続・東方短編集
前のがいっぱいになってきたので、新しく作成。
気に入った奴だけ、方々から掲載してきます…☆
mixiの日記や、その他あちらこちらで書き散らした東方SSの貯蔵庫。
会話文から、普通の小説形式の文章まで、色々。
もしかしたらそのうち、これを元に長文の小説が出来上がったりする可能性もあるかもしれません。
また新しいものが出来たら、上にどんどん足して行きます。
上に行く程新しいです。
頭を撫でると、不機嫌そうな顔しながらも本当は喜んでること、私は知ってる。
だってほら、気持ち良さそうに身体を伸ばして。
顔だけは本当にぶっきらぼうなんだけど。
素直じゃないなぁなんて思いながら、私はもっと頭を撫でてやる。
あまり長くはないけど、ふわっとした柔らかい毛に指を絡ませると、心地よい感触。
それが気持ち良くて、もっとさわさわと撫でると、うっとおしいわよ、みたいな感じでモゾモゾと頭を捻る。
その仕草が可愛くて、思わず笑みがこぼれる。
ああ、すごく可愛い。
本当に可愛くて、愛しくて…思わず私はぎゅっと抱き寄せた。
私の腕にスッポリと収まる小さな身体…
温かくて、抱き締めているだけでもなんて心地の良いことだろう。
幸せって、きっとこんなことを指して言うんだろな、なんて…口に直接出しては言わないけど、私はせめて、にっこりと微笑みを浮かべてみせる。
私の気持ちが、きっとこれで伝わっていれば良い…そんな風に思いながら。
………この突っぱねてくる腕さえなければ、もっと幸せなのになぁ…
あ。
酷い、今私のこと睨んだ…
ホントは嬉しいくせに。
全く、いつだって素直じゃない………。
でも、そんな些細な抵抗でさえ、嬉しいと感じてしまう私は………もう、色々な意味で。
末期なのだろうなと思う。
きっと。

2008.04.16
→昔の絵日記より。
これはSSとゆーよりかは…独白だけど。
………つか、ホントは、リアルに猫に対する気持ちなんですが。真白の(笑)
いやまぁ…ここを見れば、わかる話なのだけど。
ホントだったら、魔理沙はアリスが「素直じゃない」ってトコには普通に気付いてなさそうな気がする(笑)
色々な意味で、魔理沙は天然だと思うよw
イラストが気に入ってるので、こっち持ってきたってだけだったり(笑)
まぁ、これはこれで…
2008.07.09
「き…」
アリスはどきどきしていた。
「今日は…クリスマス・イヴだわ…」
もう、準備は整っていた。
後は何もしないでもいつも勝手に来る、魔理沙を待つだけ。
「ケーキもOK。ツリーも用意したわ。ご馳走も沢山作ったし…あは、私ったら、こんなに頑張っちゃって」
ちょこっと、魔理沙とクリスマスを祝いたかっただけなのだ。
だがしかし、想いの丈の表れか、明らかにリキの入った料理の数々。
「…これじゃ、魔理沙に言い訳が効かなくなってしまうわ」
アリスは少し困った。
「だって…」
・
・
・
『あーりすーっ!来たぜっ!』
『はいはい、好きにしてって頂戴』
そこで溜息をついてみるアリス。
そしてテーブルの上を見た魔理沙はこう言う。
『…お?ケーキか?なんだなんだ、今日はやけに力入ってんのな』
『偶々よ。偶々、ケーキを作ってみたかったから作ったの。…どうかしら?私の洋菓子作りの腕は!』
『すごいぜー!相変わらずアリスの作るお菓子は最高だぜ!』
『まっ、当然のことね』
『ん?それに…何か良い匂いがするな…。そういえばそろそろ夕飯の時間だったけな、アリス?私は今、丁度お腹空が空いてるんだ』
『もうっ!そうとわかってて来たくせに!…わかったわよ、しょーがないから魔理沙にもおすそ分けしてあげるわ!』
『やった、アリス様様だぜ!』
『二回も『様』つけなくて良いから!…ねぇ、そういえば魔理沙、今日ってクリスマス・イヴだったわよね?』
『お、そういえばそうだったな』
『丁度たまたまだけど、ケーキも焼いたんだし…折角だから、祝いましょ。ね、魔理沙?』
『おうっ!ケーキ楽しみだぜっ!!』
『ケーキの方かよっ!』
・
・
・
「ふふ…ふふふ…カ・ン・ペ・キ♡」
アリスの脳内で展開する、魔理沙との二人だけのクリスマスの妄想。
弥が上にも気持ちは盛り上がる。
ケーキをわざとダイニングテーブルの上に置き、たまたまそこに置いといたという風を装わせつつ…わくわくどきどきしながら、アリスは魔理沙を待った。
「おーい、アーリスーっ!来たぜっ!」
魔理沙が来た!
「はいはい、好きにしてって頂戴」
いつもの様に、アリスはそこで溜息をついてみせる。
…よしっ、ここまでは予定通り!
平静を装いつつも、アリスの心臓は早鐘を打っている。
「…お?ケーキか?なんだなんだ、今日はやけに豪勢なモン作ったんだな」
「たっ…たまたまよっ!たまたまっ、ケーキを作ってみたかったから作ったのよ!…ど、どうかしらね?私の洋菓子作りの腕は!」
どきどきどきどき。
…ちょっとどもってしまった。
…でも、ちゃんと言えたわ!ここもOKねっ!
しかし、アリスが内心胸をなでおろす心地でいたら、ふとここで予測外のことが起きた。
「…あぁ!そういや今日はクリ★★スだったんだっけな!」
ぽんと手を叩き、魔理沙はそんなことを言った。
「………は?」
アリスの目が点になる。
「え?違うのか?クリ★★スだろ?今日は。…ああ、クリ★★ス・イヴの方だったか」
「…え、あの…」
「なんだよアリス、もしかしてクリ★★スも知らないのか?」
「い、いえっ、そうじゃなくてっ!ちょっ…一体何なのよ!その伏字はっ!?」
「あ?クリ★★スがどうかしたか?クリ★★ス、クリ★★ス!」
「いやーっ!それを連呼しないでってば!!」
「なんだよ、アリスってば…クリ★★スはクリ★★スだぜ?そんな変な言葉でもないよな?…お前、他の一体何を想像したってんだ…?」
「えっ、いやっ…べべべ、べっつにっ…!」
「…お、何かキッチンから良い匂いがするな〜。そういやそろそろ夕飯の時間だったっけな、アリス?私は今、丁度お腹が空いてるんだぜ〜♪」
「なっ、なっ、な………」
魔理沙の妙な言葉に翻弄され、慌てるアリス。
もうすっかり魔理沙のペースに乗せられている。
だがしかし、ここでこれ以上魔理沙に乗せられていては本来の目的が果たせない。
持てる気力を総動員し、用意していた台詞をなんとか吐きだす。
「わ、わかったわよ、どっ…どーせ貴女、そのタイミング見計らってうちに来たんでしょっ!!しょーがないから、おすそ分けしてあげるわよっ!」
「やった、アリスは良い奴だぜ、やっぱり♡」
「そ、そう…、どうも…」
なんだか釈然としない気持ちを抱きつつも、やはりこれだけは言わなければとアリスは口を開く。
「と、とりあえずっ、今日が何の日かわかってるなら…丁度良かったわ。…たまたまだけれども、折角ケーキ作ったんだし…一緒に祝いましょ?ね、まり…」
「おう、私とアリスの楽しいクリ★★スだぜ!」
「ぶっ」
アリスは思わず吹き出した。
* * *
「馬鹿っ!魔理沙の馬鹿っ!!」
「あっ、いてぇいてぇ!ちょっ…屋内で人形使ってレーザー打ち込んでくるなってば!!」
「もう…人の事からかってっ…!!」
「なんだよー、ちょっとクリ★★スって言ってみただけ…」
「………(ちゃきっ)」
人形を構えるアリス。
「う…わ、悪かった、悪かったから!折角の聖夜だぜ!もっと穏やかにいこうぜっ!!」
とりあえずそんな魔理沙をぎろっと一度を睨んどいてから、溜息を一つ。
「そうね…。厳かな聖夜よね。魔理沙なんかのアホな言葉で騒いでちゃ、いけない夜だわよね。神聖な日なんだし」
それはイヤミで言ったつもりだったが、魔理沙に効き目はなかった模様。
「そうだぜ。アリスのご馳走、楽しみだぜ♪」
「え、そんな…大したことないわよ。いつもの夕飯なんだから」
等と言いつつ、魔理沙に言われた「楽しみだぜ」に気を良くしたのか、どんどん料理をテーブルに運んでいくアリス。
明らかに、「ご馳走」の域である。
そんなアリスに、魔理沙は苦笑する。
…しかし、魔理沙もそこはあえて何も突っ込まない。
アリスも、そんな魔理沙に気づいたか気づいていないのか、嬉しそうな様子で夕飯の準備をしている。
二人の間に、穏やかで温かい空気が流れた。
夕飯を食べ終わったら、ケーキの時間。
クリスマス・イヴとは、それが一番の楽しみと云うものであろう。
特に、甘いものが好きな女の子ならでは。
そしてそれは、魔理沙とアリスのクリスマスでも同じく…
「メリー・クリスマス、魔理沙」
とアリスが言えば、魔理沙も同じように…
「メリー・クリ★★スだぜ」
…は、返さなかった。
「…まだ言ってるの、それ?」
「なんだよ、別に良いじゃないか♪」
アリスが嫌そーな顔をすると、魔理沙が楽しそーな顔をする。
「っていうか…それ、一体何なのよ。なんでそんなことを言い出したの?急に」
「別にィ?聖夜だからだぜ?普通じゃないか」
「…いや、明らかに私に対する悪意だわ、それは」
「悪意なんかじゃないぜ〜、好意だぜ!」
「ばっ…ばっかじゃないの!?」
まさか自分が魔理沙に向けているのと同じ意味での好意と違うだろうとは思っていながらも、アリスは顔を赤くする。
…なんでこんな意地の悪い奴なんか好きなのかしら、私。
等と思いつつ。
すると。
「………性的な意味でな」
ボソリと呟かれたその言葉に、アリスは静かな笑顔を浮かべて上海人形にGOサインを示したのだった。
2007.12.24
→いつしかの絵日記で書いてた奴(笑)
「今日はめでたいクリ★★ス!(性的な意味で)」
を言いたいが為だけに、書かれたSSだと云う………。
2008.07.09