア

有働雄哉
とくかく先生を一人にさせたらロクなことをしてへんのはわかってるけど、
あの人と別れてオレと出会うまでの二年間、何をしていたかというと、
パチンコ・競馬などギャンブル関係は今と変わらんとして、とにかく暇やから
平日は学校の図書室の本を端から端まで読みつくし、休日は京都の神社仏閣をすべてまわり、
それでもやることないんで、今度は「資格」に走ったらしい。いわゆる「資格マニア」ってやつ。
それも漢字検定や英検・パソコン関係みたいにすぐに役に立ちそうなやつやなくて、
「先生がその資格持ってなんの意味があんの?」的な、頭を抱え込みたくなるような資格ばっかり持ってる。
たとえば気象予報士・歴史能力検定・京都検定・・・・・まぁ、このあたりはいいとして、
土地家屋調査士・時刻表検定・きき酒師・きのこアドバイザー・フォークリフト運転技術者・発破技士・・・・は、発破て先生!!
他にも訳のわからん資格をわんさか持ってる。しかもすべてが実生活にまったく役立ってへん。
「危険物取扱も持ってるんやけどな〜、この資格があったら、ガソリンスタンドでバイトするときちょっと時給が高いねん!」
と自慢げに話す先生は、一体どこへ向おうとしてるんやろう・・・・。
雪駄

稲嶺智晴
校内でおっさんくさいサンダルを履いてる教師がよくいるけど、
あれはいかにも役所のコームインみたいでいややから、
近所の寂れた商店街で、プラッチックの安モン雪駄を買うてみた(1250円)。
指が開放されて、ごっつ快適!と喜んで授業をしてたら、
「稲嶺先生ッ!なんなんですかッその履物は!まったくあなたは教師としての自覚というものが云々〜!!!!!!」
・・・・・・いつもの国語教師様にこっぴどく怒られてもぉた。
あ〜あ、仕方がないんで、今度は下駄を買うてみよう。
(↑「先生、全然まったくわかってない!」有働)
Goal post

有働雄哉
元々、難しいことは苦手で、わからんかったらとりあえず前に走っとけ!みたいな性格やから
ラグビーはオレにすごく向いてるスポーツやと思う。
タックルを必死でかわしてると、突然視界が広がって、そのままゴールポストまで走りきれたとき
本当に本当に本当に、気持ちがいい!
![]() 背中 稲嶺智晴 有働はラグビーをしてるからか、重心が安定してる。 普通に立ってても地面に根がはってる感じで、下半身がとにかくしっかりしてる。 尻や腿は筋肉でパツンパツン!オレの好きな部分や。 「親父の背中」とよく言うけど、有働は身体が立派な分、もうその貫禄はしっかりある。 まだほんの16歳の少年やのに。 |
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