その日、たまたま僕は魔理沙の家に訪れた。
まさか、そんな場面に出くわしてしまうとはー…予測もしていなかったことだった。
「魔理沙、こないだ頼まれてた累月の月の粉の話なんだけどー」
ドアノブに手をかける。
「あ、霖之助か!?ちょ、待て、今はまだー…」
「何だい、珍しく片付けでもしてるのか?今更じゃないか」
はははと笑いながら、いつもの様に勝手知らずとドアを開けるとー…

「あ゛」
「…あら」
「ぅあ、バカ!!こんの………」
上からそれぞれ僕、アリス、魔理沙の台詞である。
「入ってくるなと言っただろーがこの変態霖之すけーーーーーぇ!!!11!!」
「うっわぁっ!?」
中から星形の小さな弾幕がいっぱい飛んできた。
僕はあまりにあまりの事態に対応が遅れ、魔理沙の弾幕に思いっきりぶち当たってしまった。
受身も取れなかった僕は、派手に後ろに吹き飛ばされた。
バタン!!!1!
扉が乱暴に閉まる音がした。
「いっ…たたたた…」
正直に言うが、僕は体力に自信が無い。
魔理沙達が何だかんだであちらこちらと弾幕戦を繰り広げていることは知っていたが…妖怪の血が少し混じってる僕とは言えど、騒動に参加することは一度たりとて無かった。
僕には魔力が無いからだ。
道具に関する、不思議な能力があれど…僕は基本的、頭脳戦以外では全くをもって役に立たない。
男として情けないとは思うものの、これは魔理沙や霊夢たちがちょっと…いや、かなり異常であるだけで、一般人である僕では仕方の無いこと…
そんなことをふと呆けた様に考え、僕はふぅと小さく溜息を吐き、仰向けに倒れたそのままの状態で両手両足を大きく地に投げ出した。
「………やっぱり魔理沙は小さいんだな」
つ、と鼻から流れる紅い筋。
さっき見た光景が頭から離れない。
魔理沙の星弾幕を不覚にも直撃で受けてしまったが…
「少女二人の生着替えシーン、GJ」
清清しい笑顔で、蒼穹の空を眩しく見上げたのだったー…
「だから言っただろう!?今は着替え中だから男は立ち入り禁止だと!!!!」
「…いえ、確かそこまでは言ってなかったわ、魔理沙」
「や、やぁ…確認もせずに入ろうとした僕が悪かった。すまなかった、二人とも」
等とすまなさそうに言いつつ…がしかし、僕の目は言葉とは裏腹、ものすんごく二人をじろじろ舐める様に見回して………はいなかったが。
でも気分的には正直、それくらいの勢いで二人を眺め回したかった。
なにせ、今、二人は。
「でも霖之助さん、ほら…なかなか似合うでしょう?」
「う…いや、だからな、これはアリスが勝手に…」
「何よ、私が作ったお洋服、見せたら目を輝かせてたクセに…」
「なっ…違っ、わ…私は、別にっ…!」
魔理沙の方は…いつもの髪を下ろした姿ではなく、頭の高い場所の両脇、紅いリボンで二つに縛ったツインテールが揺れていて…
両肩に流れ落ちる金髪の癖っ毛が、少女らしいオレンジの花柄のワンピースの上を遊んでいる。
可愛らしい丸襟の、レェスたっぷり飾りのついた白いシャツをアンダーに…腰から膝までをふんわりと広がる、襞の沢山寄せられたスカート。
おまけに靴までも、ワンピースに合わせた茶色の革靴で…
それはまるで。
「うーん…いつもの白黒が、まるで見違える様に女の子だ…」
「うっせぇな!!私は元から女だ!!!」
「ま、まぁまぁ、どーどー」
等と苦笑しながら魔理沙を宥めているアリスもまた。
頭の後ろ、魔理沙とお揃いの紅いリボンで高々と一つに縛り上げられたポニーテールの先端が、元気にくるくるとあちらこちらに跳ねていて。
そしてその華奢な身を包むワンピースもこれまた…魔理沙とお揃いのデザインらしく。
だが、色合いが魔理沙とは違い、けばけばしくなく、上品なのだけれども質素で味のあるピンクで…
魔理沙と同じく、膝が見える程度の丈のワンピースの裾。
そういえば、いつものアリスの蒼いワンピースの丈では、膝が見えなかったなと思い出す。
靴は頭のリボンに合わせたのか、紅くて丸いフォルムの、少女らしいストラップシューズ。
「アリスも…どうしたんだ、元気でとても少女らしく見えるよ」
「失礼ね、どーせ私はひきこもりで老けてるわよ」
「いや、本当に可愛k「実際私よりもけっこう歳食ってるよな、魔界人だから」
「あっ…貴女とは生きてる時間が違くてよ!」
「へへーんだ、ぴちぴちの私が羨ましいか?」
「ふん、そういう貴女だって、早く捨虫の魔法を習得したら?じゃなきゃすーぐによぼよぼのおばーちゃんになっちゃうわよー?」
「うるさいな…まだ、私は習得しないんだ、それは」
「もう、どうしてよ?いっつも魔理沙はそればっかりなんだから!」
「人には人の事情があるんだ。まだ誰にも理由は話せないぜ」
「また秘密主義?なんかやらしーわねー」
「どこがだ、どこが!」
「全部よ、魔理沙のぜ・ん・ぶ!」
「何をっ!表に出ろ、アリス!!」
「やーよ、私が折角作ったお洋服が汚れるじゃない」
「む、それもそうか…」
「ふふ、ほら、やっぱりそのふりふりのお洋服、気に入ったんじゃないの」
「え、いやだからそれはだな…」
自分を遮って、目の前で繰り広げられる少女達の会話。
うーん…なんというか…
すごく…萌えます………
とりあえず僕はしばしの間、可愛らしく装った少女二人の痴話喧嘩を、にこにこと微笑ましく眺めている体を装いつつ、生暖かい視線をじっくりじっとりと送りまくったのだった。
嗚呼、眼福也眼福也。
‐‐‐−−−−キリトリ−−−−‐‐‐
………と云うわけでございまして、ええ。
魔理沙とアリスに双子ロリを着せてみました。
………文中で♡
………え?
むしろその絵を描けよって?
いやいや。
そんな、いやいやいや、はっはっは(笑)
表の『ぽにてありすついんてまりさ』の………実はこれが原案だったり致します(爆)
だからポーズもほとんど変わらない…違うのは服着てるか着てないかってだk(殴)
うん、そう、元々はこういう光景を思い浮かべながら、こーりんに裸見られてバッ!って両手で慌てて体隠したー、みたいな感じの絵を描いてて…
でも、なんだっけ。
うーんと…あ、そう。
そんなん描いときながら、あんまし上手く描けなかったなーと思ってしばらく放置しといたんだけど…
ふとある時、勢いでミクシ日記にポニテアリスとツインテ魔理沙をうpしたくなったものだから………うん。
わざわざ健全に直してうpしたの。
………うん。
なんか、こう………
阿呆だな、真白…w
うん、色々な意味で…うん…www
上の絵が気に入らなかった理由は…
アリスの下の、奇妙な段差。
ふ、不自然だ…www
元々、魔理沙のツインテール姿が描きたくてしゃーなくなって、てきとうについんて魔理沙を落書いてたら…こんなんが出来上がって。
でも、魔理沙の足と、アリスの膝の位置がどう見たって同じ床の上にある様に見えなくて…(落書きだったので、そこまで気が回らなかった)
だから適当に段なんて付けてみたんだけど。
………正直、可笑しなことになってしまい…後悔orz
そして他にも気に喰わない所がいっぱいあり、放置への道一直線…だったのだが。
思いがけず『ぽにてありすついんてまりさ』を描くことになったので、まぁ…事実暴露と申しますか。
あの絵には、そんな経緯があったのですよ、と。
ちょっと恥晒しを…w
そーだ。
それから最後にも一つ恥晒し…☆
前回のイラスト。
上に重なってる方の手がなんかおかしいと思った。
………両方とも、右手ぢゃん、これ………
また間違えた!また間違えた!
手!!!1!!
ちくしょう、手を描くのは難しいんだぜ!!1!!!1!
2008.02.26(火) 真白茶飴