遅刻ギリギリで学校にやってきたオレ。

背後の騒ぎに振り向けば、姉ちゃんと対峙するのは・・・・よりにもよってヒバリさん!






しかも。








「あ、ツナ!」

み、見つかった!




巻き込まれる、ゼッタイ巻き込まれるよコレ!











































  リプレイ 03
































「あのさツナ、チコクてなに?なんだっけ?」

姉ちゃんの言葉に、まわりの空気が一瞬にして固まる。
ボケ?マジボケなの姉ちゃん!?

「なにいってんの!?遅刻は遅刻だろ!時間に遅れること!!」

「時間ってなんの?」




えええええ・・・?




「馬鹿にしてるの?それとも本当の馬鹿?」

会話に割って入るヒバリさん。
その手には、銀にひらめくトンファーが握られていた。

ま、マズい・・・!
ヒバリさん、女子どもだろうと容赦ないから!

「ね、姉ちゃん謝って!」
慌てて走り寄るオレ。

「え、なんで?」
きょとんとする姉ちゃん。

「遅刻したからだよ!」

「それをなんでアイツに謝るの?てゆーかアイツ武器持ってるけどいいの?制服も違うし。それになんでコイツら頭にフランスパン乗ってんの?」

「ゆ、指差さないのー!」
あとそれはフランスパンじゃなくてリーゼント!!

ううう、姉ちゃん編入生だからヒバリさんの恐ろしさを知らないんだよな!そんな姉ちゃんが一番恐ろしいよ!!




「いいから早く!す、すみませんヒバリさん!このヒト今日からココに来たばかりで・・・!」

だからと言って遅刻も知らないなんておかしすぎるけど・・・。




「・・・僕の前で群れないでくれる?」

ひゅうん!とうなるトンファー。




うわ!

オレは思わず身をすくめて目を瞑った。
次の瞬間、ばゥん!と鈍い音。

ヒッ!?

















・・・あれ?痛くない。




おそるおそる目を開くと、姉ちゃんはオレの前にかばうように立ってて、鞄をタテにして・・・ひ、ヒバリさんのトンファーを防いでる!?




「・・・イタッ!金具当たった!痛!!」

でもすぐさまその場にしゃがみこむ。
ヒバリさんのトンファーを防いだものの、鞄の金具が腕に当たったみたいだ。




な、なんかカッコ悪いよ姉ちゃん・・・。




ザッと一歩下がるヒバリさん。

「・・・ふーん?」
そして笑った。

こ、怖・・・!

そのカオを見て、姉ちゃんは立ち上がる。

「あっぶないもの振り回すなっての!そんなもの当たったらただでさえ悪いツナの頭がもっと悪くなるだろ!」

オレ!?

「そんな事は知らないよ」

ひゅんひゅんうなるヒバリさんのトンファー。

「知らないなら教えてやるよ。ツナは赤点以外取ったことないんだぞ!って、奈々おばさんが言ってた」

そんなことイチイチ知らしめるなあああ!
ううう、みんなくすくす笑ってるよ・・・。

「どうでもいいよそんなこと。・・・それより君、このままおとなしく中に入れると思ってるの?」

ヒバリさんのトンファーが止まった。

「入るもなにもあたしはココの生徒だっつーの」
地面を指差す姉ちゃん。

「それを決めるのは僕だよ」

「校長?お前校長?随分お若い校長で!校長なら校庭の草むしりでもしてろ!」

「校長はそんな事はしないよ!」
あ、思わず口に出して突っ込んじゃった。

「だったら校長室に篭もってカツラでも手入れしてろ!」

ああもう、またとんちんかんなことを!




「煩い口だね。今、ここで、黙らせてあげるよ」
ヒバリさんが動く。

そして、姉ちゃんも。






あまりの速さにオレは目がついていかなかった。







・・・たぶん、ビバリさんはトンファーを姉ちゃんの顎に向かってすくい上げるように打って。

でも、姉ちゃんはくるりと身を回転させてソレを紙一重でよけた。・・・はず。







気付けばオレの目の前にはヒバリさんがいて。

「邪魔だよ」

トンファーに打たれ、視界に星が散る。

「ぶっ!?」







と、とばっちりだ〜!















・・・続。











 

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(06/09/16)