08 秘められた関係
仕事中は「大佐」「中尉」。
仕事が終わり司令部を出たら「ロイ」「リザ」。
それを何とも思わない位には、自分達が相思相愛だという事も知っている。
それどころか、一部の周りの人間に気付かれているのさえ承知の上。
それでも、お互いに想いは伝えない。
言葉にしなくても心で会話できる特権を、その快感を、今少し味わっていたいから。
多分これは、『秘密の恋』という公然の秘密を、
より美味しくするためのスパイス。
その名は、
『未必の故意』。
ヒミツノコイとミヒツノコイを掛けてみました。
しかしちっとも秘密の関係じゃないですね。
むしろだだもれ。
しかも本人たち分かってやってんだから性質が悪いです。
(未必の故意:行為者が、事実の発生を積極的に希望したわけではないけれど
自分の行為からある事実が発生するかも、と思いながら
発生しても仕方がないと認めた上で行動する心理状態。
半ば、わざとやっている。)
しかし、本人たちは大変楽しそうなんで
いいんじゃないでしょうかね…
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