リプレイ
24
「ガガンボじゃなくて、トライデント・モスキート。それは今から何とかする」 そう言って、どこかに電話を掛ける。 「・・・ああ、先生?あたし。買い物行きたいから、アンジェラ取ってよ。・・・・・・違う、食料よ。今日は半額デーなの!一緒に行くって約束しちゃったのよ。・・・・・・・・ああ、そうよ相手は女の人。ハイハイ今度紹介してあげる。じゃーね」 電話を切るの側から、一匹の蚊が離れていく。 それを目で追うデュランダ。 「それで殺し屋がつとまると思う?」 「えー、ほなら龍紋で」 「あんな小さいものに有効な術式はないわよ」 「はー、さすが姐さんやなー」 「はー、じゃないでしょ。アンタこっちに来た影響で術式忘れちゃったの?」 「忘れるも何もワシ術式よう知らんしー」 「知らんって・・・」 言いかけたの声に被って、チャイムが鳴った。 「ああ、奈々おばさん来ちゃった。とりあえず、誰か来ても電話鳴っても出ちゃダメだからね?」 「えー、電話もアカンの?」 「ダメ!」 カートを押して店内を巡り、レジ前で再会した。 「・・・どうしたの?奈々おばさん」 「お財布が・・・・家に忘れてきちゃったかしら・・・?入れたとばっかり思ってたのだけれど」 「もしかして、店内で落としたとか?」 「そうなのかしら・・・」 「とりあえず、清算はあたしが代わりにしておくから、サービスカウンターに・・・」 二人に声を掛けてきたのは、ガクランを着た少年だった。 目を引く、稲妻型の髪の分け目。 柔和な表情を浮かべた少年が差し出したのは、女物の財布。 「まあ!拾ってくれたのね。どうもありがとう!」 「どういたしまして」 穏やかに返す少年に、は目を見開く。 「こんにちは」 「あー・・・、」 「残念ながら、まだそこまでは」 この近くの本屋で何度か会った事があるんですよ、と少年は続けた。 「そうなの?じゃあ良かったらお礼代わりにお茶でもどうかしら?近くにとってもおいしいケーキ屋さんがあるのよ〜」 「喜んで」 そして。 |
いくらでも爽やかを演じられると思ってます。
でもやっぱりどこか胡散臭いといい。
(06/12/05)