呟き日記 6月
アキ兄ちゃんといっしょ
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「アキにいちゃんのおちゃのませて」 「ハルちゃんも水筒持ってるやろ?」 「アキにいちゃんのおちゃのほうがおいしいもん」 「ふ〜ん?おんなじお茶やのに…」 |
闘牛

稲嶺智晴
試合前、選手同士がドッカンドッカン肩と肩をぶつけてるのをよく見る。
きっと試合で生じる激しいコンタクトの衝撃を身体に馴染ませてるんやな。
有働はよく第一列(背番号1〜3番)の先輩にスクラムの練習台にされてる。
その姿はまるで闘牛。
いまから闘いに出る意気込みを感じられて、試合前の選手を見てると、こちらも興奮する。
甘さ

有働雄哉
「有働は優しすぎるんや、そんなんではここぞというときに勝てへん!」
ロッカールーム、メンバー全員の前で高橋にそう指摘された。
試合は84−0。楽勝で勝った。
でも高橋は、オレのラグビーは甘いと言う。
「すべてにおいて恵まれてきたから、有働にはドロ臭さがない」
と言われ、そのときは頭に血が上って
そんなことない!オレは精一杯やってる!
と思ったけど、部屋に戻って一人考えれば考えるほど、高橋の言うことは尤もやと、落ち込んだ。
必死になってレギュラー勝ち取って試合に出てる選手より、ハングリー精神がないということや。
その甘さが試合や態度に出てるところを高橋は注意してくれた。
そのことを先生に話したら
「なに贅沢なこと悩んでるねん」
とデコピン。
「有働は基本的に落ちたことがないからなぁ、まぁそう言われて仕方ないと思うで。数年前の阪●をみろ!」
そこから虎ファンにとっていかに辛い暗黒の時代が続いたかという●神談義が延々はじまったんやけど
そうやって先生はオレをなぐさめてくれてるんやと気がついて、有り難いと感謝しながら、やっぱりオレはまだまだ甘いなと思った。
赤ちゃん相撲

有働雄哉
今日、ものっそい衝撃的な出来事があった。
いきなり校長室に呼ばれて何事かと思ったら、なんと有名な相撲部屋からスカウトが来てた!!
この年齢にしてこの体格ちゅうことと、試合中のタックルに惚れたとのことで。
担任として同席してる先生の肩が震えてる。きっと笑いを堪えてるに違いない・・・・。
とにかく、スカウトの人にはラグビーへの想いを熱く語って丁寧に断った。
でも、オレがお相撲さんて・・・・どうなん、それって・・・・。
実は昔、地元の「赤ちゃん相撲」に出場させられたことがある。
誰よりも泣きに泣いて、「泣きの横綱」を獲得したらしい。
そのとき、ゲストで来てた力士が、
「この子は手足が大きいから、大きな子に育ちますよ」
と太鼓判を押したらしい。・・・・オレ犬とちゃうねんから。
でも、「泣きの横綱」なんて事実、絶対先生には教えられへんな。
よく先生の言うところの「男の股間」にかかわるから!
(元ネタはリクエストがすこし入っています)
ハルちゃん争奪戦

稲嶺智晴
オレが赤子の頃の写真を見ると、女の子みたいな格好させられて、
しかも兄貴二人に引っ張られまくってるのばっかりや。
妹やと信じて疑わへんかった二人は、オレが可愛くて、つねに争奪戦が行われてたらしい。
「ハルちゃんがボクに向かって笑った」
「さっきボクに二回も笑ってくれたもんね!」
「ハルちゃんを離せ」
「そっちこそ離せ」
そうやって二人の兄貴に家中引き摺りまわされ、しまいには雑巾みたいになってたと、いまだに母親が笑って聞かせる。
男の沽券にかかわるから、こんな図、絶対有働にはみせられへんな。
下駄

有働雄哉
カランカランと廊下から音がして、それはだんだん大きくなり、教室の前でとまったと思たら、
ガラッ
「はよ〜っス!」
って、先生やった。
今日の先生のいでたちは、派手な和柄のアロハシャツとジーンズに・・・・下駄・・・・。
昨日、雪駄で堅物国語教師にこっぴどくやられたとこやのに、次の日にはさっそく下駄て先生・・・・。
それって音が鳴るだけ余計にタチが悪いと思う。だいたいどこで仕入れてくるんや。
まったく先生は一人にさせたらロクなことしてへんな。
「稲っち、また怒られるで」
後ろからクスクス笑い声が聞こえた。
皆のヒソヒソ話に気がつかずに淡々とホームルームを進める先生。
ホンマに天然なんはわかってるけど、ここまできたら、わざと堅物国語教師の神経を逆撫でしてるんやないかと疑ってしまう。
・・・いや、おもろいけど。
ああ、今日の休み時間もみれるんや。
真面目堅物国語教師VS不真面目天然歴史教師(横でオロオロ体育教師)図が。
いよいよ学校の名物になってきた対決やなぁ。
・・・いや、おもろいけど。
C☆NVERSE CANVAS ALL★STAR OX

稲嶺智晴
汚れたり破れたりしたら、また同じものを買って、
もう10年以上コンバースのスニーカーを履いている