ベッドを仕切るカーテンで、だが。 獄寺は興味ないのか、勝手にパイプ椅子を出して座り、喫煙している。 ツナは、の隣に立っている。 「ええええ!?」 「、お前今日だけじゃなくて昨日もおとついも使っただろう?」 「・・・・・・・リボーンか。あいつ〜」 「シャマル、あの・・・」 ちらりとを見て、またシャマルを見た。 「なんだ?」 「いや、あの・・・・」 「ちょうどいい、お前、を家まで送れ」 「え、お、オレが?」 「そんなチビ必要ないで!ワシがおるんやから!!」 「10代目に向かってチビとはなんだ、この黒トカゲ!!」 「誰が黒トカゲやコラァ!!ニコチン臭いんじゃボケえええ!」 「・・・・、ふー!」 「げふげふげふ!てめ、げふげふげふん!?」 「ううう、うるさいわー!」 「ははは、姉さんのペット面白いっすね」 「ペットちゃううううう!」 「イヤああああ!そこには触れんといてえええ!!」 「・・・?」 雲雀から受けた所業がトラウマになったようだが、それを知っているのはデュランダ自身とシャマルだけ。 リプレイ
21
オレも姉ちゃんも早退して帰路についている。 口を噤んで俯いて歩く。 「ツナ」 「な、なに?」 「手ェ繋いで帰ろっか?」 「・・・・はあ!?」 な、なに言い出すんだよ急に! 「いーじゃんいーじゃん!昔はこうして一緒に帰ったでしょ?」 「帰ってないよ!」 「ほら〜、帰り道の途中の家で飼ってる犬が怖くて、遠回りして道に迷って・・・迎えに来たこと、覚えてない?」 「・・・・あ」 そういえば、そんなこともあったけ。 道がわかんなくなって、しかもどんどん暗くなって、怖かったなあ。 「む、昔のことだろ!」 「・・・・・・・、そうだね。今はもう、中学生だもんね」 「・・・・・・・」 「友達もいて、倒れたあたしを運んでくれて。ツナは強くなったね」 まっすぐ前を向いて、姉ちゃんは言う。 「・・・姉ちゃん」 「の記憶の中には、ちっちゃい頃のツナの記憶しかなかったから」 「・・・・・・・・・・」 「姉ちゃんは?」 「・・・ん?」 目が合う。 「姉ちゃんは、どうしてたの?・・・事故に遭って、引っ越して・・・・」 「ダメって・・・」 隣の家で、姉ちゃんが一人暮らしていたのは知っていたけど・・・。 オレの表情に気付いたのか、姉ちゃんは苦笑した。 「・・・・あんまり覚えてないのよ、両親のこと。事故の後遺症みたいで、記憶に障害があってね。長い間意識不明で寝たきりだったし・・・・」 「そっか」 妙な言動も中学に編入してきたことも、ようやく合点がいった。 そう言う姉ちゃんは、ずっと遠くを見ていて。 「やり、なおす・・・・?」 事故に遭って、ずっと眠っていて。 目を覚ませば、周りだけが未来に進んでいる。 ・・・・ただ、『やり直す』と言う言葉に、違和感を感じた。 「いや、あちこちで間違ってたと思うよ・・・?選択」 そうかなー、とブツブツ呟く姉ちゃん。 「・・・・・」 「・・・ううん、なんでもない」 オレだって姉ちゃんに言えないことがある。 (あ、Dr.シャマルが主治医なら聞いてるのかな?でも知ってたら反対しそうだし・・・知らないか) 「えー?急に行ったら迷惑じゃない?」 「いいよ、今ウチ居候多いし。一人ぐらい増えたって」 「そう?」 「うん」 |
もう一度繋がれた手。
(06/11/15)
リプレイ第三章 家に来る! (クリックでGO!)
に続く。