Hey,そんなに呼ばなくても聞こえてるぜ。
お前の可愛い声は、な・・・っと、これでいいか。小十郎、後は頼んだぜ。






Good Mornig,よく眠れたか?
先に褥を後にして悪かったな、あまりに気持ち良さそうに眠っていたみたいだったからな。
起こすのも可哀想だと思ってそのままにしちまった・・・俺が居なくて、寂しかったか?


・・・ハハッ!Sorry,つい、な。
怒った顔も可愛いが、機嫌を直して聞いて欲しいことがあるんだ。


なあ・・・昨晩、お前と少し話をしてから寝ただろう?
そうしたらどうだ、深夜まで俺の頭を悩ませていた問題の解決案が浮かんでな。
どうしても、朝のうちに済ませておきたかったんだ。お前の寝顔を見る時間と引き換え、だがな。
けれどこれが形になれば、奥州はもっと豊かになる・・・そう、お前のおかげだ,Thanks.






朝飯はこれからだろう?俺もまだなんだ、一緒に食おうぜ。
なあに、仕事ならもう全部済ませた。後は頼りになる奴らに任せておけば万事OKだ。


俺の方が・・・また、お前とゆっくり話したいと思っていたんだ。


久しぶりに時間を共にして、改めて解った気がするぜ。
・・・俺は、お前と一緒にいるだけで癒される。
曇った空に一筋の光が差し込み、大地を明るく照らすように。
すぐ傍にある陽だまりを思い出せば、『 俺 』は本来の『 俺 』を忘れずにいられるみたいだ。
愛しいお前と、お前のと共に住む俺の奥州を護りたい。それが、今の俺の、力の源だ。






朝飯でも食べながら、どこへ行くか決めようぜ。
・・・さっき、仕事は終わったと言ったろう?今日は一日Freeにしてもらったからな。
天気もいい、馬を駆って2人でどこかへ出かけようぜ。
もっとお前の話を聞かせてくれ、幼い頃や、故郷の話も・・・お前をもっと、知りたい。


・・・ああ、いいぜ。じゃあ、たまには俺の話も聞いもらうとするか。
クッ、そんなに聞きたいものか?面白いかどうかはわからないぜ?
まあ・・・お前なら、どんな『 俺 』も受け入れてくれそうだな。
俺がお前の全てを受け入れ、愛しているように。
ここしばらく、一緒に過ごせる時間を取ってやれなかった詫びも含めて、な。












なあ、それでお前はどこへ行きたいんだ?


お前のためなら・・・願い、全てを叶えてやりたい気持ちになるんだ。














添寝朝話



( お前が望むなら何処へでも。俺はお前が居ればそれでいい )

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