様々な属性と力を有する石。
有名なものには、火輝石、光輝石、風輝石などがある。
核を持ち、最大で一山ほどの大きさになる。
核は半永久的にその力を持続させるが、一般的にはそれを砕いて利用する。
核から離れた魔法玉は、大きさや出来上がってからの年月にもよるがおよそ一年程度で力を失いただの石となる。
大変便利なものだが、それに比例して高価。
中流階級以上の家庭で主に使用される。
核は数も少なく、放っておけばまた周囲の屑石を集めて魔法玉に転じる為、多くは売り捌かず産出地に残す。
国家レベルでは扱うこともあるが、それも稀である。
赤く燃え、光と熱を発する石。
大きさにより、その力は異なる。
良質で大きなものになれば、軍事にも用いられる。
また、塔や牢、洞窟など、薄暗く冷たいところで重宝される。
熱を発する魔法玉は火輝石だけなので、保温や暖房、調理などにも用いられるが、高価な為にあまり一般的ではない。
火輝石に比べて白みを帯びた鋭い光を発する。
昼の陽の色に近いが熱は持たない。
火輝石よりも汎用性が低い代わりに価格が比較的安く、中流以上の家庭で照明に使われることが多い。
砕く際に一際強い光を発する為、薄く壊れやすく加工したものを目くらましに使ったりする冒険者などもいる。
風を起こす石。
小さなものはあまり用いられず、稀に医療機関などで呼吸の補助などに使われる。
中程度のものは、夏場の暑気払いに利用される。氷輝石と組み合わせれば更なる涼も得られるが、そちらは高価な為に貴族か豪商しか使わない。
大きなものは、風力を利用した船や粉引きの際の補助に使われる。
冷気を漂わせる石。
触れると凍傷を起こす。
医療機関で患部を冷やす際に用いたり、生物の保存などにも用いるが産出場所が限られており高価。
夏場を快適に過ごしたい貴族や豪商には必須の品。