姉ちゃんとリボーンは、学校に向かっていた。

もちろんその時オレはそんなことは知らずに授業を受けていたんだけど。



































  リプレイ 06












「あの子がマフィアのボスなんて、向いてないと思うけどね・・・」
「そんなことねーぞ」

リボーンはいつのまにかの肩に乗っていた。
ついさっき攻撃を受け、銃口を向けた相手だというのにまったく警戒していない。
のほうも特に気にした様子もない。

「フーン・・・でもあの子嫌がってんじゃないの?」
「そんなことねーぞ」

「あ、いまのウソだ〜」
読みにくいリボーンの表情を、あっさり見破る

「・・・・。そこ右だ」

「曲がるの?・・・あ、なんかいいにおい〜」
角を曲がれば、コーヒーの匂いが通りに漂う。

「オレが贔屓にしている珈琲店だ」

「ふーん。え?」

店を通り過ぎようとしただが、リボーンが肩から降りその店の扉を開けた。

「ちょ、ちょっとリボーン?」
追いかける









店の中は落ち着いた造りで、思っていたより広い。

「エスプレッソ」
「じゃあ私カフェオレで・・・じゃなくて。なんで?なんでコーヒー屋でまったりこくの?学校は?」

二人はカウンター席についていた。

「オレはいつもこの時間ここでエスプレッソを飲むんだ」
「・・・・マイペースにもほどがあるね」
「ここのエスプレッソはうめーぞ。お前もそうしろ」
「やーよ。エスプレッソ苦いもん」

「このうまさがわかんねーなんてガキだな」

「・・・赤ん坊にガキって言われた・・・」
カウンターに突っ伏す

その姿に苦笑する店長。

結局店長の薦めもあって、は注文をエスプレッソに変えた。

「ねえ、並盛中ってどんなカンジ?横柄な教師とか、校内暴力とか学級崩壊とか無い?」
「平日に学校がある事も忘れてるのにそういう言葉は覚えてんだな、お前」
「う、うるさいなー。で、どうなの?そこんとこ」

「行けば分かる」
「ケチ」

相手は赤ん坊だというのに、はいつのまにかリボーンに対等に話している。
リボーンもそれを気にもせず気軽に話す。

「焦らなくてもじき分かる。学校も、ツナのことも。・・・普通に暮らしてれば、思い出す」




「・・・・・先生とおなじこというのね」

そう呟くの前に、カフェラテが置かれた。
続いてリボーンの前にエスプレッソ。

二人はそれを楽しみ、店を後にした。










* * *








「じゃあ、明日からがんばるんだぞ」
「はい、よろしくお願いします」

学校に着いたはリボ−ンに連れられて職員室にたどり着き、担任に挨拶をした。

「おまたせリボーン。・・あれ?」
職員室の前の廊下で待っていたはずのリボーンはいなかった。

「なによお・・・、もしかしてひとりでツナの様子見にいっちゃったの〜?」
途端不機嫌な顔になる

「いーわよいーわよ。一人でツナ探しに行くもんね」

こうしては右も左も分からぬ校内を歩き出した。













* * *




















「やあ、赤ん坊」

「・・・雲雀か」

リボーンは屋上にいた。
ここからなら、体育をしているツナたちの姿がよく見えるのだ。

やってきた少年は並中の制服を着ていたが、肩にはガクランを羽織っていた。
その腕には風紀委員の腕章。

その名を出せば知らぬ者はいない、風紀委員長・雲雀恭弥だ。

「ちょうどよかった。暇なんだ、つきあってよ」
「オレは暇じゃない」

「そうは見えないけど?」
仕込みトンファーを見せつけるように出す雲雀。

「アイツならお前とつきあってくれるぞ」

そう言ってリボーンは向かいの校舎の廊下を行くを指差した。

「・・・誰。見ない顔だ」

「編入生だからな。三年だぞ」
「ああ、そういえば。・・・あんな子が、僕の暇潰しになるっていうの?」
「お前でも、気を抜いてるとやられるかもな」

「・・・ふーん。乗ってあげるよ赤ん坊」

雲雀はトンファーをしまい、肩に掛けたガクランをなびかせて屋上を後にした。










「お前の実力を見せてもらうぞ、

一人呟くリボーン。

























・・・続。











 

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ヒバリ警報発令〜
(06/10/02)