今日が休日だったから、昨夜は調子に乗ってしまった気がする・・・。
決まった時間に目が覚める某には、少し辛い朝になった。
もうしばらく寝ていたいのに、目を瞑っていても眠れないのだ。
頭が割れるように痛いのは・・・二日酔い、と言うヤツか・・・。
「 ・・・ん・・・むぅ・・・ 」
隣には、某の妻( というと、何だか気恥ずかしいが )が幸福そうな顔をして眠っている。
彼女が『 たまには呑もうよ 』と買って帰ったワインを空にして、
勢いづいて、近くのコンビニまで出かけて、更にビールを2人であおった。
おかげで、某も彼女も、服を脱いだだけの・・・下着姿のまま、ベッドに寝転んでいる。
朝陽の中で煌く彼女の髪が、寝返りを打った拍子に、むき出しの肩へと流れる様を見ていたら・・・
身体がガチン!と緊張して、身体が熱くなっていくのがわかる。
( い・・・いくら、夫婦になったとはいえ、む、無防備すぎるの、では・・・ )
頭痛を我慢して、その肩へと手を伸ばす。
タオルケットをそっとかけてやると、くすぐったかったのか、彼女が身動ぐ。
「 ・・・ゆ・・・きむ、ら・・・くん・・・ 」
某の名前を呟いた唇が、にへ、と緩むと( ・・・ちょっとマヌケだ )
そのまま両手を、某の首に巻きつけた。生々しい柔肌の感触に、声も出なかった。
「 な、っ・・・! 」
「 幸村、くん・・・ずっと・・・傍、に、いて・・・ね・・・ 」
彼女の唇が、耳元で紡ぐ愛の言葉。
驚いた顔になったのが、自分でもわかる。けれど、眠ったままの彼女には、当然見えていないだろう。
ずっと・・・と、もう一度呟いて、元の寝息に戻る。
某は、同じように彼女の首筋に手を回して、起こさないようぎゅ・・・っ、と抱き締めた。
・・・何度も誓っているのに、まだ不安に思うところがあるのだろうか。
結婚する前も、した後も、繰り返し言っても伝わらないのか( それは、少し寂しいけれど )
そなたの傍から離れることなど、想像できぬ。
出逢って、触れて・・・限りない優しい愛をくれた、そなたを手放すことなど到底できぬというのに。
傍にいて欲しいと思うのは、某も同じなのだ。ずっとずっと、寄り添って生きていたい。
足りないというならば、この幸村・・・そなたの為に、何度も、何度でも誓おうぞ。
この身に宿る焔は、すべてそなたを思う気持ちなのだと、わかってもらうまで・・・何度も。
それから5分後・・・。
気がついたら、きつく抱き締めすぎていたらしく『 く、苦しいよ!幸村くん!! 』と
彼女の抗議を受けることになったとしても・・・・・・、だっ!
エンドレス・ラヴストーリー
01.Morning( 真田幸村 )
( 信じらんないっ、眠る奥さんの首を絞めるなんて!!幸村くんのバカ! )
( そ・・・某の滾る想い、そなたにわかってもらいたいだけなのに! )
泪と砂糖水
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01.Morning( 真田幸村 )02.Daytime( 伊達政宗 )03.Afternoon( 前田慶次 )
04.Evening( 猿飛佐助 )05.Night( 竹中半兵衛 )
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10.Midnight( ? )
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