ヘルシーランドに戻った六道は、通路の割れた窓からやって来るツナたちを見下ろす。 「骸様、連中が」 「知ってます。・・・彼らを下の階で分散してください」 「・・・、わかりました」 どこか楽しそうに六道は呟き、窓から離れた。
リプレイ
42
柿本を追って、ツナたちより一足早くヘルシーランドに潜入したデュランダ。 以前の姿ならともかく、建物内でこの大きさのまま後を追うのには少々無理がある。 「・・・んーと」 周囲を見渡すデュランダ。 「ニィさーん、どこー?」 「・・・・ん?」 「骸は多分上の階だ。どこかにひとつだけ生きてる階段があるはずだぞ」 ビアンキの声に続くのはリボーン。 「え、どういうこと?」 「こちらの移動ルートを絞った方が守りやすいだろ。逆に言えば自分の退路を絶ったんだ。勝つ気マンマンってことだな」 (おしゃぶり小僧・・・結構頭イイやんけ) 奥に進んで行くツナたちはやがて二階に通じる非常梯子を見つけた。 その時、ヨーヨーを繰る乾いた音が室内に響く。 「・・・・・・・・・」 彼らの背後に柿本がいた。 「10代目、先に行って下さい!」 「ここはオレに任せて」 「でも、獄寺君・・・・」 「ハヤト、あなたは前にやられた時、シャマルのトライデント・モスキートで助かったの」 「な!?」 「副作用で、激痛を伴う発作がいつ襲ってきてもおかしくないわ。それでも残る?」 「あたりめーだ。そのためにオレはいる」 「・・・・・行きましょ、ツナ」 「でも・・・」 決心がつかないのか、返事の出来ないツナに獄寺は言った。 「行って下さい、10代目!終わったらまたみんなで遊びに行きましょう」
「・・・・骸様の命令だ」 「そーかよ」 獄寺がダイナマイトの導火線を咥えていた煙草に近づけたその時。 煙幕にむせたデュランダが、天井から落っこちてきた。 「なんだ・・・?た、タヌキか?」 「誰がタヌキじゃこのバクダン野郎!デュランダ様じゃボケー!!」 「デュランダって・・・お前、ゆみこさんのペットの?大きさも形も違うじゃねーかよ」 「誰がペットじゃい!!」 「うわ!?」 「・・・・さっさと済ますよ。めんどい」 デュランダを巻きつけたまま、獄寺は横に跳び、部屋の中へと転がり込む。 「テメ、離れろ!!」 「臭ッ!そして苦!!なんやお前の髪ばっちい!イヤッ!」 「整髪料だ!!」 デュランダの羽が大きく広がり、羽ばたいて毒針をはじき返した。 「なんなんだよお前、一体何しにきたんだ!?」 「ええと、ニィさんどこにおるか知らん?」 「お前の兄貴なんざ知るかッ!」 「ちゃうて、ワシ兄貴なんかおらんて。お前アホちゃう?」 「果てろ!!」 「ンぐ!?」 腹の中でボフ!と篭もった音がして、デュランダは硬直する。 「ったく、そこでくたばってろ!」 乱暴だが、こうすればゴミにしか見えない。 追いかけてくる柿本の足音に、獄寺は部屋を出た。 「こっちだぜ、ヨーヨー使い!」 ゴミとほこりにまみれたデュランダは、聞き覚えのある音楽で目を覚ました。
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(06/12/23)