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ティーア王国の国王付きの間者。
元は貧民街に暮らす。
妹が一人いたが、自殺。
自身は、掏り、かっぱらい、恐喝、強盗、薬の売人、殺人、暗殺など手広くこなしていたが、依頼でセファン26世の暗殺を試み失敗。
その際に何故か気に入られ、セファンの手元に置かれる。
武術は独習の為、ダグヌからは型を注意されることも再々あるが、勘が良い為にかなり強くはああり、まず負けない。勝つのではなく、負けない。
ティーアで数少ない、ルシェラにつく人物。
Cageの後どうなったかは現在不明である。
ティーア王国近衛兵長ダグヌとは公私共に親しくしているが、苛々させられることは多いようだ。
中肉中背。茶金の髪に、木賊色の瞳。
顔立ちは整ってはいるが、さして印象に残るほどでもない。
脱げば肌には細かな傷跡が多く残るが、大きなものはない。
筋肉質であることも、生肌でなくては分からないだろう。
少しばかり長めに伸ばした髪を、無造作に後ろで束ねていることが多い。
一筋縄ではいかない。
世間を斜めに見ているが、それほどの厭世観は現在は持っていない。
自分の命も他人の命も軽視しているが、自分が心を許した人間の命は重んじる。
飄々として掴み所がないが、心根は悪くない。
頭の回転が速く、会話も機知に富む。
町の酒場の女達などとは、随分懇意にしているようだ。
