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「食らいやがれ!!」
バチバチと稲妻がはじける槍を薙ぎ払う雨紋。
雷撃が地を這い、巨大な血の渦を包む。
渦は雷撃を受けて動きを止め、次に身悶えるように大きくたわんだ。
すると、渦に飲まれていた不良たちが一人また一人と中から振り落とされる。
二撃三撃と続く雨紋の雷撃は確実に渦にダメージを与えていた。
後退していく渦。
その間にも、飲み込んでいた者たちを次々吐き出していく。
「オラッ、とっとと蓬莱寺も出せ!!あんなヤツ食ってもうまかねーぞ!!」
一歩また一歩と前に出ながら鋭い雷撃を放つ雨紋。
「・・・・ッ」
は息を飲んでその様子を見守る。
全身を紅く染めた者たちが、地下道の通路のあちこちに倒れている。
生きているのか死んでいるのか、ぴくりとも動かない。
(どうしよう・・・)
近寄って、様子を見ようか。
だが、倒れた彼らからはですら鼻が曲がるほどの生臭い陰気を放っている。
二の足を踏む内に、一人がむくりと起きた。
それを合図にするかのように、次々に身を起こす不良たち。
(よ、よかった。無事、で・・・)
がほっとしたのもつかの間。
彼らはみな、一斉にを見た。
紅く濁った目で。
「っ!?」
あまりにも奇怪なその様子に、ゾッと血の気が引いた。
同時に感じた人の気配。
顔を向ければ、真横に立つ全身を紅く染めた。
「ガアアアアアアアアッ!!」
獣のような咆哮を上げるのは一番最初に渦から放り出された不良だった。
陰気に飲まれ我を失った不良は、に襲い掛かる。
逃げるどころか、瞬きすらできない。
澱んだ真紅に染まったその手がに掛かろうとしたその時。
「ナメんじゃないよ!!」
漆黒の鞭が伸び、不良の横っ面を弾いた。
ギャン!!と悲鳴を上げて転げる不良。
「ナンパならもうちょっと小奇麗なカッコしやがれってのよ!ちなみに全身黒は問題外!」
まるで誰かを想定してのような少女の言葉。
ひゅん、と空を切る鞭の軌跡を目で追えば。
「さ〜、久々に暴れるわよ!」
「わあい、舞子がんばりま〜す!」
見目麗しい二人の少女が、をかばうように立つ。
【続】
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亜里沙、舞子参戦!
(06/09/16)
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