並盛中学校、昼休み。

保健室に、一人の少女がやってきた。




「失礼しまっす」
少女はそう言うと、勢いよく保健室の引き戸を開いた。

「いらっしゃーい小猫ちゃーん!」

そんな声で出迎えたのは、白衣姿で無精ヒゲの男。




が、少女の姿を目にした途端、白衣の男は表情を変えた。

「・・・・んだよ、チッ。かよ」
あからさまにがっかりとしたものに。






「・・・昼間っからビール?あいかわらずだねー、先生」





男のその手にある缶ビールを見て、は呆れて返した。








































  リプレイ 11



































「んでー?どうよ、ガッコウは」
そう言ってシャマルはどかりと乱暴に椅子に座った。

「どうもこうも、まだ転校一日目だし」
向かいの椅子に座る

「そーかよ。じゃあほら、診てやるからシャツ脱げ」
ビールを机に置いて、代わりに聴診器を取り出すシャマル。

「なんで?」
はきょとんとする。

「なんでって・・・、調子悪いから来たんだろ?」
手を止めるシャマル。

「顔見に来ただけだよ。ていうか、なんで先生中学校にいるの?」

「ココは保健室でオレは保健医だよ!」

「え、なにそのセクハラ」

「セクハラじゃねェ!天職!!」

「・・・天職じゃなくて天国でしょ?」
冷ややかに言う

「オウよ。可愛い子猫ちゃんがいっぱいだぜ〜?」
聴診器を外してニヤニヤ笑うシャマル。

「先生みたいなヘンタイ、よく雇ってもらえたね。凄い中学校だ」
そう言いながらは持っていた袋から弁当箱を取り出した。

「まあ、歳誤魔化した転校生でも受け入れるとこだからな」
皮肉っぽく返すシャマル。




「マフィアの次期ボスがいるくらいだしね」

箸を取り出し、弁当のふたを開ける





「お前、それ・・・」

弁当を食べ出すを見て、シャマルは眉をひそめる。











「オレの分は?」











「弁当の方か!気になるのは弁当の方か!?あたしはツナがボンゴレとかいうマフィアの次期ボスだとか、その家庭教師が赤ん坊だとかぜんぜん聞いてないんですけど!」

「ああん?言った気もするが言ってねーかもなあ・・・」
顎を撫でながら飄々ととぼけるシャマル。
「とりあえず、マジで俺の分ねーの?このハンサム先生に愛の差し入れは」

「今日の弁当の内容はじゃこご飯に煮卵、ブロッコリーのサラダとえびマヨですが、なにか?」
これでもか、と目の前でむしゃむしゃする

「なにか、じゃねーよ。じゃあ帰れ。弁当なら教室で食え」

シャマルの言葉にはピタリと手を止めた。
「・・・いやソレが。教室では食えないやんごとなき事情が・・・」

「じゃあ、屋上でも行け」
しっしっ、と追い払うシャマル。

「・・・・屋上って、どこ?」

「・・・・お前、方向音痴もそこまでいくと病気だぞ・・・?」

「じゃあ治してよう〜」

「金」

「出世払いで」

「どんだけ出世払いに回す気だよテメー・・・。今までの分足したって、それはもうすんごいプレイになるんだぞ」
呆れたようにを睨むシャマル。

「そのすんごいプレイとやらは完治したら、の話でしょ」

「お前がオレの言うことをおとなしく聞いてりゃそのうち完治すんだよ。何度も言ってんだろ、あの力は使うなって」

「だから言わなかったの?ボンゴレのことやリボーンのこと」

「・・・・、言えば首を突っ込むだろ」
図星なのか、少し間を置くシャマル。

「でも、あたしのことは言ったんだ?」

「なんだよリボーンに会ったのか」

「でなきゃこんな話するわけないだろこのアル中医者!!」

「キャンキャン言うなって、美人が台無しだぜ〜?」
シャマルはくるりと椅子を回転させて背を向ける。

それが、話は終わりという意味だとは知っている。

「ったくもう。昨日も今日もヘンな奴に絡まれるしさ〜、おかげであたしの明るい転校生計画は台無しだよ。転校初日に不良に目をつけられるって、呼び出しってなんだよそれ」
ため息を吐きつつ、は食べ終わった弁当を閉じた。

「呼び出し?なんだよそりゃ」

「・・・・ゲームの話。不良に体育館裏に呼び出されるの。あんなのは転校生のセオリーじゃないけどね、昭和の香り」

「わけわかんねーな・・・。ああ、不良っていや、お前気をつけろよ、。ここには雲雀恭弥っつーガキがいてな。風紀委員長でなおかつここら辺の不良のトップっていう、仕込みトンファー持ったアブねー奴だ。ガクランで目立つから良くわかるだろ」
























「・・・・・・・・・・・・・・そういうの、もっと早く言ってよ先生」

ガクリと肩を落とす


















「まあまあ、姐さん。そうヘコまんと!」

独特のイントネーションを持つその声は、のすぐそばから聞こえた。





















・・・続。











ボケの応酬・・・なんだろこのグダグダ感。
ところでアレはゲームの話ですから(笑)

 +  + 

(06/10/18)