「よう、調子はどうだ?」 「・・・あれ?なんであたし・・・」 「お前、ビアンキのポイズンクッキング食らったんだよ」 「・・・ああ」 さらに周りを見渡せば、保健室にはシャマルしかいなかった。 「オレは出て行くけど、お前どうする?」 「え、何、ナンパ?」 「違ェよ。可愛い子猫ちゃんに会いにさ。調子悪いならそのまま寝てろ」 「やっぱナンパじゃん。それにもうへいき」 「そうか、じゃあついて来い」 「やだよ、なんでナンパに付き合わなきゃいけないのよ・・・あたし、行くとこが・・・」 言いかけたに不快な羽音が迫る。 「そこで寝てるかオレについてくるか、どっちにする?」 「・・・・なんで?」 「なんで、じゃねーよ。お前はどこに行くつもりだよ。さっきまで『先生一緒に帰ってェん』とか言ってたくせに」 「そんな言い方してない。リボーンはどこ?」 「お前はオレと一緒に来るんだ」 「どこに」 「いいからついて来い。行きがてら話してやっから、スネんな」 「スネてない!」 「ハイハイ、お手をどうぞお姫様?」 「やめてよそういうの・・・キショい」 「ニッコリ笑って誘えば落ちる男もいるだろーに・・・」 「そういうのはパス。ガラじゃないよ」 「宝の持ち腐れだなァ、お前」 「ほっといてよ。ほら、行くんでしょ」 はシャマルの腕を取って保健室を後にした。
リプレイ
35
学校を出て並盛町を行く二人は、ほぼ同時に声を上げた。 「看守も他の囚人も皆殺しって、なんでそんな極悪な連中がツナを狙ってるのよ!?しかも人質まで取って!なにそのへヴィーな展開!重いよ!胃にもたれるよ!!」 「お前こそなんでそんな、よりにもよって主犯に目ェつけられてんだ。マニアックにも程があるだろ、そんなところでオンリーワンかよ」 「どこぞのグループの歌と比べないでよ。大体そんな連中、ツナたちに捕まえられると思ってんの!?」 そしてまた同時に尋ねる二人。 「どういう意味!?連中がツナを狙うのはあたしのせいだとでも言うのか!?なんもしてないよ全速力で逃げただけだよ!」 「・・・まあとにかく、あっちの事はリボーンに任せとけ。風紀委員のボーズも行ってるみてェだしな」 「・・・・・・・」 「なんだよ、不服か?」 「別に」 「・・・本当になにもされてないんだな?恥ずかしがらずに言えよ?」 「なに想像してんだエロオヤジ!!それより、リボーンって何者なの?」 シャマルがそこまで信用を置く事が、にはどうしてもわからない。 「・・・アルコバレーノっつってな。虹という意味だが、アイツを含めて七つの色それぞれのおしゃぶりを持つ赤ん坊のことを差す」 「あ、あんなのが他に六人いるってこと?・・・非常識だ」 の脳裏に、7人のリボーンが浮かぶ。 「お前が言うな、ドラゴン娘」 「ていうか、さっきから町中グルグル歩いてるけど何してるの?」 「あー?保険だよ、保険。オレは可愛い子猫ちゃんを守るナイトなわけよ」 「わけわかんない。保険サギ?」 「うっせえ。いいから歩け。病院の帰りだから、そろそろここらを通るはずなんだがな・・・」 並中生への襲撃の噂が流れても、平日の昼間の町には、人が行き交う。 「そもそもさ、先生と二人で歩いてるとなんか援交するオヤジと女子高生みたいで凄く嫌なんだ、」
「うわ!ちょ、なに!?」 「大変や姐さん、大変や!」 「あたしも大変だよ!前が見えやしない!」 「姐さんよりニィさんのほうが大変なんやって!」 「・・・・はあ?ちょっと落ち着いて説明しなさいよ」 が手を離すと、デュランダは一度ぶるっと身を震わしてから言った。 「ニィさんやられてしもたあああ!」 |
(06/12/18)