でもネタが思い浮かばないのでした。
ライドウと鳴海さんはいわゆる百合っぽい感じがいいなあ、と。 佐鳴も書きたいんだ、というか書いてしまいましたが 関西弁難しくて公開するか悩むところです。 兄ぃ包容力満点です。鳴海さんで遊べるのは兄ぃだけ! タエちゃんも書きたいんですが、「エ」の字が出ないんです。 どうしよっかなあ。
そして以下長編になりそうなさわりだけ ここをクリック
黒い柱を青い蛇の群れが這う。ちろりちろりと舌を覗かせながら屋根へと昇って行き、それらは頂でおろちとなった。天上の丸い月を呑込まんと、端まで裂けた口をばくりと開く。 木の爆ぜる音と壁が崩れる音。遠くから押し寄せる潮騒。 白い煙が墨色の空へのろしの如く真っすぐに立ち上る。 隣に立つ青年の顔を伺えば、夜の陰影で悲しんでいるようであり、風がそよいでその白い頬に赤い光が差せば、嗤っているようにも見える。 崩れいく屋敷の一瞬も逃さぬよう、目を見開いたまま身じろぎもしない青年の傍らで己もまた、身動き一つできない。 黒く重厚な瓦屋根が崩れる。雷鳴に似た音が静寂の中に轟く。
「……下がった方がいい。火の粉があたる」 思わず半歩退いて声を掛けたが青年は動かない。白い開衿シャツに包まれた肩に手を伸ばすが寸前で言葉に遮られた。 「風が無くて良かった」 持ち上げた腕を戻し、帽子のつばに手をやりぐいと持ち上げた。 「そろそろ消防が来るだろう」 鳥打ち帽を乗せた頭がこくりと頷く。ならば、ここでお別れだ。 青年が振り向く。その顔には全ての物が抜け落ちたような微笑みを浮かべていた。かつての場面で幾度か見た事がある表情を、青年が浮かべているのにぞっとし、焦燥感が胸を焼く。 青年は帽子を外し、深々と頭を下げた。 そうして背を向けて、小さな麻の布袋を肩に掛け歩き出した。目の前を過ぎる火の粉は蛍火のように儚く、赤い光にゆらめく背中は陽炎の中のように朧げだった。言葉の塊が喉を突いた。 「私は」 陽炎の中の姿が動きを止める。 「私は諦めぬ。泥を啜ろうとそこに身を沈めようと、必ず計画を果たしてみせる。だから」 青年がゆっくりと振り返る。赤い蛍火が眼前を行き交う。 「生きて、その日を君も見るのだ」 振り返った青年の表情は遠く、眉根を寄せても見ることは出来ない。思わず拳を握ると掌にうっすらと汗を感じた。
それから僅かな間、その場に留まっていたのは返事を待っていたのではなく、己を包む夢幻の世界に魅入られているからだ。輪郭も曖昧な青年の、おそらく最後になるであろうその姿を目に焼き付けてから踵を返しかけると、低めの優しげな声が、膜を一枚隔て聞こえた。 「さようなら、宗像さん」 その言葉に弾かれたように振り返ると、そこに青年の姿は既に無く、ただ潮騒の音と、あらかた燃えつくし、天から落ちて来た白い煙だけが辺りを包んでいた。
くどいかなぁ…。 で、あとのお話をかちかちと組み立てていければいいなあ と思いつつも さてどれだけかかるのかなあ と。集中力がたりない…。 そしてできれば超力プレイしてから書きたいです。 届くのは今月下旬かな? |