オレは退屈な授業の真っ最中で、あくびをかみ殺していた。 リプレイ
05
少女が一人、ツナの家の前に立って表札を読んだ。 だがその容姿も、面差しも、中学生にしてはずいぶん大人っぽかった。 「・・・ふふ」 その声に少女が顔を上げると、塀の上にスーツを着た赤ん坊がいた。 「あたし?あたしは」 「か」 「うん。隣に越してきたの。君は?」 「オレはリボーンだ」 「リボーン君はこの家の、子?」 「違うぞ」 「そう。・・・ここに男の子が住んでると思うんだけど、知ってる?」 「ああ。オレはツナの家庭教師だからな」 「・・・かてきょ?」 「ああ」 「何の科目?」 「なんでも、だ」 「あっは!なるほど。じゃあツナも少しは男の子らしくなってるのかな?」 「まだまだだな」 「そっか、まだまだか!」 「・・・それならあたしも頑張っちゃおっかな」 「?なにをだ」 「ツナの姉貴分復活、てね」 「・・・お前何者だ?」 「あたしは昔、ココに住んでたの。事情があっていなくなっちゃったけど、また戻ってきたんだ」 そう言って、は見上げた。 もう一度住むことになった我が家を。 「でも、まだまだなんでしょ?」 「マフィアのボスとしてはな」 「・・・ま、マフィア?」 リボーンはの手から逃れ、再び塀の上に立つ。 「オレは、ツナをボンゴレファミリー10代目ボスにするためにイタリアからやって来たんだ」 「ボン、ゴレ・・・?」 「そうだぞ。オレの本職は殺し屋だ」 「冗談じゃねーぞ」 リボーンはヒラっと飛び上がる。 次の瞬間、リボーンが立っていた場所に亀裂が入る。 コンクリートが割れる音は後から。 すると、リボーンはもう一度塀へと飛び上がった。 「え、ツナ家にいないの・・・?」 「学校だぞ」 「あ、・・・ああそっか〜、ガッコだね。平日だし」 「・・・なんて赤ん坊よ。知ってたのね」 「あんまり挙動が怪しかったんでな」 もちろんオレはそんな事は全然知らなかった。 |
ヒロインの謎が明かされるのはもうちょっと先。
(06/09/16)