目を覚まして、この状況を理解した時、思った。
ああ、この、可愛い生き物はなんなんだろう?と。
愛ある嫌がらせ
周りには、文献や古い冊子が散乱している。
ソレを読んでいたらしい当の花太郎は布団の上、ちょうどのひざのあたりを枕にして寝ている。
調べものに疲れて、寝てしまったのだろう。
の身体は、万に一人いるかいないかの疾患があって。
そのくせ、護廷十三隊最強の十一番隊に居て。
身体などまったく厭わないの分までの身体を管理し、治療してくれている。
こんな風になるまで、調べものをしたり、薬を調合したり。
治療のための霊力を高める鍛錬も怠らない花太郎。
すべては、のため。
「・・・むにゃ・・・フフ。それ、プルコギですよさん、うふふ・・」
よくわからない寝言を呟く花太郎。
「どういう夢見てるんだか・・・」
苦笑する。
「ほら、おきて花太郎。そんなトコに寝たらかぜひくって」
腕を伸ばし、花太郎の肩を揺すった。
「ん、ん〜、ふあい」
花太郎は寝ぼけ眼をごしごしこすり。
「・・・おやすみなさあい・・・」
布団を上げ、の真横で寝直した。
「・・・・・・・ええと」
ぽり、と額をかき。
まあ、いいか。
そのまま、も寝た。
もちろん翌日は。
「うええええええ!?」
パニックになる花太郎の姿があった。
「夢!?痛い!夢じゃない!エエエエ!?」
自分の頬をつねって、さらに動揺する花太郎。
「花、うるさい」
うっすらと目を開け、がたしなめる。
「あ、すいません・・・・じゃなくて!寝てる場合じゃなくてさん!?」
「ナニよ〜?」
「なにって!え、ぼくきのう、あれえ!?」
キョロキョロと周りを見回し、ここがの部屋だとようやく気付く花太郎。
「覚えてないの?」
「おぼえてって・・・ぼく何かしたんですか!?」
真っ青になる花太郎。
「ソレは言えないな〜」
「エエエ!?」
そんな、可愛い恋人の姿を、は思う存分見て楽しんだ。
【 終 】
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